つい２週間前、
鬼滅の刃に顔をしかめていたわたし…

幼い子供３人に、Amazonで鬼滅の刃をみせて、
後悔していたのに…

(さらには、実家の母に
“あんな残酷なアニメが流行るなんて、
日本も終わりやな。あれは、子供には見せたらあかんわ！” なんて苦情の電話？？を入れていたの💧 )

実はいま、そんなわたしが、
鬼滅のキャラクターにどはまりして、
とくに
竈門炭治郎、竈門禰豆子、
胡蝶しのぶ、煉獄杏寿郎、猗窩座
、嘴平伊之助の大ファンです♥️

あだ名をつけて、うちでは、
たんちゃん、ねずこ、しのぶ、
れんちゃん、あかちゃん、
いのすけって呼んでます♥️

わたし、映画も漫画本もみてないし、
娘の買った小説３冊をざっと読んだだけなのに…

まず、ユーチューバーのハラミさんが演奏する、鬼滅のピアノ音楽に魅せられ、

子供たちから、毎日毎日、鬼滅のストーリーを聞かされ、

“柱でだれが好き？”
“鬼でだれが好き？”

“煉獄さんカッコいい！”
“胡蝶しのぶ可愛い～しのぶになりたい♥️”

“猗窩座と結婚したい！”
“鬼舞辻無惨って、最強やのに最後、死ぬねんで。
むなしいやろ。”

と、一日中語られ、
鬼たちの背景を聞かされているうちに、

わたし、鬼滅の刃にはまってしまいました(^_^;)

長女が、
はじめは、“煉獄さんがカッコいいー！”
と言っていたのに、

しだいに、
“猗窩座が一番カッコいいし、結婚したい♥️”
と言いはじめた気持ちもよくわかったわ笑。

無限列車の文庫本を読んで、
猗窩座が言った、
“弱いものが大嫌い”発言や、
猗窩座がやったことを知り、

猗窩座にいいイメージはなかったし、
そんな不良男を娘がカッコいいなんて言って、
わたし心配したけれど…………

猗窩座の過去を知って、ほんとに泣けてきたし、
子供の頃の猗窩座がいたら、
引き取って、大切に育てたいと思ったし、

“弱いものが大嫌い”って言葉の奥に秘められた、
癒えていない、辛い心の傷もよくわかった。

自分が弱っちくて、
相手に勝てる見込みがないから、
卑怯な手を使って、倒したい相手の最愛の人を殺すなんて、最低だよね。

(↑これ、猗窩座が人だったころ、弱くて卑怯な人間どもからやられた仕業)

弱者には２種類いるんだよ。

★一つは、その人自身が、この地球で生きていくのに、何らかのハンディを背負っていて、助けを必要とする人。

(実は、掘り下げてみれば、ハンディと思えることほど、その人にとっては宝だったり、そのハンディのおかげで、人生豊かになることもあるんだよね。
わたしの人生もそうだった…。
→この話はまた別の機会にねッ)

★二つ目が、猗窩座の言う、卑怯な弱者。
自分より強かったり、
恵まれている豊かな人を妬んで、
真っ向から勝負に挑めないから、
姑息な手段で、相手や、相手の愛しい人をやっつける、ろくでもない弱者。

猗窩座が、弱者が大ッ嫌いな理由や、鬼になった気持ちもよくわかるわ…。

最期、恋雪ちゃんと再会できて本当によかった…。

人でも動物でも、どんなに最強な男だって、
最愛の女性を失ったら、
心も体もズタズタになるっていうのを、

わたしは見聞きしてきました。

わたしが病院勤務していたとき、
最愛の奥さまを亡くされた
男性の消沈ぶりといったら…

それはもう、社会的地位や財産肩書きなど、
関係ないんだよね。

愛する女性を失い、悲しみにうちひしがれ、
時には鬼になってしまうのは、

すべての男性がもつ性(さが)なのかもしれません。

動物界ノンフィクションでは、
狼王ロボ(ハイイロオオカミ)の話…。

ざっと要約すると…

時は1800年代の終わり…
北米ニューメキシコ州の、
広大なカランポー平原の、
最強王であったハイイロ狼ロボの率いる一団と、

それを仕留めようと北米全土から選りすぐられた、
凄腕屈強なカウボーイたち。

ロボの群れは、まるで、鬼殺隊の柱か、
上弦の月の鬼集団のよう…。

ロボたちは、
人間をはるか上回る知恵に長けている上、
厳しい自然界で鍛え上げられた
底無しのタフさを持ち合わせ、

カウボーイたちが、ありったけの知恵と、
渾身の力をこめて作り上げた、

血と汗と涙の結晶である、
どんな罠にも毒にもひっかからない…

それどころか、人間をあざわらうかのように、
罠も毒もひっくり返してめちゃくちゃにして、

牧場にいる、羊や牛の群れを皆殺しにして、
それを食べもせずに、
去っていく…。

ウルフハウンドの中でも、特殊訓練を受けた、
最強の猟犬軍団を差し向けても、
すべて瞬殺してしまう、ロボたち…。

そんなロボがね、
ある日、恋狼である、最愛のブランカを
人間に仕留められ、

ブランカの切り刻まれた体のパーツ、手足を
たどった先に仕掛けられた罠に、

あっさりとはまってしまったんだよ。

ブランカを追った、ロボの足取りは、
まるで、理性を失い、悲しみと狂気に荒れ狂った
ロボの気持ちを表すかのように、

ズタズタで、ふらふらで、ボロボロだった…。

殺すには惜しいロボ…
カウボーイたちは、生け捕りにしたロボを連れ帰った…

ロボは、最期まで、人が与えたエサを一度も口にせず、檻のなかから、遠く離れたカランポー平原を
見つめながら、静かに逝った。

そして、最愛のブランカが眠る、物置小屋に、
そっと横たえられた。

犬の群れに囲まれて育ったわたしは、
狼王ロボが大好きで、

幼稚園時代から小学生のころまで、
ロボが地球上の英雄で、
一番カッコいいと思ってたし、

わたしの姉貴であった、メス犬クロの次に、
慕ってたんですね。

狼が大好きで、狼の群で暮らしたくて、
本物の狼か、狼犬を飼おうと、
ブリーダーさんを訪れたほど。

わたしみたいな小娘に、狼は無理だよ、と
ブリーダーさんにことごとく言われて、
あきらめた思い出があります笑。

★幼児～小学校低学年の子には、Gakkenさんの、
【10歳までに読みたい世界名作シリーズ】
おすすめだよ♥️↓↓

そんなロボの最期が、
猗窩座の最期とかぶって、泣けてくるわ…。

Gakken出版さん【シートン動物紀オオカミ王ロボ】
漫画家 姫川明月作の挿し絵です↓↓

ジャックロンドン作の、
“白い牙”って作品に出てくる、

闘犬として叩き上げられた、
狼犬ホワイトファングの生き様も、
少し猗窩座とかぶるところあるんだよね…。

お次は銀牙！(昭和のアニメだよ)
銀牙を知ってる人だけにしかわからなくって
失礼ッ。

なんとなく、

★煉獄さん→銀のパパであるリキ

★炭治郎→銀

★その他鬼殺隊の柱たち→ベンや赤目、
ジョン、紅桜、スミスたち

★鬼舞辻無惨→あかかぶと

って感じしない？

それで、炭治郎のことを
銀太郎って呼び間違えたりしています笑

わたし、アニメって、
銀牙とドラえもん、ディズニーくらいしか見たことなく、

漫画も読まないタイプなのに…

小学三年生の頃には
学校の図書館の本はすべてを読みつくし、

五年生からは司馬遼太郎にはまって、
竜馬がゆく、燃えよ剣にはじまり、
読みつくしたくらい、活字本が好きなのに…

まさかアラフォーで、
子供もみるアニメのキャラクターにはまるなんて、思いもしなかったわー！

鬼滅の刃、本当にすごいし、
吾峠呼世晴さん、天才すぎるわ～♥️
発想力もすごいし、さまざまな人の心のひだまで分かる、母性愛に満ちた人なんだね♥️

人生、思いもかけない宝が降ってくる、
毎日が誕生日だよねー！

鬼滅の刃&吾峠呼世晴さん、
それをおしえてくれた子供たち、
ありがとう～♥️♥️♥️

Agora食育外来

薬草魔女医 Dr.Yumi