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#平成最後のフォトウォーク

令和、れいわ、れーわ。

新元号が発表されてからひと月半。
このやわらかな響きもすっかり生活に馴染んだ今日この頃だ。

実際に令和元年が始まってからは、もう2週間が経っている。
だが、それがまだ昨日のことのように思えるのは、平成最後の4月30日に楽しい想い出を作ることができたからなのかもしれない。


***


カメラ仲間を求めて

事の発端は、フォトウォーク会に君臨する”さんぽ神”、たけしさんのツイートを目にしたことから始まる。

去年の年末からカメラ沼に沈み始めたわたしは、カメラ仲間を欲していた。
ネット上で流れてくるフォトウォークイベントはどれも楽しそうで、どれも土日祝開催だった。

一方わたしは火水休み。去年転職したところだが、これほどまでに土日祝休みの仕事にしておけばよかったと思うことはない。


しかし今回は違った。ゴールデンウィークの恩恵を受け、4月30日は火曜。
…いける。わたしに10連休は来なくとも、火曜なら休みだ、いや休みじゃなくとも休んでやる(クズ社会人)。

行動力の化物・猪突猛進タイプなわたし、即座にリプライを全力投球。こうしてフォトウォーク初参加を決めたのだった。


***


いざ京都へ

京都の地にて、総勢30人近く集まった #平成最後のフォトウォーク  。
当然そんな大人数でぞろぞろと連れ立って歩くことはできないので、班分けをしてそれぞれ別の場所で撮り歩く。

わたしは4班に入り、伏見・宇治エリアを撮り歩くことになった。
4班の素敵なみなさまはこちら。

・クロギタロウさん(Books だらり庵
・タケナカナミさん(blancoo house
・スズキさん(あこがれどっとこむ
・OMGさん(OMGmag
・Rakugouさん(Rakugouのほぼ日日報
・Na0さん(note


行先は前日に打ち合わせ、大岩神社でいい運動(山歩き)⇒ぽんしゅ飲み歩き、という何それ最高じゃんコース。

さらに4班のメンバーは、リーダーのクロギタロウさんを筆頭に暗め(アンダー気味)な写真を撮る方々が集められているとのこと。
もうどんぴしゃわたし好み。何それ最高じゃん!


***


そして始まるフォト…ウォーク…?

まずは大岩神社へ。
伏見区深草、藤森(ふじのもり)駅から徒歩約35分坂を上って…えっ35分???ああ…フォト"ウォーク"だものね…。

そんなわけで4班は歩きやすい服装が必須に。

絶対この人たち秘密のアジト作る場所探してるでしょ。

アンダー写真班、なんと全員服までアンダー、黒装束。
服の色までは打ち合わせていないのに。これは運命なのでは。これってディスティニー。

山へぞろぞろと歩いていく黒装束の集団(しかもカッコいいカメラを提げてバシャバシャ撮りまくっている)は、さぞかし怪しかったことだろう…。


だが、目的地の大岩神社も負けず劣らずアヤシイ雰囲気を醸し出していた。
ゴールデンウィーク真っただ中だというのに、すれ違う人もいない。途中2~3人、我々を追い越していく人がいただけだ。

この退廃的な雰囲気。

撮っててほんと楽しい。


そうそう、みなさんも「大岩神社」とググってみていただきたい。
サジェストに「心霊」と出てくるのである。なんてこった。

数日経ってから、ナミさんとタロウさんがこんなツイートをされていた。

体調がおかしくなった…左手が痺れてる…?
うん、どうやらヤバいところに足を踏み入れてしまったようだ。


しかし我らはアンダー大好き黒装束班。皆で撮れば怖くない。
雰囲気と曇天の暗さに嬉々として(でもニヤニヤしてんのはわたしぐらい。みなさんクール…)、撮る、撮る、撮る。

やっぱりフジは黒が映えると思う。

真剣に身の危険を感じる看板もあった。


ただ、大岩神社のアヤシさは、光量不足な写ルンですを見て頂いた方が伝わりやすいかもしれない。

「あれ…奥に髪の長い女の人写ってない…?」とか言い出したら泣くからやめましょうね。マジで泣くからね!


ちょっと植物でお清めしておこうか。

わー、お花かわいーい。


無事に怪我無くフォトウォーク、いやフォトトレッキングをエンジョイし、次の目的地へ向かうため下山した一行。

山の入り口で追い越していった人はどこに消えたのか、もしや神隠しに遭ったのでは…。
戦々恐々としつつ、ぽんしゅ飲み歩きへ向かって歩みを進めるのであった。


***


大人たちはぽんしゅを嗜む

さて、ここからはのんびりまったり大人の時間。

山歩きで疲れた身体には、エネルギー補給しないとね。


大倉記念館へ閉館30分前に滑り込み、ベンチに座ってぽんしゅを舐める。
時たま思い出したように写真を撮る。

嗚呼、これぞ大人の休日。

でもなぜか傘ばかり撮っていた。


閉館とともに大倉記念館を出た我々は、伏見のまちを歩く。

さて、だらりと撮り歩いたところで、そろそろいい時間と疲れ具合だ。
待望の打ち上げ会場へと向かうことにした。


***


むしろ本番はここからだ

京阪に乗り込み、打ち上げ会場へと向かう4班。

さすがに全員疲労の色が見え、道中は静かに写真データをスマホへ転送する時間と化していた(わたしもそのうちの1人だったが、いろんなカメラのWi-Fiが飛んでいてちょっと笑った)。


電車を降りてからの道中でも写真は撮り続ける。

ころらどでざーと?

早めに着いた我々。さんぽ神のタクシー到着時には、パパラッチのようにカメラを向けまくるなどという遊びもした(運転手さんごめんなさい)。


そしていよいよ打ち上げの時間。我らがリーダー・クロギタロウ氏曰く「本番の本番」の始まりだ!

と、テンションを上げたはいいものの、お酒を飲んで楽しくなったわたしがロクな写真を撮っているはずがなかった。
乾杯の時点でピントが合っていない…おかしい。


一次会はもちろん、時間に余裕のある人たちが開く二次会まで参加させて頂いたが、何度見返してみても撮れている写真はこれしかなかった。

……。なんとなく楽しげな雰囲気が伝わればいいな…。


***


気付けば令和

京都から自宅までの終電は無駄に早く、あっという間にお開きとなってしまった。


今回、わたしは全員初対面だったため、初めはかなーーり緊張していた。
だがそこは共通の趣味を持ち、カメラを愛する人々の集い。

THE・コミュ障のわたしでも受け入れてもらえて、他人の撮影スタイルを見ることもでき(これがなかなか皆違って面白い)、心の底から楽しい思い出となった。


はー楽しかったなあ、と上機嫌で終電に揺られるわたし。
手元には、頂いたチェキとステッカー。

ああ、素晴らしく浮かれてんな。あの楽しい時間はどうやら現実だったらしい。
こんなに楽しそうな顔をしている自分を見たのはいつぶりだろうか。


気付けば時計の針は0時を回り、ネット上では「さよなら平成、こんにちは令和」とお祭り騒ぎが始まっていた。




*使用機材*
FUJIFILM X-M1
Super-Takumar 55mm F1.8
Flektogon 35mm F2.8

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