森好きさん

学士+修士を5年で終えるプログラムを3月に修了予定 ここまで駆け抜けたけど、先を考え…

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学士+修士を5年で終えるプログラムを3月に修了予定 ここまで駆け抜けたけど、先を考えてなかったため4月からフリーター こりゃ困ったと始めたNote 行き場のない文章をここで供養

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森好きって誰?

2000年生まれの23歳 純度100パーセントのINFJ(高校生の時から全く変わらない) 幼少から絵や文章をかくことを好む しかし小学校入学後、絵や文章の”正解”を突きつけられ創作の世界から離脱 低空飛行の低学年時代を過ごた後、小学4年生でSMAPにハマる 特にキムタクのMr.Brainというドラマにのめり込み、全セリフを暗記 その後、歌って踊れるアイドルを志し、小学校卒業までの2年間、ダンスの完コピに明け暮れる 中学入学後は英語の勉強に没頭 「一年くらい勉強すればネイテ

    • 力の抜き方を考える一年に

      まだ修論も書けていないし卒業できると決まったわけじゃないけど、おそらくフリーになる来年について思いを巡らす今日この頃。 とりあえず来年のテーマは、力の抜き方を知ることかなー。私は頑張ることはできても休むことができないタチなので。踏ん張ることはできても伸ばすことができないから体はガチガチだし、力むことはできても緩めることができないからカラオケで声出ない。 学生時代はその特性に助けられてきたわけだけど、これからはそれだけでは身を滅ぼすような気がする。だから来年一年は力を抜いて

      • ポエム 『最期』

        どうしようもなくなった夜 私は子供に還ったように 母の布団に潜り込む 老いた背中に当時を思い出させるものは何もないけれど シーツに染み付く体温だけは あの頃と何も変わらなかった 身体はこんなに熱を帯びているのに 足だけは氷のように冷たい 私は母の両足に自分のそれを絡めてみる 痩せた足を潰してしまわないか怖がりながら 母の体温を探る それに気付いている母は 挟まった私の足をさするように体を動かす 「膝が痛いでしょう。無理しないで。」 普段ならそう言うけれど  今だけはそんな

        • スピーチ原稿 『未来へのプレゼント』

           去年の夏、事件が起きました。昔同じ習いごとをしていた女の子がアイドルデビューしたんです。ぼんやりテレビを見ていると、画面の向こうに彼女は現れました。昔とは比べものにならないくらい、洗練されてこちらに向かって笑顔を振りまくその姿は本当にキラキラしていました。すごいと思いました。でもなぜか素直に喜べなかった。それどころか見ているうちに、顔がほてってきて、胸がじくじく痛みだしてついに耐え切れなくなって気づいたらテレビの電源を切ってました。悔しかったんです。たった数年前同じ空間で同

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        森好きって誰?

          呟き 「才能について」

          才能って、綺麗で都合のいいものじゃない。 むしろ、厄介でどうしようのないもの。 見るにも堪えないけど、どうしようもなく突出している。 それが才能。 才能だけを持っている状態は、とても大変。 例えば、音楽がかれば所構わず体を動かしてしまう子。 家でも道でもスーパーでも、音がかかると飛び跳ねずにはいられない。 親が止めても、本人が止めようとしても止まらない。 例えば、想像力がありすぎる子。 目に入ったもの全てから、空想のストーリーが組み上がる。 その空想を、本当にあったこと

          呟き 「才能について」

          短編小説 『いい子』

          「那月はいい子だもんね。」 隣を歩く凜子先生は頷きながらにそう言った。私は嬉しそうにはにかんで見せたけど、実は喜んではいなかった。 それはつい1週間くらい前、心地よい風の吹く秋の日の夕方のこと。本を返すためにオフィスに寄った私を、凜子先生は散歩に連れ出してくれた。建物を出て駐車場を抜けると、キャンパスを一周するように敷かれている道路に出ることができた。そこを歩き始めた私たちは、1時間以上かけてキャンパスとその周辺を歩いて回った。 「いい子」 時間が経っても、その言葉がな

          短編小説 『いい子』

          ポエム 『虹』

          生まれた時、私たちは真っ黒な画用紙を渡された。 みんなは画用紙には目もくれていなかった。 私は画用紙の黒が気になって、ずっとそれを見つめていた。 小学生になった時、私たちはそこに虹を描くことを指示された。 みんなは「黒には色が塗れない」と言って泣いていた。 私はぼんやりと黒を見つめたまま、何もすることができなかった。 中学生になった時、私たちは虹を描く方法を考えさせられた。 みんなは白い紙を画用紙に貼り付けて、黒を覆って笑っていた。 無慈悲に貼られた白い紙。剥がして

          ポエム 『虹』

          ポエム 『教室』

          重い 重い 空気が重い 情報過多な 重たい空気に 私の行くてを阻まれる かいて かいて かきわけて それはまるで水の中 周りを見れば 魚たち 堂々と泳ぐジンベイザメ その周りには楽しそうなコバンザメたち キラキラと綺麗な渦を作るイワシたちの下で クマノミはかくれんぼして遊んでる 色とりどりの魚たちおりなす 鮮やかな世界 そんな中で私は 真っ黒い水中スーツを着て 重い酸素ボンベを背負ってる いつ酸素が切れちゃうのか ボンベがずれちゃったりしないか

          ポエム 『教室』