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Nick DeCaro – Italian Graffiti (1974)


AOR誕生前夜な超重要アルバム。今のところサブスクにないのが残念。Tommy LiPumaとの共同プロデュース作品との事で、当時Michael Franksのアルバムを先に知り好きになったんだけど、結局そういう事か〜!とこのアルバム出会った後で納得したの覚えてるな。

当時('70年代前半)流行っていたカーペンターズやビーチ・ボーイズのようなポップ・ミュージックに、もっと大人っぽいサウンド、つまりジャズやソウル・ミュージックのエッセンスを加えてみたら……というコンセプトで出来上がったのが『イタリアン・グラフィティ』なんだ

CDのライナー・ノーツより引用

このようにNick DeCaro本人が語っており、まさしくだ。サンシャインポップ、ソフト・ロックをもっと都会的に発展させていった先にAOR的音楽が形成されいく感じ。全曲カバーなんだけど選曲、アレンジもう完璧な魔法のようなアルバム。Stevie Wonderのカバー「Happier Than The Morning Sun」「Angie Girl」、Joni Mitchellのカバー「All I Want」などなど正直どれも原曲超えしちゃってる。「Wailing Wall」はTodd Rundgrenなのか。とにかく全編に渡って美しすぎる・・・

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