年の瀬の訃報に接して。

訃報が多すぎて頭が混乱してきております。神は何故、素晴らしい方々を天に召されるのかと思います。今年は私自身、叔父を2人お見送りしました。石原慎太郎氏、安倍元総理、そして、今日、佐藤蛾次郎さんと、水木一郎さんの訃報に接する。子供の頃から普通に活躍してこられた方々がこの世から去っていく。寂しい年の瀬になりました。
水木一郎さんは元気印で、少し前に亡くなった志垣太郎さんの様に「死」とは無縁の方だと思っておりました。水木さんの功績は様々な方々が書かれているので省きますが、『マジンガーZ』等アニソンの帝王として、芸能界に君臨し、アニキの愛称で親しまれました。
 「アニキ」は永遠の若さを手にしたということで、永眠とは無縁なんですよ。佐藤蛾次郎さんもそう。『男はつらいよ』で源ちゃんを演じ、渥美清さんとのコンビネーションは秀逸であった。佐藤さんはお店もされていたのに、私は「いつか行けばいいだろう」という生来の面倒くさがりで、お会いする機会を永遠に逸してしまった。最近はお会い出来る方には会うように心がけている。
 CDの中に水木さんは生きている。『男はつらいよ』の映像に佐藤さんの魂が宿る。そうは言っても失った命は戻らない。色即是空 空即是色といったものだが、世の中は移り変わる。変化は刺激的でエキサイトな時もあるが、人間を空疎な世界に導く時もある。
 私は若いようで若くない。変化が辛い時もある。そう感じた1日であった。

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