映画レビュー「マリグナント 凶暴な悪夢」


一昔前なら相当キワモノ?な奇想天外ホラー(若干のネタバレ)
★4

面白い。

ジェームズ・ワン監督という事だけで鑑賞。

導入は超常現象系ホラー。
前半はその手の演出たっぷりで
背筋ゾクゾクしながら見れます。

でも、途中からサスペンススリラーへ展開し、
最後はなんとモンスターホラーへと発展!

見終わったら、
なんてぶっ飛んだホラーだったんだと
ある種痛快な気持ちになれます。

しかしこれ、
めでたし めでたし みたいに締めてるけど、
あれだけ人が死んじゃってるんだから全くめでたくないよね。
主人公は頑張っても
亡くなった人たちは帰ってきませんからね。

役者陣が印象に残る人たちばかりで
かなり良かったです。
特に刑事役のジョージ・ヤングが
若い頃のキアヌ・リーブスっぽくて素敵でした。

いろんな要素てんこ盛りなのに
破綻せずスタイリッシュにまとまってるのは
監督の力量でしょうね。

一昔前なら表現したい事に映像のクオリティが追いつかず
相当キワモノ扱いされたであろう
オリジナリティ溢れる奇想天外ホラーでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?