スピーチ原稿 『未来へのプレゼント』
去年の夏、事件が起きました。昔同じ習いごとをしていた女の子がアイドルデビューしたんです。ぼんやりテレビを見ていると、画面の向こうに彼女は現れました。昔とは比べものにならないくらい、洗練されてこちらに向かって笑顔を振りまくその姿は本当にキラキラしていました。すごいと思いました。でもなぜか素直に喜べなかった。それどころか見ているうちに、顔がほてってきて、胸がじくじく痛みだしてついに耐え切れなくなって気づいたらテレビの電源を切ってました。悔しかったんです。たった数年前同じ空間で同