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写真集『アクアライン』のトークイベントに参加して

土木のアポロ計画と呼ばれたビッグプロジェクト「東京湾アクアライン」

から始まるエッセイ。もう期待しかない。

2023年4月10日(月)、新宿の紀伊國屋書店で行われた写真集『アクアライン』(グッドブックス)発刊記念 写真家 山崎エリナ トークイベントに参加しました。山崎エリナさんと東京湾横断道路の方々をゲストに撮影の裏側を聞いてきました。

東京湾アクアラインは、開通25年。
東京湾を横断し、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ。
開通してしまえば当たり前の風景。
しかし、よく考えたら、小学生が地図にエイッと線をひっぱって、夢物語を話し始めるようなとんでもなく実現不可能そうなルートですよね。
そんなアクアラインを世界を旅する山崎エリナさんが1年間密着し、撮影したのがこの写真集。

鉄骨に張り巡らされた「風の塔」

羽田発着の飛行機から、つい探してしまうのが、「風の塔」。

風の塔(鹿島建設HPより引用)

風の塔は、約10kmの海底トンネルの換気のための施設です。

その人工島の直径はなんと200m。
設計段階で、約10kmの海底トンネルの換気には直径200mの人工島が必要だ!
とか、もっと大きい方がいいのでは?とか、土木エンジニアたちが議論しつくしたのかと妄想すると萌えます。

エリナさんが捉えた風の塔の内部はこちら!

風の塔の内部(参照:グットブックスHP

鉄骨、鉄骨、鉄骨。が押し寄せます。
メンテナンスのために、重い機材を持って、例え、炎天下の暑い夏でもこの階段を何往復するんだとか。頭が下がる思いです。

落下物を回収し、お客様の安全を確保せよ!

24時間365日、利用者の安全・安心を提供してくださっているのが交通管理隊の皆様。2人1組でバディを組んで、安全を常に確保して道路を管理されているそうです。

トークを聞いて、アクアラインでは落下物を落とさないようにしようと心に誓いました。

交通管理隊(参照:グットブックスHP

アクアラインの裏側に潜入できちゃう!

なんと!「海底トンネルに潜入! 東京湾アクアライン裏側探検」では、専属のガイドが普段は立ち入れないアクアラインの裏側に案内してくれます。今回のトークイベントで初めて知りました。
開催日は毎週火曜日から金曜日までの毎日、午前1回・午後1回(1日2回)。これは行くしかないですね。

結論!写真家 山崎エリナさんの真骨頂


トークイベントに参加して、私たちの当たり前の生活がこうやって守られているのだと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
山崎エリナさんの写真集は、物語になっていて、働いている皆さんのピリッとした緊張感のある表情や一仕事終えてほっとした表情が本当に素敵です。
まるで追体験をしている気持ちになりました。

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