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事業推進室クロストーク【前編】 成長と変革をもたらした出会い

2023年5月、大規模な事業統合が実現されたDMM Boost。今回は、そんな中でもDMM Boostの事業を牽引する事業推進室の松山玄樹と神谷龍俊によるパワフルなクロストークをお届けします。
本記事では前編後編の2部構成でお届けいたします。前編では、二人のご経歴やDMM Boostに入社するまでの運命の出会い~現在取り組まれているミッションや事業戦略について語っていただきました。

株式会社DMM Boost CSMO兼戦略統括本部長 松山 玄樹
システム開発会社にてロボットアプリの開発やプロジェクトマネジメントに携わった後、DMM.comへ入社。COO室にて新規事業企画、グループ会社の経営支援など業界を問わず様々な事業における責任者を歴任。事業統合後の2023年5月より現職。

株式会社DMM Boost 事業推進室 事業開発 神谷 龍俊
前職は主にスタートアップの立ち上げ支援中心に新規事業創造や事業支援を行う企業にてPMとしてプロジェクト推進。DMM.com入社後は漫画制作に関する事業開発を経て、2022年末よりDMM Boostへジョイン。


新たなステージを切り拓くきっかけとなった出会い


松山(左) 神谷(右)

—— お二人の経歴を教えてください。

松山:前職は、ロボット関連のアプリケーションを作っているシステム会社にいました。新卒1年目でアサインされたプロジェクトでは、ドアをガチャッて開けたら上半身しかなくてバッテリーむき出しのロボットがいたことに驚きました(笑)。
当時(2013年)はWebサイトサービスやスマホアプリが隆盛を極めていて、そういうのをやりたいなと思って開発会社に入ったので、システム開発の一連の流れが把握できたタイミングでもうちょっとビジネスの幅を広げたいなと思ったときに、DMMに入社しました。
そこからはプログラミングスクールや就職支援、サウナ、通信制高校と色々携わりました。直近1年半はチャットブーストにフルコミットしています。

神谷:前職では大企業の新規事業創出やスタートアップ企業の事業支援をしていました。行政と組んだり、東京都のプロジェクトの提案からPMとして動かすところまでもやったりしました。あとは、消費財メーカー系の新規事業やスタートアップとのプロジェクトのプランニングをして、セールスからPMまで携わっていました。
プランニングだけではなく実行フェーズの深い部分まで携わりたいと思い、事業会社に行きたくて転職することにしたんですが、そこで出会ったのがDMMです。自分自身は特定の領域に興味があるわけではないので、「何でもやってる」という大名目があるDMMに決めましたね。
入社後は、DMMグループの漫画制作を行っている事業部で事業開発に携わっていました。その後去年の11月から、チャットブースト店舗CX事業部に異動しました。

—— お二人の出会いを教えてください。

神谷:以前の事業部では、本当に幅広い業務を任せてもらえていました。立ち上げ段階だったので、採用や業務フローの構築、そして実際に漫画の編集者みたいなところまでやっていたんです。そのうち業務過多になっていって、最終的にパンク状態になってしまったんですよね。そんな中で、事業開発としてより腕を上げるためにはどうしたらいいのかともがいていました。松山さんと出会ったのはその頃です。面談で色々お話しして、一緒に仕事をさせてもらうことになりました。

松山:まずはお試し数ヶ月で、みたいな感じでしたね。

組織へのフィットを後押しした「メタ認知」

—— そんな経緯があったのですね。実際一緒に働いてみて、松山さんの印象はいかがですか?

神谷:松山さんの印象は面談のときから変わらないですよ。一瞬で着火する沸点は知らなかったんですけど(笑)、フラットでニュートラルに意見交換できますし。あとは、かなり緻密だなと思います。事業計画を作るにしても、もしかしたら本質的に事業に必要じゃないところまで含めて松山さんのこだわりがあるように感じていて、各所で緻密さを感じますね。

—— 松山さんは神谷さんと働いてみて、いいなと感じるポイントはどこですか?

松山:一定期間でここまでの成果を出すっていうラインを自分で設定して自走してくれるので、そこは助かりますね。心配なポイントもちゃんと報告してくれるし、現時点で困ったり伝えにくいと感じるようなことは全くない。あと、あと、一番評価できるポイントは、学習意欲が上がってきているところかな。新しい概念や考え方をインプットしたときに、いろんな気づきを得て吸収してくれる。実際にピコーン!って人差し指を立ててるもんね(笑)。

神谷:メタ認知と知的好奇心を大事にしています。自分が今組織の中でどういう状況でどんな立ち位置にいるのかっていうメタ認知と、この領域でこうなってるんだ!みたいな知的好奇心。

松山:僕らのポジションで欲しいのはそういう人です。明るいオタク気質っていうか。

—— オタク気質の人って、興味の対象となる領域が限られるイメージがあるんですが、プロダクトもポジションも幅広く携わることになるDMMにフィットするんですか?

松山:それでいくと、ビジネスモデルに対してのオタクっていう意味です。オタク気質な人って色んな謎を解明したいんで、ビジネスにおいて様々な課題に向き合う我々のポジションにちょうどフィットするんじゃないかな。

神谷:そのオタク気質と、さっきも言ったような新しい環境で自分がどの立ち位置で何をすべきなのかっていうメタ認知さえ間違えなければ、パフォーマンスを発揮できないことは基本的にないと思っていて。自然にそれができたことが早くワークできた要因だったかなと思います。

事業開発と現場改善のバランス

—— 神谷さんは異動後どんな仕事をご経験されてきたのでしょうか?

神谷:異動後は今年の6月まで大きく分けて2つの仕事をしていました。一つは、営業代理店管理チームの業務改善、もう一つは未払いの顧客に対する督促を担当しているチームの管理です。現場がどうやっているのかを間近で見ていたので、オペレーションの解像度が上がりました。それと同時に松山さんからは戦略の話もされるので、その戦略が実際にはどのように実行に結びついているのか、逆にどう結びついてないからこういう結果が生まれているのか、といった戦略と実行の繋ぎみたいな部分は理解できましたし、そこを変革していこうという意識も生まれました。
6月からは、新規商材や新規機能の企画立案、開発、販売への落とし込みをやっていくような事業開発・事業企画ポジションにいます。顧客課題から新規機能を洗い出すこともあれば、メイン商材であるチャットブーストのROI(投じた費用に対して、どれだけの利益を上げられたかを示す指標)をどのように定量で示していくのか、新規機能開発か他サービスとの相乗効果を狙うのか、といったところを検討しています。

松山:最初は小さな仕組みを理解してもらうところから始めて、そこから徐々に面白みを加えていきました。そこから仕事が軌道に乗ってきたら、責任感とミッションが高めなところに入って事業を理解してもらう。それを半年ぐらいにわたって続けて、ある程度事業を理解してもらえたので、真の事業開発的なミッションに6月からアサインしたという形ですね。

—— 事業企画サイドと現場サイドのどちらもバランスを取りながら経験が積めるんですね!

神谷:これから入社される方においても、まずは現場の業務改善に入りながら、事業企画としてのタスクもお任せすることになると思います。現場を見ながら、事業についてどう考えられているかということを僕や松山さん、他メンバーから吸収してもらえればと思っています。

後編では、5月に行われた事業統合でのエピソードや提供サービスの強みと課題、サービスを運営しているチームメンバーについて語っていただきました。お楽しみに!


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