173 漢字の学習(中学入試総仕上げ)


はじめに

今日の教育コラムは、中学入試に向けた漢字の学習に関するご質問をいただきましたので少し具体的にこんな練習をしてみたらというお話をしてみたいと思います。
まずは、前提として自分なりに漢字を少しずつ頑張って勉強してきているとします。その中で困っていることはどんな問題が出るのか不安だという悩みを抱いているとしましょう。それでは、まず、どんな漢字をおさえておくべきでしょうかというお話からです。
具体的に次のようなチェックシートを作ってみましたので見てみましょう。

漢字チェックシート

次のようなチェックシートを作ってみました。

中学入試 漢字 語彙 チェックシート (ダイバースタディー)

ダウンロードが自由にできますのでよかったら使ってみてください。
まずは、「①よめるかな」「②わかるかな」「③かけるかな」の順に学習してみましょう。読めただけでも、得点につながりますし、分かれば文章題の理解も進みます。そして読めて分からないと書くのは大変難しいので、その2つができたら書けるようにしましょう。
では、どんな漢字を選んでいるかというと国語以外の理科や社会の授業でも出てくるような用語や普段はあまり目にしないけれど知っておいて方がよいような意味をもつ漢字を選んでいます。特に5・6年生の漢字を中心にまとめていますので数は多いですが今学習しているものやこれから習うものもありますので、忘れてしまったものは意外と少ないかもしれません。
国語は様々な教科の基本となる役割を持っています。特に漢字は、4年生では都道府県の名称に用いる漢字がたくさん配当されていたりと教科との連携が意識されています。ですから、入試でもそうした各教科の重要用語なども出題されることを想定して練習しておくとよいですね。

学習する内容の全容を常に意識する

今全体のどれくらいの学習範囲を終えたのかをしっかりと意識するためには、全体を把握しておく必要があります。全体像を大きくとらえすぎると負担感が強くなりますし、見渡せないので不安になります。
だからこそ、自分が常にどの辺をどうやって走っているのかを定期的に確認する必要があるのです。そのためには、ふり返り確認していく作業が重要になります。
漢字チェックシートをきっかけに、他の教科でも受験まであと3カ月という段階でやり残したことがないかを一度確認しておくといいですね。
目安は、10月の終わりまでに確認、11月から仕上げ学習の開始が望ましいですね。

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