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ラテックス/ラバーでも真面目にファッション性を考えていきたい、という考え

2022年も6月後半に向かい一年の半分が終わります。
DOCTRINEとしては引き続き様々な作品を作っていきたいと考えていますが、その中でもファッション性に寄ったものもしっかり考えて作っていこうという思いにいたりました。

通常のフォトグラファーやメディアが扱う「ファッション」というのは布の服についてなので単純ですが、DOCTRINEが主軸として扱うのはラテックス/ラバー、いわゆるゴムの服です。
こうなってくるとなかなか制限も多く難しいです。

日本ではファッショナブルなラテックスウェアがさほど普及していません。
ですのでモデルの手持ちに期待するのは特例を抜いて現実的ではなく、撮影には衣裳調達から始めないと何もできないわけですが、その衣裳は1着につき6万円から20万円ほどします。
トップスだけあっても話にならないので、ひとり分を全身揃えたらいくらになると思いますか? 想像するだけでなかなかのハードルだと思いませんか。単なる個人の活動でそれをやるには無理がある気もしますね。

まあ、そういった課題はこちらの問題でしかないので読んでいる人には関係のないことです。金額感だけ知ってもらえれば大丈夫です。

最初にファッション性と書きました。
これが意味するところは、ラテックス/ラバーといえば多くの方が想像するのは全身に密着したキャットスーツと呼ばれるものだと思いますがウェアとしてはドレスもあればシャツもあって、布の服とまったく同じように多様な服があり着飾り装うファッション性の追求が可能なものだということです。
実際に女性向けファッションラインを充実させているラテックス/ラバーウェア・ブランドは多数あります。例えば、Atsuko Kudo,Dawnamatrix,Dead Lotus Couture,House of Etiquetteなどがそういえるでしょう。

一般に認知されているラテックス/ラバーのイメージ「わあ、フェティッシュ!」「わお、ビザール!」ではなく、それがゴムであってもちゃんとしたおしゃれな写真が撮りたいですねということです。
それも大人の鑑賞に耐えうるしっかりとした品質を保ちながら、目にした誰かが「こんなかたちのおしゃれもしてみたいな」みたいなポジティブな気まぐれを起こしてくれたらおもしろいかな、と。

もう少しだけ踏み込むと、フェティッシュシーンでのパーティーウェアとしてそういう楽しみ方が拡がると日本のそういった世界の感性がもう少しだけ豊かになるんじゃないかなと考えています。
単にフェティッシュだとかビザールだとかだけを目指すんじゃなくて、違った角度での楽しみ方が増えた方が世界は広がるように思います。

DOCTRINEではラテックス/ラバーでわかりやすく硬派な作品も撮りつつ、それだけではなくもっとこれらを多面多様的に捉えたいと考えています。
端的に「消費されるだけのコンテンツ」を作るつもりはないです。
なにかに貢献する意義ある利他的なものでありたいと考え、その延長線上に今回は「ファッション性」といったエッセンスが加わりました。

まあ、言うのは簡単なんですけど、どうやって実現していきましょうか。
とりあえず、第一歩として踏み出してみたので触りまでご覧いただければ幸いです。作品としてまとまったら、改めて発表する予定です。

作例


Photo by Seraph.M/©DOCTRINE
Model:Asuka
Outfit:Dead Lotus Couture
Photo by Seraph.M/©DOCTRINE
Model:Asuka
Outfit:Dead Lotus Couture
Photo by Seraph.M/©DOCTRINE
Model:Asuka
Outfit:Dead Lotus Couture
Photo by Seraph.M/©DOCTRINE
Model:Maika,Asuka
Outfit:TlcLatex,Dead Lotus Couture

DOCTRINE – HEAVY RUBBER TOKYO –
https://heavy-rubber.tokyo


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