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【東京の銭湯】46.富士見湯(品川9)

今回紹介するのは品川区 東急池上線「荏原中延」駅から徒歩5分の場所にある「富士見湯」

10月にリニューアルしたばかりのこちらの銭湯は、男湯側にサウナエリアを増設(女湯側には無いそうです…)
この増設されたサウナが今年訪れた中でもトップレベルで好みのサウナでした。

リニューアルで増設されたサウナエリア。
なんとサウナ料金が+1000円とかなり強気。それでも入れば納得してしまう。
寧ろ最近のサウナ施設と比べても遜色なく、銭湯代込みで1500円でこんなサウナに入っちゃっていいの?と思ってしまうほど。

まず最高なのが、サウナの入り口が二重扉になっていること。
冬場などの寒い時期は、人の出入りが多いとどうしても室温が下がり物足りなさを感じることが多い。なので、この扉を見た瞬間に「銭湯なのに…サウナの扉が…二重だっ!!!!!!」と感動してしまった。

そして、サウナ室はもれなくフィンランド式のストーンストーブオートロウリュウ付きと、トレンドもしっかり抑えてる。
ほどよい湿度と二重扉の恩恵で、熱いけど心地よい絶妙な環境で思わずにやけてしまう。
あまりのサウナの気持ちよさに、入ってからずっと心のなかで「ありがとう……」とつぶやき続けた。

また、サウナの奥には二人限定で仰向けに寝転がれるスペースが有る。座っている時とはまた違う熱を受けられるこの気持ちよさは是非体験してほしい。これを体験できるのは都内でも数少なく、ましてや銭湯で受けられるという衝撃。上から降り注ぐオートロウリュウの蒸気を真正面から受けながら「ありがとう……」とつぶやき続けた。

ずっと感謝しながら蒸された後に向かう水風呂は、深さ120cmと立ったまま肩までつかれる。軟水で、16℃としっかり冷たく、松本湯のように青くライトアップされている。また心のなかで「ありがとう……」とつぶやき続けた。

そしてこのサウナゾーンの中には、畳の休憩スペースがある。しかも6人ほどの大人が横になって寝れるほどの広さ。ちゃんと枕も用意されている。
サウナ→水風呂→畳で寝る。このコンボを決めれば、誰でも満面の笑みを浮かべるはず。広角が上がりすぎて攣りそうになりながら「ありがとう……」とつぶやき続けた。

富士見湯の魅力はサウナだけじゃない。忘れてたけどここは銭湯。お風呂も最高です。

浴槽は中央に2つ縦に並んでいるという珍しい配置。

奥にあるお風呂は北投石という貴重な石で作られているらしく、自然治癒力を高める効果があるそう。
更にジェットバス付きで、このジェットが肩や腰だけでなく、ももの裏にも当たって気持ちがいい。

手前側にあるお風呂は温度が低めで36,7度と人肌に近いいわゆる「不感湯」になっている。
マイクロ泡が出ていて、つい時間を忘れて無限に入ってしまうほどぼーっとしてしまう気持ちよさ。

何から何まで心ゆくまで満足してしまう「富士見湯」
行くだけで幸せになれる最高の銭湯です。

<公式サイト>


<過去記事>

・45.松の湯

・1~44はこちら


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