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ドルバロムカップの環境変遷について #BEANSDATAのウラガワ

リンクを押してくださりありがとうございます。
酒と娘と奥さんとデュエプレが大好きな「ピヴォ」と申します。
「ピヴォ」という名前はフットサルのポジションの名前です。デュエプレと全く関係ありません。

実は私、このnoteをご覧いただいてる方ならば、一度は拝見したことがあるであろうランクマ統計グループの#BEANSの活動に参画しております。
過去の統計情報は#BEANSDATAと検索いただければ誰でも無料で見れるようになっております。(宣伝①)

筆者はメンバー限定でそのデイリーで上がってくる数百件ものデータを加工および整理してメンバー内へグラフ数値化したレポートを挙げております。
その中では本当に様々なデータが集まりデュエルプレの日々移り変わるランクマ環境をなんとなくでなく“具体的な数値”として可視化できるようになっております。

常日頃から集計やデータを見ていくにあたってこの統計データを最終TOP100目指すガチ志向の方だけでなく、アプリ自体を楽しむカジュアル勢、エンジョイ勢も楽しめるコンテンツにできないかと考えていました。
Twitterで自己満で呟いたところ#BEANS団長のまめさんが反応と後押していただけたこともありこの度、筆をとらせていただきました。感謝です。

せっかくやるのであれば共通のテーマが欲しいですね。
「#BEANSDATAのウラガワ」なんてどうでしょう。
筆者が個人的に興味深いと感じた統計データか得られる情報をピックアップしてシリーズコラムにできればと思っております。

さて、記念すべき第一弾は「ドルバロムカップの環境変遷について」当時の振り返りもかねて書かせていただければと思います。

当時のランクマ環境で戦っていた人は「そういえばそうだったな~。」だったり、あまりランクマに潜っていない人も「こういうデッキが強かったんだ~。」と各々思い出に浸っていただければ幸いです。

筆者の考察も多分に入りますが、物事のとらえ方は人ぞれぞれなので気にせず書いていくことにします。

またNEW、ALLと二つのディヴィジョンフォーマットに分かれておりますが
バトルアリーナもNEWディヴィジョンでの開催となるためこのnoteもNEWディヴィジョンの話としたいと思います。ALLの方の考察はまた別のnoteでやる気があったらやります。

では前置きが長くなりましたが本題に入りましょう。

あ、もちろん無料です。

【第1章 7弾発売と同時に始まったドルバロムカップ】

ドルバロムカップは皆さんも記憶に新しい7弾のパック発売と同時の開催でした。
その中でも一番に下馬評が高かったのは目玉カードのアポロヌスドラゲリオン、インフェルノゲート、そして当時環境の筆頭であったクリスタルツヴァイランサーデッキの強化になったマーキュリーギガブリザードではなかったでしょうか。

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インフェルノゲート

マーキュリーギガ

7弾発売当時の環境トップは、アポロヌスドラゲリオンデッキとインフェルノゲートを搭載したゲート除去サファイアデッキ(以下:除去サファイア)でした。
数値でいうとどちらも環境の約20%を占めるほどとかなり比率としては高く、当時ランクマッチで当たる相手の2人に1人はこのどちらかと当たるという文字通り2強環境でした。

次点でマーキュリーギガブリザードを搭載したツヴァイランサーデッキ、そして7弾で新たに追加した種族のグレートメカオーデッキでした。こちらはどちらも特筆するほど使用している方は少ない環境でした。(ツヴァイランサーが暴れたのはALLの方ですしね。)

インフェルノゲートに関しては、紙の方では所謂禁止カードになっているほど強力なカードです。そんなカードの実装とあって、さっそく使ってみよう!という人が多かったのだと思います。

アポロヌスドラゲリオン、除去サファイア、グレートメカオー、ツヴァイランサーが環境へ進出、またアルファイディオスカップから生き残っていた中、前シーズン覇権を争っていたヘブンズゲートを軸としたデッキ(以下:天門)、アウゼスコントロールデッキ、ダイヤモンドブリザードデッキ、カチュアシュートデッキの4デッキは環境から姿を消していました。

(アウゼスコントロールに至ってはデッキの核であったピカリエのスタン落ちが響き、環境トップの日の目を浴びることはなくなりました。)

※用語:スタン落ち→発売して一定期間たったカードが使えなくなること。

アウゼス

【7弾発売直後1週間の環境まとめ】
アポロヌスドラゲリオン 20~25%
除去サファイア 15~20%
グレートメカオー 10~13%
ツヴァイランサー 10~13%


【第2章 ランクマの女王の復活】

ドルバロムカップ開始から1週間もたつと7弾フィーバーも落ち着きを見せ、アポロヌスドラゲリオンを主体としたデッキは徐々に数を減らしていきました。初動のコッコルピアを引けるか、盤面に残るか、によって爆発力が極端に変動するのも「デッキの安定感」という部分で難しかったのかもしれません。
ところが一方で、除去サファイアに至っては、アポロヌスドラゲリオンデッキのコッコルピア、ツヴァイランサー、グレートメカオーの小型を並べるデッキに広く対応でき、またボルメテウスサファイアドラゴンという明確なフィニッシャーがいることから環境トップに君臨していました。当時のファントムバイス、クリムゾンチャージャーに苦しめられた方も多いと思います。

しかしその中でも除去サファイアが明確に不利対面になるデッキが存在しました。
それがダイヤモンドブリザードデッキです。

ブリザード

ソーラーコミューン

今や環境の一角を担うソーラーコミューン入りブリザードが開発されていたのも丁度このころです。ソーラーコミューンがダイヤモンドブリザードのスノーフェアリーの横並びとのシナジーを発揮し、軽量ホーリースパーク、また序盤の小型獣除去を担い、アポロヌスドラゲリオン、ツヴァイランサー、グレートメカオーの初動への牽制となったのも環境進出への押し上げになった要因もあります。
丁度当時のランキング上位の有名な方がコミューン入りリストを公開したのもこのころだったと記憶してます。

ダイヤモンドブリザードが出てくれば、有利がとれる天門デッキも環境に姿を現し始め、少しずつ様々なデッキがみられるランクマ状況になっていきました。

天門

そしてマイナーではあるが増えた除去サファイアをガンメタした赤黒速攻が開発されました。しかし他の対面に勝ちきれず、たまに見るくらいの登場になりました。

デンデン

ブレイズ

【ドルバロムカップ12/20直前の環境イメージ】
除去サファイア 17~20%
アポロヌスドラゲリオン 15~20%
ツヴァイランサー 10~13%
グレートメカオー 10~13%
ダイヤモンドブリザード 10~13%
天門 8~10%


【第3章 デュエプレ1周年記念特番でグレートメカオー脚光を浴びる】

皆さんも記憶に新しい12/21 【#デュエプレ1周年 記念特番】。そこで年間王座をかけたチャンピオン同士の頂上決戦。「GRAND MASTER決定戦」が行われました。

バトルアリーナ1st優勝者のボルサリーノ@海軍将校選手の勝利で幕を下ろした対決でしたが、実際に使用し勝利を勝ち取ったデッキはグレートメカオーデッキでした。
勝利したリストも公開され、グレートメカオーデッキはプレイング次第ではとんでもない可能性を秘めたデッキと証明された瞬間でした。

マザー

このグレートメカオーデッキ、翌日から環境のトップへ君臨しました。

そしてこのころにはアポロヌスドラゲリオンデッキは初動の不安定さ、グレートメカオーのキャプテンミリオンパーツが向かい風となり大幅に数を落としました。

このころにはグレートメカオーデッキ、除去サファイア、ツヴァイランサー、ダイヤモンドブリザード、天門と互いが互いを牽制する環境になりまさに群雄割拠の環境になりました。

【ドルバロムカップ12/22~の環境イメージ】
グレートメカオー 15~17%
除去サファイア 14~17%
ツヴァイランサー 10~13%
ダイヤモンドブリザード 10~13%
天門 8~12%
アポロヌスドラゲリオン 8~10%


【第4章 レート1700越え続出の戦国時代】

デュエプレ1周年 記念特番も終わり世間はクリスマスムード真っただ中、デュアプレに関係ない世間様は家族や恋人と楽しい時間を過ごしているだろうが、トップランカーはランクマに潜るのをやめません。
NEWディビジョンではレート1700越えが続出しランクマのTOP100争いも一層激化していきます。

前述で述べたグレートメカオーを筆頭に、とにかくレートを素早く上げるには勝利の絶対数が必要になるため、1試合当たりの時間が短いダイヤモンドブリザード、ツヴァイランサーデッキがランクマ環境で増加。
除去サファイアはダイヤモンドブリザードデッキが母数を増やしたことや他のデッキ対面もメタカードや対除去サファイアへのプレイングが定着し始めたことから、環境からは退いていきました。

しかし、このグレートメカオー、ダイヤモンドブリザード、ツヴァイランサー、除去サファイア、天門と覇権を争っている中、環境からは姿を隠し陰で高い勝率を挙げている1つのデッキが開発されてました。記述は次の章で。

NEWディビジョン、ALLディビジョンを分かれた影響でプレイヤーも分散するのでそこまで上がらないのではとシーズン最初はささやかれてましたが皆の予想をはるかに超えました。最終日には最終TOP100のボーダーレートが1700を超えるなど今までのランクマ様相よりも大幅に上昇したシーズンでした。

【ドルバロムカップ12/25~31の環境イメージ】
グレートメカオー 12~18%
ダイヤモンドブリザード 12~17%
ツヴァイランサー 10~14%
天門 9~14%
除去サファイア 9~11%
アポロヌスドラゲリオン 8~10%


【第5章 ドルバロムカップ終了!ランクマ環境の答え合わせ】

2020年12月31日 23時59分59秒をもってドルバロムカップは終わりをつげ、
2021年の新たなシーズン。ヴィーナスカップが始まりました。

ドルバロムカップで笑ったもの泣いたもの様々いる中、正月ということもあってか朝方にはもうマスターランクへ到達しているドルバロムカップの熱気冷めやまない様相だったと記憶しております。(筆者は普通に寝ました。)

世間様は正月休みでしょうか。1/1~1/2にかけて最終トップ100を獲得したプレイヤ―達が続々と使用デッキリストを公開していきました。
そこで脚光を浴びたのは当時ランクマ環境では数が多くはなかったヘリオスティガドラゴン、ダークサラマンダス(以下;竜虎)を搭載したカチュアシュートデッキでした。
今や環境の一角ですね。(筆者も死ぬほどマッチングしました。)

カチュア

ヘリオス

ダークサラマンダス

起爆剤となったのはこのカード。

ギフト

この呪文は3コストで次使用するクリーチャーのマナコストを最大5少なくする呪文です。
この呪文により2マナブースト→フェアリーギフト+カチュアと最速3ターンでカチュアを着地することができるようになり、対策カードがない場合、ボルメテウスサファイアドラゴンを出され一気に試合が終わります。

またヘリオスティガドラゴンさえ間に合ってしまえばツヴァイランサー、グレートメカオー、ダイヤモンドブリザートが半端な小型獣の横並びの動き方をするものなら一気に盤面を壊滅させてしまうので当時の環境にぶっ刺さりました。
早期カチュアからヘリオスティガドラゴンの小型除去、または5マナ到達時のフェアリーギフト+ヘリオスティガ→次のターンダークサラマンダスの全ハンデスと強力なルートをたどれるようになり、カチュア単体でなく竜虎だけでも勝ちが拾えるように。

とにかく先行かつ2マナブーストからのペンチ+カチュア、ギフト+カチュア、再ブーストからの竜虎と上振れの破壊力がすさまじくカチュアを出した瞬間にリタイアする人が出るほどでした。(筆者も愛用しているのでいい意味です。)

ヴィーナスカップ初期では最終トップ100ランカー達がリスト公開から、その強さを実感してきたのか真似する人が環境に蔓延。プレイング次第では序盤の不安定さもカバーできることも判明していき、一気に環境上位に食い込みました。

まさしく環境破壊ですね。

【第6章 バトルアリーナ直結ヴィーナスカップの現在】

以上、第5章までがドルバロムカップの環境変遷でした。
ざっくりですが大筋はまとめられたと思っています。

せっかくここまで読んでくれた読者のためにちょこっとだけヴィーナスカップのマスター環境様相を書いていこうと思います。

大雑把にいうと、天門がめっちゃ多いです。(テキトー)

“今“の情報を知りたい人はまめさんのtwitterアカウントフォローしてください。(宣伝③)

とはいえ、今までの傾向的にデュエプレは環境メタが3日ほどで変化していってます。感覚的には2日前流行っていたデッキは3日目には勝ちにくくなっているイメージですね。

日々の環境変遷のまとめや各デッキの採用文明分布、環境のアグロ、コントロールのデッキタイプの割合、環境が動くきっかけになった出来事などは#BEANSメンバー限定でデイリーとウィークリーで共有しております。

※用語:アグロ→序盤からカードを沢山使用し、攻めたてる構成のことをアグロと言います。(このnoteではわかりやすくミッドレンジのデッキもアグロと表現してます。)

バトルアリーナ3rdはこの統計データのデッキの中から多くの参加者が出てくると予想されるので今シーズンの一般公開は当分先ですかね。また落ち着いたころ筆をとりたいと思います。

【まとめ】

さて、ここで結びの章でございます。
まずはここまで読んでいただきありがとうございます。

初めてのnoteということもあり、拙い表現や分かりにくい表現も多分にあったと思います。

ドルバロムカップはNEWディビジョン、ALLディビジョンと分かれた最初のシーズンでしたがNEWディビジョンもこうしてみると一つのデッキタイプが一強状態でなくデッキタイプが分散されたアルファディアオスカップ同様良環境だったと感じています。
最初は粗削りだったデッキたちが時が経つにつれて、洗練されて環境での完成形に近づいていく姿は一種の芸術性がありますね。

株式投資の世界で有名な格言で「市場(マーケット)は常に正しい」という言葉があります。
デュエプレで置き換えるならば「環境は常に正しい」でしょうか。

人が介在する相対環境という性質は同じなので、筆者もこの格言をその通りだなと確信レベルで感じています。

環境の変遷とはその時のランクマ環境の“強いデッキ“という答えであり、これは相性関係やその時最適なプレイングで日々変わってきます。
「今日ツヴァイランサーが強かったから明日も勝てる。」ということは、そうは問屋が卸ろしません。
日々環境が変わるからこそ誰でも勝てる可能性があるし、そこがこのデュエルマスターズプレイスというゲームの面白いところと考えております。

最後に、スペシャルサンクスとして、執筆の機会を承諾いただけた#BEANSのまめさんと#BEANSのグループメンバーの皆様に深く感謝いたします。
下記へリンクを張りますので面白いと思った方はフォローくださいませ。

しかしながら、このようなnoteを書いている出前味噌ですが、やはり環境を“肌”で感じたほうがこの面白さに気づいていただけると思います。筆者もしょっちゅうランクマに潜っているのでぜひ対戦しましょう。

このnoteを読んでランクマに潜る方が増えてくれたら嬉しく思います。

以上、だいぶ長くなりましたが
反響があればまた別のテーマで“ウラガワ”を書きたいと思います。
(筆者のモチベーションになるのでよろしければ♡を押してくださいね。)

それではまたご縁がある時まで。Goodbye!


◇スペシャルサンクス◇

まめさん 



#BEANS
#BEANSDATA


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