見出し画像

改めて、雞始乳ーにわとりはじめてとやにつくー

1月30日くらいから、七十二候のいよいよ最後、雞始乳ーにわとりはじめてとやにつくーです

「とや」とは、鳥の小屋。鳥の寝床です。
野生の鶏は寒い間は卵を産まなかったそうで、春を感じてやっと一つ卵を産み温めるといいます。ひっさしぶりの卵なのでその栄養価もバッチリ高いそうです!
日頃、年中スーパーに並んでいる卵は生産管理された鶏が産んだ卵。卵を取って仕舞えば、また次を産むそうです。日に2、3個産むのですが、本来は1日一つ産んでいました。

寒卵という言葉があるくらい、春の訪れをつげる待ちに待った卵は一体どんな味がしたでしょう

大雪のせいで流通がストップしてしまい、パンや牛乳を始め、スーパーに食品が並んでいない状況がしばらくありました。
普段の光景が変わると、無性に不安になってしまいます。
卵も然り。あのパックは並んでいて当然と思っていましたが、その状況は人間が自然の摂理を曲げて作り出した状況だったのですね。

季節と共に生きる。日本人としての感性の機微を大切に生きる。誇りを持って生きる。問い直し、正せるところは正していきたいとおもいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?