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Xプレミアムで利用できるLLM「Grok」とは? 機能と特徴をまとめてみた

👋こんにちは、AIBridge Labのこばです!

今回は、イーロンマスク率いるxAIが開発したLLM「Grok」について、速報的にその機能と特徴をまとめてみました。Xプレミアムユーザーに公開され、日本語設定のユーザーも利用できるようになったGrok。一体どんなLLMなのか見ていきましょう!


Grokの概要

GrokはxAIが開発したLLMで、現在Xプレミアムユーザーに公開されています。現時点で搭載されているのはGrok-1.5ではなく、2024年3月17日にオープンソース化されたGrok-1.0である可能性が高そうです。

この回答の真偽のほどは定かではないですが、性能的にはあっていそうです。
(ちなみに2.0と答えるときもありました)

Grok 1.5だとするとコンテキストウィンドウは128,000トークンまで扱えるはずですが、使ってみたところかなり短めに制限されていました。
1000字を超えるような長文の要約だったり、複雑な計算問題を15問ぐらいだそうとするとエラーになったり「長すぎるのでもっと短くして」と言われたりするので、試験運用でまずは1.0からリリースしていそうですね。

Grokの機能と特徴

GrokはXのタイムライン上の情報をリアルタイムに収集できることが特徴とのことです。X自体を情報ソースにすることができるメリットとして、ネットミームやネット流行語のような情報に強くなるということが挙げられますが、今のところまだ完璧ではなく、ローカルな話題や極めて最新の情報はまだ拾い切れていないです。

近い将来、X版のPerplexityみたいな存在になることを期待したいですね。

2024/5/8時点で、7日発表の情報について話すことができています。

色々と試してみたところ、計算問題の処理能力は比較的高く、レスポンススピードも速かったです。日本語入力への対応も良好ですが、長文を入力したりタスクが複雑化したりすると英語で返答してくることもありました。

作文能力はやや物足りない印象ですが、アイデア出しには活用できるかもしれません。

出力できる文字数は600〜650文字程度に制限されている可能性があり、入力できる文字数にも上限があるようです。使い勝手という点では、まだ改善の余地がありそうですね。

Grokの気になる点

Grokは、上記の通り最大の強みである「Xの投稿との関連付けや調査における正確性が今一つ」のようです。また、Llama3 8Bよりは精度が高いものの、70Bよりはかなり劣る印象です。

今のところはまだテスト段階で、Grok1.5の正式リリースあたりから一気に印象が変わると読んでいます。

Grokの便利機能

Grokにはいくつか便利な機能があります。
ユーモラスな回答を重視するユーモアモードと標準モードをいつでも切り替えることができます。

また、Grokとのやり取りをリンクでタイムラインにシェアしたり、テキストをコピーしたり、DMにシェアしたりできます。この辺りは、SNSに沿ったLLMらしい仕様だなと思います。

また、LLMでは一般的機能ですが、マークダウンやJSONなど、多様な出力形式をサポートしているのも嬉しいポイントですね。

今はまだできないようですが、例えばフォロワーの多いインフルエンサーさんをランキング形式にして出力するとか、マーケティングなどにも使えると活用範囲がぐっと拡がっていきそうです。

まとめ

今回は、イーロンマスク率いるxAIのLLM「Grok」の概要と特徴を紹介しました。現時点ではおそらく試験的な運用でまだ発展途上の印象ですが、今後どのように進化していくのか楽しみですね。
Xプレミアムプランに加入済みの方はぜひ一度触ってみてはいかがでしょうか。

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