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ドローンの民間資格取得

ドローンの民間資格を取得するために,2日間に渡る実地講習および試験に行ってきました.すいません.舐めてました.マジで疲れました.えっ,プロポ持って,親指を動かしているだけでしょ!なんて思ったら大間違いです.めちゃくちゃ指先に神経を尖らせてますし,空間認識力をフルに発揮しながら集中力を持続させなければなりません.

実地講習

前の記事に書きましたが,黄色い円から出なければ,シミュレーション上では大破しません.(OKだと思いがち)
しかし,実際の試験では,下の図のように目標地点(黄色い円の中央点)からずれていたら,完全にNGです.
実地講習では,講師は機体に搭載されているカメラで,真下が見えている(受講生は,カメラ画像は見れない)ので,正確に位置が分かっています(目標地点とのずれが一目瞭然).シミュレーションでは下の図のように,機体から赤い垂線と地面に青色のX印が表示されるので,どこにいるのか分かりやすいですが,実際にはこのような印は,もちろんありません.

シミュレーションでのホバリング

受講生は,シミュレータのような赤い鉛直線が見えているわけではないので,距離を正確に目視レベルで把握する必要があります.空間認識能力を高めて下さいと言われます.

操縦のコツ

私が今回の実地講習会で得た操縦のコツみたいなものを列挙しておきます.
・親指の先で操作する(できるだけ親指を立てる)
・一円玉を立ててバランスをとるイメージ
・スティックから親指を離さない
・スティック(十字)の真っ直ぐ上下,左右を指に覚え込ませる
(上に動かしたいのに若干左右が入ってしまうとかはNG)

・レバー操作は,決して大きく動かさない
・ホバリング:スティックを常に小刻みに動かし続ける
(垂直に立てた長さ1mの棒の上に片足でバランスを取って立つイメージ)
・目的地のパイロンを見る
(空間認識,目標との距離を常に意識する)
・斜め移動は、中間地点を意識する

機体が目標地点からズレた・傾いたのを目で確認してから逆舵を切るような操作感覚では,フラフラしっぱなしになってだめということです.
あくまで,自分のスティック操作によって,機体を常に目標地点にバランスよくとどめているという感覚です.

まとめ

2日間ヘトヘトでしたが,無事合格して,民間ライセンスが送られてきました.(ばぁどドローンさん,ありがとうございました!)自動車免許以外のちゃんとした操縦免許を手にするというのは,50超えたオッサンのくせになんだか新鮮で,シンプルにうれしい...

ますますパイロットの方々(含.ライセンス保持者・講師の方々)への尊敬の念が深まりました.
そして,ドローンの自動制御の凄さも体感しました.
1エンジニアとして,制御システムの勉強モチベーションアプにもなり,IoT自動化時代に役立つエンジニアになるべく,精進を重ねていきたいと改めて思う良い機会でした!


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