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フェイジョアの可能性を探る2

前回👆の続きです。前回を要約すると👇

フェイジョアはおいしいけど可食部が少ない…果実酒にしたらどうだろう?

漬けてだいたい一ヶ月経ったので結果発表と行きましょうか。
実のみ、皮のみ、実と皮両方の3パターンを比較します。


皮のみ

まずは皮のみの試飲をします。
思ったより色がいいですね。
透明感もなかなか。

さて、肝心の味ですが、やはり皮由来の苦みが抽出されてますね。不快な苦みではなく、トニックウォーターのような感じ。強炭酸で割って飲むといい感じかな。

実のみ

次は皮を厚めに剥いて残った中心部分を漬けたものです。
皮よりやや色が濃いかな。
去年漬けたものより透明度が低いです。
なんか沈殿物が出来てますね…
皮を厚めに剥いたのでゼリー層が露出しているのが原因かな。
果実酒と漬けた実の味がほぼイコールなので、果実酒ゼリーみたいに食べられます。

皮をとっているので苦みはほぼなく、やや甘めに出来上がっていたので飲み方としてはロックかお湯割りなんてのも悪くなさそうです。生フェイジョアの香りをケミカルに感じる方にとっては漬けた実を食べやすく感じるやも。

実と皮両方

この果実酒は熊本の物産館で購入したフェイジョアを使ったものです。

漬けたのが1週間くらい遅いのでちょっと漬かりが浅い感じがしますね。
フェイジョアは空気に触れると酸化して変色します。
つまみ食いしながら作ったので皮の比率多め。
さて試飲。
色は薄いですがこれはこれでおしゃれな感じしますね。

香りはもちろん、皮由来の苦みと酸味も感じられますが、実が少なかったのもあって甘みが私の好みではないですね…ちょっと修正しておきましょう。

甘さは後からどうとでもなるので最初砂糖少なめに作って調整するのも手。

フェイジョアは香りが強いので漬けてすぐに飲める果実酒が出来るのは魅力的ですね。揮発性が高い香りが長期熟成ではどう変化するか未知数ですが…


余談

フェイジョア酒の奥に控えていた謎の2瓶…

以前投稿した👇記事にちょっと補足しておこうと思います。

このタイトルだと『果実酒を長期熟成させちゃいかんのか?』というお叱りをいただきそうですが、挑戦的なレシピを10年放置した結果微妙だったというだけで、鉄板レシピで仕込み保存状態がよければ長期熟成しても美味しい果実酒はできます。

果実酒として安定の梅酒
これは大瓶で漬けたものを混ぜて小瓶に移したもの。
容量が減ると空気との接触が増えて宜しくないので飲み切りますか。
うめぇ

ブランデー由来の干しブドウのような風味に10年の歳月によって梅から完全に抽出されたコクが加わり、飲み干した後、グラスに残る雫すらそれが銘酒であったという余韻を放っております。

余談の余談

2023年は断捨離の年にしようということで色々と片付けている最中ですが、ウィスキーと果樹は価格決定において結構共通している部分があるように感じました。供給量が安定していると有名ブランドでも価格が安定しますが、人気沸騰のジャパニーズウィスキーだとノンエイジでも手が出ないレベル。

今の相場を調べたら目ん玉飛び出すような高騰をしてる銘柄がありましたわ。

新しく買わずにあるものを飲むとして、こいつらを飲み終わったらブレンデッド果実酒とか、そっち方面に趣味をシフトしますかね~
究極、個人の趣味で作るものは自分で飲んで美味ければ正義なので。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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