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午前2時、2000字の日記

わたしはなぜ、ドギョムペンなんだろうか。

Twitterのおすすめ欄を見ていたら、流れてきた、ツリーがあった。推しのどこが好きなのか、なぜ好きなのか、マシュマロでいろんな人が語っていた。そこにはドギョムペンはいなくて、自分がドギョムさんのことを好きでいる理由を、そのマロに書き込もうかと考えた。
だけど、書けるものがない。この気持ちに理由を見出したことがない。気付いたら彼は、私の世界の中で1番だったのだ。一目惚れだったわけではないし、SEVENTEENというグループを推したくて「あなた」に出会ったわけではない。気付いたら大事になって、胸が苦しくなるくらい大好きで、好きすぎて涙が出てしまって。だけどしあわせで、しあわせで。

本能だとも言えるそんな気持ちにも、理由はあるんじゃないか。皆様のnoteやツイート、そしてミンギュペンのたくさんの気持ちの乗ったツイートたちを拝見して(今日はミンギュのお誕生日だったからね)少し、この気持ちに言葉が見つかるようになってきた。だからそれを、文字に起こそうと、思う。

まず、わたしの気持ちは彼に対する「憧れ」からは出来ていない。
これはマシュマロを読んでいた時から思っていたことで、わたしは彼になりたいと思ったことはないのだ、一度も。もちろん尊敬はしているし、考え方や生き方に感化されている部分も多く、本当にたくさん、ある。でもそれはわたしの世界の中でドギョムさんが1番になる理由にはなり得ない。わたしはSEVENTEENのみなさんの生き方を同じように尊敬しているし、いろんなメンバーから、少しずつ、生きる術を学んでいる。「SEVENTEEN」というグループ全体に対する憧れからくる「好き」を持っているのではないか、と思う。

これはきっと、「恋」なんだと思う。自分の中に恋愛感情というものが少ない自覚はあって、その恋愛感情が本当にドギョムさんへ向いているのか、久しく身近な人間に「好き」の感情を持っていないからいまいち判断がつかない。だけど好きだった、応援していたかった、ひとりじゃないと知っていてほしかった、抱える荷物を半分持たせてほしかった、そう考えていた前の推しに抱く感情とは全く違う。1人で抱えるのが精一杯で、持て余すくらいのくるしさとしあわせ、前はなかった。わたしはあなたになら傷つけられてもいいと、そう思う。うん、やっぱりこれはきっと、「恋」だと思う。

じゃあなんで、わたしはドギョムさんを好きなんだろう。
考えたけど、うまく画面の向こうで、ここまで読んでくれたあなたに伝わるか、自信はないけど、たぶん「わからない」から好きなんだと思う。なにがわからないのか、何にもわからない。何にも知らない。わたしは彼のことを、何にも知らないのだ。なんにも。
優しさとか、歌のうまさとか、パフォ中の表情とか、顔とか、何に対しても貪欲なところも、好きなところはいくらでもあるのだけれど。こちら側が見せてもらっているものを切り取って理解したつもりになっているものでしかなくて、そこに「イソクミン」という人はいない。ファンの目に映る彼は、いつだって「ドギョム」だから。そこに虚しさを感じているわけではなくて、そこが好きなのだという話をしたいんだけど、難しい。「ドギョム」であることに負担を感じていなさそうなところも、色々な感情を共有しようとしてくれるのに、決して必要以上踏み込ませないところも、大好きなのだけれど。だからわたしは彼の与えてくれる「ドギョム」を噛み締めて記憶しようとするし、その度に彼という人間が「わからない」と感じる。
この、伝わったかわからないわたしのドギョムさんに対する好きの根源であろう「わからない」が恋なんだと思うのには、いつも一緒に「わかりたい」と思うからなのだと思う。隣でたくさんの感情を共有して、たくさん話して、理解して。そういう存在になりたいと思うから。生まれ変わるなら、の話だけど。

不思議と、不思議とだけど、どう頑張ってもわかることの出来ないことに、隣に立つことができないことに焦燥感を感じたりはしない。まあまず彼にとってわたしは外国人だし。出会えたこの関係に感謝しているし、出会えた喜びの方がいつだって大きい。どうか思い描くままの幸せな人生を歩んで欲しいし、隣にいて全て理解しているのが誰だって構わない。自分の中で1番不健康に人を好きになったと感じていたけれど、これまでで1番幸せだと思う。それは、彼という人間が与えることに対して躊躇しない人間だからなのかもしれない。

…こういうのってどうやって締めるのが正解なんだろう。自分の「好き」に対する解像度を深めようと書いてみたはいいけれど、やっぱりこの気持ちに理由はないような気もしてくる。彼を見るたびに、言葉に触れるたびに、ただ深く好きだと思う。彼はどこにいたってわたしにとって特別で、大切で、1番だから。

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