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【バラ色の回顧 ~なぜ上司は過去の自分を美化して話してしまうのか~】

「バラ色の回顧」とは過去の出来事をより良いものとして思い出す認知バイアスの一つ。
人は自分が経験した過去の出来事を、その時よりも良いものとして記憶し回想する傾向があります。

例えば、学生時代には苦労したけれども、その後の人生で成功を収めた場合、過去を回想する時には、学生時代の苦労を乗り越えた自分自身を称賛するような思い出として記憶することが多いかもしれません。
同じ様に、失恋や失敗などの辛い出来事も、時間がたつにつれて、より軽いものに感じられるようになる傾向があります。

しかし、バラ色の回顧には問題点もあります。過去の出来事を過大評価することで、現実的な評価ができなくなってしまうため、今後の人生の決断に誤りを引き起こすことがあります。
また、過去の出来事を都合の良いように歪めてしまうことで、自分自身や周囲の人々との信頼関係を損なうこともあるかもしれません。

あなたの過去はバラ色ですか?

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