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中日・堂上直倫、田中幹也の負傷で一軍合流も、果たして開幕はどうなるか

2023年3月21日、堂上直倫が龍空らと共に一軍に合流しました。前日のオープン戦、対楽天で田中幹也が負傷。脱臼で開幕絶望の様子。立浪監督としては「二塁は田中」で開幕するつもりだったでしょう。

2023年シーズン、中日の注目は「二遊間」だったわけですが、ルーキーら若手を中心とした選手たちでのレギュラー争い。その中で、二塁・村松、遊撃・龍空か田中か・・・このような構想イメージで見えていたのですが、オープン戦が始まり打撃が課題となった龍空がファーム落ち。そして村松もなかなか首脳陣が太鼓判を押すレベルに達していなかったようで、その中で田中の存在感が増していった状況でした。

ルーキーたちが開幕GOの状態ではなかった時の駒としては、何となく立浪政権で評価が高そうな溝脇という選択肢はあると思います。しかし昨年から寂しいのは堂上に対する評価でしょうか。実際に立浪監督の評価が高いか低いかはわかりませんが、レギュラーどころか一軍ベンチの選択肢に入ること自体ハードルが高いといった印象です。

もちろん堂上の打撃力の安定感の無さ、守備力の衰えはあるでしょうし、ベテラン、優勝経験者の存在価値というものでは「チームは変えられない」と現首脳陣は考えていると思われます。そこの考え方は「星野監督」の影を感じますね。

昨年からなかなかチャンス自体が少ない堂上ですが、与田監督時代には散々チャンスをもらっていたことも事実。そこで圧倒的な結果を残せずレギュラーチャンスを掴めなかったのは「本人の出した結果」なので仕方ないところです。これからはもっとチャンスが少ないと思います。

一軍に合流した21日、早速オープン戦対オリックスの9回代打で出場し、結果は右飛。数少ないチャンスをどう活かしていくのか。立浪監督をはじめとした首脳陣の「結果が出なくても積極的に使っていこう」という対象の選手ではないわけですから、圧倒的なインパクトが必要になってきます。オープン戦は残り4試合、開幕のベンチに63番が入れるのか、一打席一打席注目して見ていこうと思います。

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