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『観光地に行くと、どうしても篠山紀信になってしまう』

私は昔から観光地へ行くと、「写真を撮ってくれませんか?」と頼まれる事がよくある。

私はお城巡りが好きでよく行くのだが、色々なお城で写真を頼まれたり、北海道旅行に行った時には日本の最北端である宗谷岬でも頼まれ、凍えそうになりながらも写真を撮っている。

観光地以外でも、バイク旅をしているおじさん2人組から、何処にでもあるドラッグストアの前で「バイクと一緒に写るように撮ってください!」と頼まれた事がある。

これは何故だろうと考えてみた。
写真を良く頼まれる事についての、私の考えとしては、知らない内に私から、篠山紀信オーラが漏れ出しているのかも知れない。
いや、そうに違いない。

一眼レフすら触った事が無いような私であるが、私の中の篠山紀信が外に表出しているのだ。
私の中に篠山紀信が存在しているのであれば、カメラを始めてみても良いかも知れない。
新加勢大周のように新篠山紀信となれる日がやって来る。

そんな冗談はさておき、写真をよく頼まれる事で、良いメリットが2つある。

1つ目として写真を撮るのが上手になってきている気がするのである。

他人の思い出写真を撮るという重圧からか、「まずは城を全面に入れなきゃ!、そして全身もしっかりと写して、かつ桜の木も一緒に入れておこう!」
などと構図を考えて、地面にしゃがみ込む勢いで、写真を撮っているせいか上手になっている気がする。

2つ目として、逆に写真を撮って貰える事である。
写真を頼まれて撮った後に「あなたも1枚どうですか?」と訊ねられる事が多々ある。

また「写真を撮ってください!」と中々、他人に言えない恥ずかしがり屋な私にとっては、「写真を撮ってくれませんか?」という申し出は、かなりありがたいのである。
向こうから話し掛けてくれると、こちらも写真を頼みやすいのである。

私は基本的に1人行動が多い為、観光地に行っても自撮りになるか、風景だけを撮るかになってしまいがちである。

しかし、頼まれた後に写真を撮って貰える為、私のスマホの中の写真アルバムの中には観光地と私がばっちりと共演した写真がいっぱいあるのである。
篠山紀信オーラさまさまである。

この記事を書いていて思ったのだが、私は写真以外にも、外で知らない人に話し掛けられるイベントが多々ある事に気付く。

散歩中に道を聞かれたり、スーパでお爺さんに「今って何時?」と聞かれたりとだ。
(サザンの桑田オーラも出てるのかな?と書こうか、書かまいかと悩んだが、一応書いておく。)

こんな風に外で知らない人に話し掛けられる私であるが、近所の犬にも通る度に毎回のように吠えられてしまう。

あの犬も実は、私の篠山紀信オーラに気が付き「写真を撮ってくれませんか?」と話し掛けてくれているのかも知れない。

今度、散歩に行く時には昔流行ったバウリンガルを何処かで入手するか、犬語をマスターせねばならない。

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