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出版にあたり -非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術-

はじめまして、コミュニケーション・デザイナー/クリエイティブ・ディレクターの齋藤太郎と申します。
この度初めての書籍を出すことになりました。
タイトルは「非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術」です。

はじめに断っていくと、この本には豊かな表現をするための「アイディア発想法」のような内容は書かれておりません。特別なセンスや才能が必要とされる「表現のクリエイティブ」ではなく、様々な企業や集団、ブランドなどが抱えている課題を解決するための思考法や進めかた=「ビジネスのクリエイティブ」について記した本です。クリエイティブというと自己表現をイメージする人もいるかもしれませんが、「ビジネスのクリエイティブ」は自己表現ではありません。あくまでも、課題の解決に主眼を置いたものの考えかたです。

誰しも、何かしら抱えている課題があるはずです。課題がない人や、課題がない企業なんて、世の中にはないと思います。そうした世の中で、クリエイティブに課題を解決していく力、もっと言えば、結果を出すためのビジネスのクリエイティブは、この先ますます必要になってくると思います。それは決して一部の人だけの、特別なものではありません。心がけ次第で、誰もがクリエイティブな仕事の進め方ができるようになるはずです。

ボクは、自分自身がクリエイティブについて語るなんて、おこがましいと思っているし、今も自ら「クリエイター」を名乗ることはありません。クライアントさんからクリエイティブ・ディレクターとして頼って頂けることはありますが、名刺の肩書きにも「コミュニケーション・デザイナー」と記されています。これは、今から17年前、会社を立ち上げた頃に、クリエイティブの仕事をしている人たちに顰蹙を買わないように無理やり自分で作って、名乗り出した肩書きです。

この本は、30歳を過ぎるまでコテコテの営業マンだったボク自身、クリエイティブなんて自分には無関係だと思っていたボク自身に対して、書いた本です。コピーライターやアートディレクターといった、クリエイティブの経験が全くなかった人間が、いきなり電通から独立してクリエイティブエージェンシーを立ち上げて、変わりゆく時代の中で、色々なことを体験し、もがきながら学んだこと、得たことを、絞り出すように書きました。(下は創業時の写真です)

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営業マン時代のボクは、クリエイティブの仕事に取り組むことが出来るのは、持って生まれた特別な才能やセンスのある人だけだと思っていました。でも実際に自分自身が様々な課題に直面して、課題の本質がなんなのか、それを解決するにはどうしたらいいのか、考え抜いてみているうちに、いわゆるクリエイティブ職の経験がなかった自分にも課題が解決できるようになってきたのです。それは周りに優秀なかたがたくさんいらっしゃって、そうした人たちの仕事の進めかたを真似たり、盗んだり、学んだりすることで得られたものです。このボクでも出来るようになった思考法を、実際に取り組んだ事例を交えながら、可能な限りわかりやすく書かせて頂きました。

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帯のメッセージをベストセラー「1分で話せ」の作者である、Zアカデミア学長の伊藤羊一さんに書いて頂きましたが、そこには「僕にも出来る気がしてきた!」と書かれてあります。その言葉通り、ボクでも出来るようになったので、きっとみんな出来るようになると思っています。

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クリエイティブは、一部の人だけの特別なものではありません。人間誰しも元から備わっている能力の引き出し方、活用法があるはず。人間は生まれた時はみんな等しいわけだし。
そしてクリエイティブな仕事の進めかたを、意識して使えるようになるだけでパフォーマンスが圧倒的に変わって、仕事がどんどん楽しくなります。結果的に世の中の役に立てるようになる。最高にハッピーになれるはず。

『非クリエイターのためのクリエーティブ課題解決術』よろしければ是非読んでみて頂きたいです。
#非クリのクリ術


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