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こたつから出てこない夫と、その電気代を気にする妻。

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

いろんな角度からお金にまつわる情報を提供し続けるサイト『ファイナンシャルフィールド』に、夫が「こたつ」から出ないことから電気代を気にする妻であろう人からの質問に回答する形で電気代を節約する方法の紹介記事が出されていました。

いつもなら素通りするのですが、ついついタイトルに釣られてしまい、ポチッと記事タイトルをクリックしたわけです。正確にいうと、記事タイトルから滲み出てくる夫婦の悲哀というかリアル、そう、ギリギリでいつも生きていたいからってヒリヒリした感じがプンプンしてきたので、あえて釣られに行ったわけです。

わざと釣られに行く魚はいないのかもしれませんが、仮にいるのだとしたら、その魚の狙いはなんでしょうか。

いつも自らの都合で魚たちの都合など一切無視した人間たちが乗船する船の転覆を果たすためなのか、はたまた、周りの仲間たちや家族は誰もいなくなってしまったがために絶望した自死観念からなのか…

その意思や願望を窺い知ることはできませんが、少なくとも、釣られに行くってことは何かしらの強い感情を抱いているに違いありません。それが何なのかを知ることもない人間は、いつも通りに釣り糸をたらしながら口に針の刺さった魚をみて「おし…!」とか言いながら釣り上げるのでしょう。

そんな魚の抱くストーリーに想いを馳せつつ、ぼくも今回のフィナンシャルフィールドに掲載されている「夫が…」の記事タイトルに向け、突っ込んでいきます。

「記事内にある夫婦の悩み、苦しみ、妬み、つらみ…何があるのかは知らねーが、その感情、少しでも理解できることがあるかもしれねぇ!読んだからといってオレがあんたら夫婦の何かしらを解決できるとは思わない。けどな!けど、それを読むことによってあんたらが少しでも円満な夫婦生活が送れる可能性が引き上がるってんなら、乗っかってやるよ!」

そんな気分で釣られようとしているわけです。

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でも、もし、こたつから出ないのではなく、出れないのだとしたら…

もしかしたら、この相談主の夫は、こたつの中で誰にも知られないように行動しなければならなかったのではないか。

仮にそうなのだとしたら、この夫は、冷戦時代の日本に存在していたとされる、陸上自衛隊・情報二部・特別勤務班という、通称“別班”のメンバーなのではないか。

別班員であることは家族にも知られてはいけないでしょうから、妻である相談主にバレないよう、だらけた風体を装い、自宅でゴロゴロと何もしない夫を演じながら、こたつの中で他の別班員に向けて指示を出しているのかもしれない。

もちろん、この夫が別班ではない可能性もあります。いや、その可能性の方が高いのかもしれません。でも、それだって一つの可能性であり選択肢の一つです。

もしかしたら、この夫は、こたつに入ることによって一種の覚醒状態に入ることができる特異体質の持ち主なのかもしれません。

こたつに入ることで覚醒した彼は、ありとあらゆる感覚が研ぎ澄まされ、周りの動きがスローモーションになっているかのような状態となり、それによって自身の脳内を最大限に加速させては1日24時間という概念を取り払い続けているのだとしたら…

妻はタイトルから12時間もこたつに入り続けることによって電気代を気にしているようなことが記載されているものの、感覚が研ぎ澄まされた夫は実時間の12時間を18時間や倍の24時間、さらに36時間など、実態感としてはもっと長く感じることができているのかもしれません。

12時間分の電気代で24時間分もこたつのぬくぬくと味わうことができるのだとしたら…こたつ好きな人たちにとっては夢のような状態なのかもしれません。この夫を調査・研究することによって、我々の五感を拡張させるためのヒントを導き出すことができる可能性すらあるでしょう。

さて、その答え合わせをしようじゃないか。

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記事タイトルをクリックするとファイナンシャルフィールド内にある該当記事が表示されます。

こたつの上にある天板には、煎れたてであろうことが伺えるお茶が湯呑みに入れられ湯気を立たせています。なぜ、お茶なのかといえば、隣に急須が置いてあるから。いや、急須に入れられていることがお茶だと断定するのは早計かもしれません。もしかしたら紅茶を淹れている可能性も…

しかし、このタイトルには「夫がこたつから出ない」とつけられているわけで、こたつから出てこない夫を連想づけるためには、こたつから出ずにぬくぬくと過ごす夫の像を読者に抱いてもらわなければなりません。

そうなると、みかんをむいて食べているか、ゴロンと横になりながらテレビを見ているか、お茶を飲んでいるか…といった、特に何をするでもなく居座り続けるだらしないおじさんを想像するような画像を選ぶべきだ。

決まりだろう。

ゴロゴロと何もせず、そこに居座り続けるだらしないおじさんを想起させるのであれば、この画像内の湯呑みに入っているであろう湯気を立ち上らせているものはお茶だ。

さぁ、この夫婦は、こたつを軸にどんな関係であるのか。こたつがあることによって夫婦関係が温まっているのか、それともこたつの温かさに反比例するが如く冷え切ってしまっているのか。

もしかしたら、こたつが問題の軸にあるように見せているだけで、本質的にはこたつに入る際に座っている座布団が軸になっているのか。座布団を枕がわりに寝てしまうといった行為が話を急展開させる要素となってしまっているのか…

想像が止まらない。

こたつを挟んで向き合うのか、それとも直角な位置関係になるのか。この夫婦は真四角のこたつにおいて、どういう位置関係を選び、そこからどんな話を展開していくのか。

夫は、天板の上にあるお茶を自ら用意したのか。それとも妻が気を利かせて持ってきているのか。はたまた古くさいジェンダー感が染み付いていて、「女性が用意するもの」といった風習を何も考えずに双方が実践してしまっているのか。

…は!もしかしたら、この夫婦は夫の両親と共に暮らしているのかもしれません。

夫の父親は昭和に生まれ、昭和と平成を現役で生きた人であるから、昭和的な価値観のまま生きてきたため女性=主婦といった固定的な夫婦像に囚われ続けており、それを飲み込むしかない相談主である嫁にお茶を持ってこさせては淹れさせるといった行為を強制させているのかもしません…。

見えない!この家族の実態が見えないぞ!

想像に想像を重ねてしまい、本題である内容に入っていくことができない…

くそ、こうなったら本文を読み進めていくしかない!
こたつとお茶、急須が中心に据えられている画像から下に画面を遷移していくと、リード文が出てきました。そこに記載されている夫婦の関係性は…

消費電力の低い暖房器具として人気の高いこたつですが、もし毎日12時間つけっぱなしにした場合は、どれくらいの電気代がかかっているのでしょうか?

そこで本記事では、こたつを毎日12時間、1ヶ月間つけた場合の電気代を算出してみました。

また、こたつの電気代の削減方法も併せてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

https://financial-field.com/household/entry-262061

…。

……。

内容は、そのままこたつを12時間つけていた場合の電気代を試算し、節約方法を紹介することを経て、「上手に節約しながら冬を乗り越えましょう」と結んでいました。

まぁ、あれですね。なんというか。夫婦に特段、問題があるわけではなさそうでよかった、ですね。はい。

おわりに

すいませんでした。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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