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【ポケカ】相互シャッフルで不安なあなたの質問に答えます!


どうもです。

ポケモンカードでは「対戦相手のカードに触れること」に関してコロナ禍を理由に制限されていましたが、2023年4月1日からその制限がなくなることになりました。

具体的には上記のリンクをご確認ください。
ざっくり言うと対戦相手のカードに触ることがOKになりました。いわゆる相互シャッフルの解禁、相手のトラッシュも手にとって確認してOKです。

自分はコロナ禍前にポケモンカードをしていたので従来の形に戻ったと特に抵抗もなく受け入れられました。しかし、コロナ禍はプレイヤーが激増した期間であり、もはや相互シャッフルをしていたプレイヤーが少数派なのかもしれない世の中です。
と、いうわけで今回のテーマは「相互シャッフルで不安なあなたの質問にお答えします!」という内容です。タイトルとは少しずれるけど若干関係があることにも同時に触れていくつもりなのでご容赦ください。
また、同様のテーマの動画などはいくつか見ましたが内容が薄かったり一部間違っているのではと思う内容のものもありました。テーマがテーマだけに正しい認識を共有することが大事だと考えています。もし、自分のnoteの内容に不十分な点や間違っている点がありましたら指摘していただけると大変嬉しいです。

※ディールシャッフル→◯枚分けとかも呼ばれるやつ。対戦前に1枚1枚ぺちぺちするやつ。
※ファローシャッフル→横入れって呼ばれるやつ
※ヒンドゥーシャッフル→トランプとかで馴染み深いやつ
以下の文章ではこの3つ分かってる前提です

では、本題に入っていきます。

◯そもそもなんで相互シャッフルの必要があるの?

主な目的はデッキのカードの順番を十分ランダムにすることになります。

フロアルール第7章より

この十分ランダムにすることを無作為化と表現することもよくあります。
もちろん、1人のプレイヤーが十分にシャッフルすることでも無作為化は行えるでしょう。しかし、悪意を持ってシャッフルを行うことでいくらか山札の順番を操作することは特にそういう練習をしていない自分ですら可能です(もちろんしませんが)。
したがって、対戦相手であるもう1人のプレイヤーにもシャッフルをしてもらうことでより純度の高い無作為化を行うために相互シャッフルを行う必要があります。
ここまで読むと「対戦相手のことを疑うんですか!?自分はそんなことできません!!!」と、いう意見がよくありますがこれは少し違います。なぜなら、相互シャッフルをして無作為化をすることは「お互いシャッフルでイカサマをしていない正々堂々の勝負を楽しみましょう!」と相手を疑わないためにすることであります。
対戦相手を疑うから相互シャッフルをするのではありません。対戦相手を疑わないために相互シャッフルを行うのです。

◯どうしてシャッフルを複数種類しなきゃいけないの?


シャッフル方法が1つだけだと無作為化が困難であり、イカサマも容易に行えるからです。
具体的な方法を書くことはしませんが、やろうと思えば自分はシャッフル方法が1つだけだった場合積み込みを簡単にすることができます(やりませんが)。5分くらい考えれば誰でも思いつくような方法でイカサマが可能です(やらないでくださいね)。
また、シャッフル方法が1つだけの場合混ざっているようであまり混ざっていない部分もあることは「同じ色のスリーブ20枚ずつ×3セット」の60枚でシャッフルしてみたりすると分かりやすいかもしれません。

◯ファローシャッフルできないのですがディールシャッフルをやれば大丈夫ですよね?

大丈夫じゃないです。
ファローシャッフルはできるようになりましょう。
シャッフルは基本的に1種類だけでは十分な無作為化は行えません。ゲーム中に2種類以上のシャッフルを行うための手段としてファローシャッフルは必須です。それともあなたはゲーム中に何回もディールシャッフルは行うのですか?
ファローシャッフルはできるようになりましょう。
ちなみに、一部のカードゲームでは対戦準備中以外にディールシャッフルを行うことは認められていません。

◯ファローシャッフル(横入れ)ってどうやったらできますか?

練習すればできます。
方法はYouTubeなどで検索すれば動画を見ながら解説してくれるものも多いです。
個人的におすすめのものはこちら。

この動画の1番のポイントは小学校1年生でもファローシャッフルはできるという事実だと自分は認識しています。この少年のファローシャッフルはいわゆる有名強者の方々がしてるようなやり方とは異なります。しかし、ファローシャッフルで行いたい無作為化はできているでしょう。
ファローシャッフルはカードの順番を無作為化することを目的に行います。したがって、この無作為化さえ行えるのならば方法はどうでもよいのです。自分がやりやすいように工夫して行いましょう。簡単にできる工夫としては
・オーバースリーブをつける
・デッキを2つにわけてそれぞれでファローシャッフルを行う(量を減らして行う)
などがあるでしょう。
ただし、ファローシャッフルを行う際の注意点としてカードの表面が自分にも相手にも見えないように気をつけましょう。自分が表面を見ながらシャッフルをするとイカサマをしてると相手に疑われる可能性があります。相手に表面が見えるとデッキがバレたりしてシンプルに損です。
また、ファローシャッフルだけでなくヒンドゥーシャッフルでも言えることなのですが、カードの束の1番下のカードがちゃんと変わることを意識してシャッフルすることを推奨します。1番下のカードを固定してシャッフルをすることは簡単なイカサマの1つであると同時に、対戦相手にイカサマをしてるのではないかと疑われうる原因の1つでもあります。

◯ディールシャッフルってシャッフルじゃないの?

ディールシャッフルだけでは十分な無作為化はできないとMagic: the Gatheringやデュエル・マスターズのルールで明確に断言されています。ディールシャッフルはシャッフルではないという話をする人は自分の観測する限りではここを根拠に話されていることがほとんどです。
個人的な解釈としてはディールシャッフル"だけでは"の部分が大事かと考えています。例えば、ヒンドゥーシャッフルだけでもファローシャッフルだけでもシャッフル方法がそれだけの場合は積み込みはかなり容易に行えます。もちろん、ディールシャッフルのみの場合はもっと簡単に行えます。
つまり、大事なことは複数の方法でシャッフルを行うことにあります。正直言って、ディールシャッフルがシャッフルか否かなんてどうでもいいです。無駄です。もうここを論点にして話すのこれで辞めにしませんか?
繰り返しですが、大事なことは複数の方法でシャッフルを行うことです。

◯最初にディールシャッフルをしてはいけないって本当?

対戦準備のときにデッキケースからデッキを取り出してそのままディールシャッフルを始める方がいます。これはやめましょう。
ディールシャッフルはよく混ざっているように見えますが規則的にカードを置いているだけに過ぎないので積み込みがあまりにも容易です。例えばデッキケースにカードをしまう前に1番上のカードと上から8番目のカードを意図的なカードにして7つの山に分けたディールシャッフルをすると…??みたいな感じですね。
ですので、ディールシャッフルを行う前にファローシャッフルとヒンドゥーシャッフルを少しして多少の無作為化を行ってからディールシャッフルを始めることをオススメします。そうでないと相手に無駄に疑いをかけられる可能性があります。もしかしたら、トイレでそのデッキを任意の順番に入れ替えてからデッキケースにしまったりしてるかもしれませんからね。

◯対戦相手のデッキってどれくらいシャッフルすればいいの?

対戦準備のときは最もイカサマがしやすいタイミングですので、自分の山札に行なっているシャッフルと同様のシャッフルを行うべきでしょう。散々出ている3種類のシャッフル方法ですね。
対戦中においては、カットすればいいです。
「カット」とは、上一部を取って2つの山を作り、取り分けた山をもう片方の山の下に置くことです。
もちろん、ヒンドゥーシャッフルやファローシャッフルしてもいいです。ディールシャッフルは遅延行為と見なされる場合があるので適切ではないでしょう。
コロナ禍前の自分の話をしましょう。自分は基本的にはカットで済ませて、時間に余裕があると分かった終盤などはファローシャッフルやヒンドゥーシャッフルを行なっていました。また、対戦相手の挙動を見て怪しい動きが少しでもあった時は序盤でも念のためにファローシャッフルを行ったりしていました。
コロナ禍前の対戦動画などを見ていただけるとそんなもんであることは分かるかと思います。
また、フロアルールをよく読むとあくまでも対戦相手のデッキをカットやシャッフルを"してもよい"です。つまり、しなくてもいいです。相手のデッキをどうしても触りたくないときはそのままでも大丈夫です。ただし、イカサマされても文句は言わないでくださいね。あと、そういうあなたが今のポケカ界隈にイカサマ寛容の雰囲気を作ってる自覚は持ってくださいね。

◯対戦相手が私のデッキをシャッフルしているときにカードを落としてしまったのですがどうすればいいの?

ジャッジを呼んで拾ってもらいましょう。
自分で自分のデッキを落としてしまったときと同じです。
対戦準備のときにカードが落ちてしまうとデッキ内容がバレてしまう場合があります。これは故意か否かに関わらずペナルティが出る可能性があるので、お互い注意をし合うことを口頭で確認してから相互シャッフルを始めるとよいでしょう。

◯対戦相手にカードを折られたり、スリーブにキズをつけられた場合どうすればいいの?

ジャッジを呼びましょう。
そして、その後はジャッジの指示に従いましょう。
"""対戦相手に"""などと書いてありますが自分でしてしまった場合と同じです。
カードを折ってしまった場合でも2023年4月1日からはフロアルールが変わり、ジャッジが代用カードを用意できるようになります。安心してジャッジを呼びましょう。
セルフシャッフル時代から予備のスリーブは用意しましょうと散々言われていましたが、それは今後も同じことです。

◯対戦相手がシャッフル中にデッキの中身を見ているのですがどうればよいですか?

まずは、デッキの中身を見えないようにシャッフルをすることをお願いしましょう。それでも改善されない場合、ジャッジを呼びましょう。
あるいは、デッキを渡す際に「お互いにデッキの中身が見えないように注意してシャッフルをしましょう」と一声かけ合うとよいでしょう。
正直、ジャッジを呼んだとしても対処が難しいように思えます。まずは、そもそもそのような状況にならないように気をつけることが第一かと考えます。

◯相手のデッキをファローシャッフルするときは許可を取るべきですか?

個人的には必要ないと思います。
ですが!!!許可をとった方が無難です。
なぜなら、ファローシャッフルを嫌がる人がポケカ界隈には一定数いることが明確であり、その人に対して前置きなくファローシャッフルするとトラブルになることが予想できるからです。
予想できるトラブルくらいは避けるように努めた方が無難でしょう。
このnoteを読んでくれた人とかだったらファローシャッフルの必要性は理解してくれるでしょうが、現代のあまりにも増えすぎたポケカプレイヤーの数を考えるとどうあがいても読んでない人の方が多いですからね。

ちなみに、デュエル・マスターズを遊んでいると「横入れ大丈夫です」って言いながらデッキを渡してくれる人が多いです。シンプルで良い文化ですよね。いいと思ったらぜひ参考にして実行してみてはいかがでしょうか?

◯相互シャッフルの際にファローシャッフルを断られました。どうすればよいですか?

ジャッジを呼びましょう。
「対戦相手が私のシャッフル方法に納得してくれないので代わりにシャッフルをしていただいてよろしいですか?」と伝えれば十分でしょう。
ポケモンカードではジャッジがプレイヤーのデッキをシャッフルする権利があることをフロアルールにハッキリと記載されています。

フロアルール第7章より

◯海外の配信卓で自分のデッキを相手にシャッフルしてもらった後に戻ってきた自分のデッキをカットしていました。この行動はしていいんですか?

できません。
これに関しては日本と海外では定められているルールが違うため「一部海外では認められているが日本では認められていない」となります。
もし、相手に何かされたと感じた場合はジャッジを呼んでシャッフルしなおしてもらいましょう。

◯相互シャッフルにすればイカサマはなくなるの?

なくなりません。ただ、多少減らすことができるのは間違いないです。
そもそも、シャッフルが関係していないところにもイカサマはたくさんあります。最後に読んでほしいnoteをまとめてありますので詳しくはそちらをご覧ください。

◯対戦相手にカードを触らせたくないです

CSPが絡むような競技性のある場でその発言をすることは「私は積み込みをしているので、その積み込みを崩されたくないです」という風に解釈されうることを認識してください。
例えば、プロ野球選手が「このバットはお気に入りだから誰にも触られたくない!」とか言ってたらおかしいじゃないですか。しかも、それで規定よりもよく飛ぶように改造されたバットだったらもうやばいじゃないですか。
もちろん、私たちはプロではありませんが競技的な場で遊ぶのならば競技的にプレイしている人間の価値観に気をつかってプレイすべきだと自分は考えます。郷に入っては郷に従えということです。
もちろん、競技的じゃない場でもイカサマはしてはいけないんですけどね。

対戦相手にカードを触らせたくないならばセルフシャッフルを提案してもよいと思います。ただし、受け入れられなくても仕方がないとも認識しながら提案してください。
あるいは、競技的な場に来ないことをおすすめします。実は、カードゲームは大会に出なくても楽しめるものなのです。ご自身の身の丈や価値観にあった遊び方をすることが何より大事でしょう。
あるいは、アルコール消毒を持ち歩いて対戦前に対戦相手に消毒をお願いするくらいはして良いかと思います。

◯対戦相手にファローシャッフル(横入れ)をしてほしくないです

CSPが絡むような競技性のある場でその発言をすることは「私は積み込みをしているので、その積み込みを崩されたくないです」という風に解釈されうることを認識してください。
例えば、プロ野球選手が「このバットはお気に入りだから誰にも触られたくない!」とか言ってたらおかしいじゃないですか。しかも、それで規定よりもよく飛ぶように改造されたバットだったらもうやばいじゃないですか。
もちろん、私たちはプロではありませんが競技的な場で遊ぶのならば競技的にプレイしている人間の価値観に気をつかってプレイすべきだと自分は考えます。郷に入っては郷に従えということです。
もちろん、競技的じゃない場でもイカサマはしてはいけないんですけどね。

ファローシャッフルをされたくない理由はいくつかあるかもしれませんが、まずは自分がファローシャッフルをできるようになりましょう。そうすることでファローシャッフルに対する抵抗感はかなり減ると思います。別にそんなしょっちゅう傷つかないですよ。
お気に入りのスリーブが傷ついたり汚れたりすることを恐れるのならば、オーバースリーブを使うかあるいは残念ながら外で使わないことをおすすめします。どうしてもそのスリーブしか使いたくないのであれば知らない人がいる大会に出ないことをおススメします。知らない人にファローシャッフルさせるのが嫌なのであれば別に大会に出る必要はないのですよ。実は、カードゲームは大会に出なくても楽しめるものです。ご自身の身の丈や価値観にあった遊び方をすることが何より大事でしょう。

また、自分の場合だと上記で述べているとおり相手のシャッフルが何かしらの理由で不十分だと感じた時に相手のデッキを念入りにシャッフルします。ご自身で十分にシャッフルすることで多少なりとも相手のファローシャッフルが減ることはあるかもしれません。

◯私のデッキって高いカードたくさん入ってるから相手に触らせたくないです

気になるのならばデッキのレアリティを下げてください。
レアリティをあげることは楽しいです。分かります。自分もシールドSRマリィ4枚デッキに入れてましたから。
とはいえ、あなたの自己満足よりも相互シャッフルをしっかり行い競技性のある場で公平性が保たれた正々堂々の勝負をできることの方が優先されるべきです。
カードを大事にする価値観も素晴らしいですが、その価値観と競技性のある場でプレイすることは残念ながら不可能でしょう。


◯イカサマされてもいいから相互シャッフルは嫌だ

あなたみたいな人が今のポケカ界隈にイカサマ寛容の雰囲気を作ってる自覚は持ってください。
仮にあなたがイカサマされてもよくても、あなたが憧れてる競技シーンで活躍してるプレイヤーたちはイカサマに悩まされてるんですよ。

◯カードゲーマートイレで手洗ってない人多いじゃん…

まぁ見ますよね…
でもまぁカドショじゃなくてもそういう人いますし考えちゃうと吊り革とかエレベーターのボタンだって…みたいになりますし…
そういう衛生面のケアはまわりの人間全てにしてもらえるのは不可能であると認識して自分でできるケアを最大限にするべきかと思います。アルコール消毒とかウェットティッシュ常備してお相手にも使ってもらうようお願いしたり、対戦終わり毎回ちゃんと手を洗うとか、大会終わったらスリーブ全部捨てる(オバスリを買える)などなど。

◯相手に自分のトラッシュのカードをシャカパチされたんだが…

これは普通に全面的に自分のじゃないカードをシャカパチするやつが悪いと思います。
とはいえ、トラッシュのカードを触らせないわけにはいかないのでシャカパチすごい人にトラッシュ見せるよう言われたときは「シャカパチしないでくださいね」と一声かけていいと思います。大会後にお気持ち表明ツイートする勇気があるなら、その一声かけるくらいはできていいはずです。
逆に、これ読んでるみんなは対戦相手のカードをシャカパチするなよ!!!
対戦相手には最低限のリスペクトを持って人のものは丁寧に扱ってください!当然でしょ!?気の知れた友達ならいいけど大会での対戦相手なんてだいたい初対面でしょ!?!?!?


こんなところでしょうか。
相互シャッフルからセルフシャッフルに移り変わるとき、なんやかんやありながらも多くのプレイヤーはそれを受け入れて対処できていました。きっと、セルフシャッフルから相互シャッフルに変わる時もなんやかんや1ヶ月くらいで受け入れられるものなのかなと思っています。
とはいえ、シャッフルに関する諸々をまとめるきっかけとして良いタイミングかと思ってこのnoteを書きました。

シャッフル以外に関しても大会に出る前に目を通して欲しいnoteや記事がいくつかありますのでぜひ下のリンクから気になるやつだけでも読んでください。

また、最初にも書いてありますが、テーマがテーマだけに正しい認識を共有することが大事だと考えています。もし、自分のnoteの内容に不十分な点や間違っている点がありましたら指摘していただけると大変嬉しいです。
コメントかTwitter(@7780_pcg)にて連絡していただけると嬉しいです。Twitterには質問箱も置いてますのでそこからでももちろん大丈夫です。

それでは。

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