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洋服の品質ってなんだっけ?

こんにちは。ドットエフです。
アパレル業界歴10年以上のアラサーメンズがファッション「そういえばなんで?」を皆様にお届けいたします。

本日のテーマは、

「品質の悪い洋服のとは」〜長く着れないの

は低品質?〜


今回のテーマ興味ないよ〜って方は、他の記事覗いてからお帰りいただけたら光栄です。興味は人それぞれだと思います。見たいものを見るそれがファッションです。

前回の記事から引き続きのテーマになります。
まだ読んでないから
コチラ
を見てから続きを読んでいただければ嬉しいです!

では早速スタートしましょう。

価格の安い服は前回も書きましたが、お値段以上と呼べるコストパフォーマンスの服もたくさんあります。
ですが、そうでない服がたくさんあるのも事実です。
しかしそれも捉え方の1つです。みなさまも経験あるのではないでしょうか?高い価格で買ったTシャツも薄かったり、数回洗ったらヨレてきてしまったようなことないですか?
素材は高級品だけど、耐久性や管理には気を付けなくてはいけないものもたくさんあります。ファッション界における高品質とは多岐にわたります。
ですが、先のテーマから考えると普段使いで多く使えたり、気遣いがそこまでいらないものを高品質と定義づけてお話をしようと思います。
つまり、今回は長く着れる!服とは?ということが最大のテーマです。


本日はそういう服を見分けられるようになり、いい服を損せず手に入れられる達人になる見極め方を伝授いたします。
低品質に見える3個の理由とともに考えて行きましょう。

①首周りが置いたときキレイな円を描かない。左右非対称

俗に言う首回りが汚いということです。人間の体はある程度円でできているのでそれにフィットするように作られているのが洋服の基本です。なので、
それが守られていないと負荷のかかる場所が変わるのでヨレや色落ち等の劣化の原因になります。綺麗に作られていると均一になりやすいので、劣化はしていきますが目立ちにくくなります。
基本を簡易的に見分けられる方法は、左右非対称であるか。です。他にもありますが店頭でサクッとわかるのには最高の方法です。色々理由は有りますが、左右対象な方が間違いなく品質はいいです。

②縫い目を境に生地同士で見た目に違いがある。

あまり注目する箇所ではないかもしれませんが、大事な要素になります。今回は、同じ素材同士を縫い合わせたときのお話です。顕著に見られるのは脇の縫い目です。(袖のした部分や、パンツの外側の縫い目)洋服の前と後を繋ぐ上でなくてはならないものになります。
ではどんなものが低品質と呼べるかというと、生地の見え方が変わっているものです。
1.生地向きが若干違う
→伸びる方向や生地のよって適性のある方向があります。それは微妙に違うだけでも徐々に型崩れする理由となります。
2.片方にだけしわがある
→同じく分量で縫われていないということになります。生地がどっちかにひっぱられてしまっていたりするため、左右の丈が微妙に非対称であったり、生地が正しく縫われていないのでいつかその部分がひっぱられてくずれていく恐れもあります。
これを選ばない方法は、見るということです。買う前に一旦見てみましょう。袖下などは忘れがちですが見るだけで対策可能です。
3.縫い目が規則的ではない
基本的に洋服は直線と緩やかなカーブの2種類で構成されます。定規とコンパスを用いたようなカーブを想像してもらえると分かりやすいかもしれません。なので一部分だけ不自然にずれているや端っこだけ曲がっているなど、定規とコンパスで線を引くのを失敗したかのようなものが普通にあります。洋服というのは布ということもあり、複雑そうに見えますが無駄をそぎ落とした洗練された作りです。なのでシンプルな分これは大事な要素になります。

③着ると不自然なしわができる

正しく作られていない証拠です、わざとアンバランスにしているデザインのものもありますが、基本的には洋服は左右対称です。なぜなら人間が左右対称の作りだからです。
片方の裾だけ上がって見えるなど様々な状態があります。これは縫製が悪いのかそもそもベースとなるパターンが悪いのか、生地の選定が良くなかったのか様々な原因が考えられます。
ですが、これらはこれ!という原因より違和感レベルだと思います。ですがなんか変だなと思ったら同じサイズの別のものがあるか確認してみることが大切です。違和感には必ず原因があります。
もし着れる環境にいるのなら、試着してみることは似合う似合わない以前に失敗しない買い物をするという観点でもとても大切です。

経験上、安い服に見える理由は生地だけではなく、縫製のレベルというものも大きな影響を与えます。人件費を抑えることで安く作れる。というからくりがあります。
その人たちがレベルが低く悪いというわけではありません。人間の性質と呼べるものかもしれませんが、賃金はモチベーションになると思います。それがないため、ただこなすという要素強くなってしまうため向上されていかないというイメージがあります。そのため良くないクオリティのまま何年もレベルが変わっていかないのだと思います。クオリティにばらつきがあるのはそういう理由です。
余談ですが、規模や折れた針はしっかり管理しているかなど、商品を取り扱っている工場への管理は海外であろうと日本はとてもしっかりしている国だと思います。実際に視察に訪れても想像よりよっぽど綺麗だと思います。
普段はどうなっているかはわかりませんが。。。

お店に行くと自分のサイズが何着か店頭に出ている場合があると思います。何着か上記を気にしながら選定してみるのが失敗しない大切な要因となるので是非実践して頂ければ嬉しいです!!

せっかくなら、長く着れた方がいいと思います。安いからワンシーズンでいいやと思ったこともある方もいるかもしれませんが、それは余計な買い物をしてしまってます!
ワンシーズンで着れなくなってしまう服なんてそうそうありません!!
少しでも長く大切に使って、また同じものを買うくらいなら新しいものを探しましょう。

少しでも役に立てば幸いです。デザイン以外も注目してみてください。きっと僕の言っていることがすぐわかると思います。

少しでも面白いと感じていただけたらまた読んでもらえたら幸いです。
新しいテーマで、またお会いしましょう。

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