見出し画像

「勝手に来日記念 “Taiki sings Billy”」ライブ評

1月11日は象徴的な日となった。1月24日に来日するビリージョエルを顕彰する素晴らしいライブに参加できたからである。場所は老舗のライブハウス、高円寺のJIROKICHIである。題名も「勝手に来日記念 “Taiki sings Billy”」である。そして心揺さぶられたのが、沢田研二さんと長い期間ツアーをして来た通常「鉄人バンド」でご活躍されたお二人、東京ドーム、そして様々なホール級のステージで演奏されてきた方々をライブハウスで鑑賞できる!これ以上の贅沢があるだろうか。手を伸ばせば届く位置に尊敬するミュージシャンがいる。素敵ではないか!大山さんの軽快なトークと共にギグはスタートしたが、一曲目が最近のビリーのライブでも冒頭に演奏されることが多い「Miami 2017」である。大山さんの力強い歌声がライブハウスを包む。まるでマンハッタンか、ブルックリンのバーに足を踏み入れた様な錯覚にとらわれた。配信もされていたのでファンの声を読み上げながら嬉しそうな大山さん。会場のオーディエンスもあたたかく「ビリー!」と歓声を送る。今回のコンサートはビリーを愛する、日本を代表するミュージシャンによるビリーへの最高なオマージュだと、ある意味歴史的場面に私は居るのだと実感した。そしてGraceさんのパワフルなドラミング。何度も書くが、これまでホールクラスのステージでないと鑑賞出来なかったお二人をこんな近くで拝めるとは!沢田研二さんと、ビリーに感謝というところか。そしてビリーのライブでは聴いたことのない「Rosalinda’s eyes」が演奏されるとは。レアな選曲である。そしてビリーのライブでは大抵「Piano man」で幕を閉じるのだが、最後に「Honesty」とは。前のビリーのライブでこの曲を聴いて涙した日を思い出しました。
 大山さんには、また是非ビリーライブを演って欲しいし、趣向を変えて全曲エルトン・ジョンなどを希望します。最高の一夜でした。

勝手に来日記念 “Taiki sings Billy”
メンバー
大山 泰輝(vo,key)
藤井陽一(g)
Grace(ds)
高橋結子(perc)
木谷将多(b)
竹野 昌邦(sax,fl)
Live Music JIROKICHIにて

セットリスト
第一部
Miami 2017
The entertainer
Just the way you are
Summer, highland falls
Only the good die young
She’s always a woman
Everybody loves you now
第二部
And so It goes
Allentown
Uptown girl
New York State of mind
Rosalinda’s eyes
My life
Big shot
アンコール
Piano man
Honesty


この度はサポート、誠にありがとうございます。読んでいただき、サポートいただけることは執筆や今後の活動の励みになります。今後とも応援、何卒宜しくお願い申し上げます。