WeChatで1億1,700万ビューを稼いだBMW china (事例研究)

中国人はほぼ全員が使っているアプリWeChat。

LINEと同じように広告でのマネタイズをしていますが、LINEの広告とはビュー数が桁違いです。当たり前ですが。笑

今回は、WeChatの事例とニュースメディア一点资讯の事例を見ていきます。

緻密なターゲティングと導線設計で確実にユーザを獲得したBMW

上図はWeChatにて新車のプロモーションを行ったBMWの例が記載されています。

一则宝马M2的广告席卷了微信朋友圈,创意短视频广告不仅完美展现了产品特质,更带来了视觉冲击力有效增加广告的 传播和互动。

オリジナリティのあるショートビデオ広告は、製品の特性を示すだけでなく、拡散力のある広告効果や相互のインタラクションを高める視覚的な効果を生み出します。

经过本次微信朋友圈爆发式互动传播,宝马M2品牌总曝光量达到1.17亿,社交互动次数超过223万,宝马中 国微信号粉丝增长约5万。

BMWの新ブランドであるM2のプロモーションをWeChat上で実施した結果、

・BMW M2ブランドの総ビュー数:1億1,700万人

・ソーシャルインタラクション数:230万人

・BMW china ファン数:約5万人の増加

という実績を叩き出しています。

WeChatを利用したプロモーションの流れ

WeChat上でのターゲティングからユーザーコンタクトまでの流れを見ていきます。

①ターゲットの選定:BMWのWeChatアカウントの友達登録をしているユーザーと若年消費層(300~700万円のセダンを購入する層)

⬇テンセントのビックデータ解析ツールを活用して、正確な計算をしているそう。

②プッシュ通知を送るタイミングを調整:21:30が最適

③オリジナリティのある15秒間のショートムービー広告をリリース。

④コンバージョンしたユーザーは、ウェブ上で楽しめるクイズにチャレンジ+試乗会に参加する。

⬇ソーシャルインタラクションの爆発(いわゆるSNSでのバズ)

という流れになっています。

日本のLINEでも同じようなマーケティング手法が取られているとは思いますが、ユーザーの母数が圧倒的に多い中国ではビックデータ解析の精度も高いと考えられます。

また、コンバージョン後のアクションまで精密に設計されています。

ニュースメディアを利用したAudiの広告

上図は、中国のニュースキュレーションアプリ一点资讯にて行われたAudi A7のプロモーション例。

こちらは日本のSmartNewsやグノシーで行われているプロモーションと変わらず、ニュース一覧の中に動画が登場するタイプの広告ですね。

日本と違う点で言うと、BMWの例と同じようにビックデータ解析とパーソナライズにより、個々人に合った広告が表示されるようになっています。


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