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歎異抄に出てくる「念仏」について

福井会館でのご縁でした。
人類の常識を破り、人生の目的を断言された親鸞聖人のお言葉
「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、万のこと皆もって、そらごと・
たわごと・真実あることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」(歎異抄・後序)
について話をしました。
歎異抄には「念仏」と四十数回出てきますが、「念仏」とは「阿弥陀仏の本願」のことであります。
無常が知らされれば知らされるほど、「ただ念仏のみぞまこと」と
明らかにしてくだされた唯一の真実、弥陀の本願を知らされたこと喜ばずにおれません。
厳粛な我が身の無常を明らかにされたお釈迦様の人間の実相のご教導を
重ねて聞かせていただきましょう。

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