KurzgesagtのShort動画紹介④『パンゲア大陸』

0:00~
ひとつの大陸、ひとつの海。これが2億年前の世界の姿だ。

0:06~
【2億年前】
そこには超大陸「パンゲア」と、海洋の「パンサラッサ」しかなかった。
おそらくはマントル対流により、それが今日の形に引き裂かれた。

0:17~
マントルにはコアから外へと熱を運ぶゆっくりとした流れがある。
熱い鍋の中でお湯が上昇するようなものだ

0:24~
加えて、自己破壊もあっただろう。沈み込み帯では海洋地殻がマントルに沈み込む。これによって地殻は密度と重量を増し、残りの地殻も引っ張り込まれる。

0:35~
【現在】
アフリカ大陸はユーラシア大陸に向かい、地中海は徐々に消えていく。アルプス山脈はこの衝突によってできたものだ。

0:44~
一方、アメリカ大陸とユーラシア大陸は離れていく。南北に伸びた大西洋中央海嶺が両者の境界で、そこからプレートは東西に離れていく。

0:54~
深部からの新たなマグマが新たな地殻となる。一方で古い地殻は内側に潜り込み、沈み込み帯を形成する。地表は基本的にリサイクルされているのだ。

1:03~
【現在から5000万年後】
海洋プレートの西側がアメリカ大陸に飲み込まれ、プレートの運動方向が逆転する。アメリカ大陸とアフリカ大陸、ユーラシア大陸が近づく。

1:15~
アフリカ大陸がヨーロッパに衝突し、地中海は無くなっている。両大陸は統合され、アフロ・ユーラシア大陸となる。

1:23~
【現在から1億7500万年後】
アメリカ大陸沿いの沈み込み帯が全てを食い尽くす。かつての大西洋中央海嶺も消滅し、アフロ・ユーラシアプレートが下に引きずりこまれている。過去数百万年で最大の大陸衝突が間近に迫っている。ごくゆっくりと進行するが、回避不能だ。

1:43~
【現在から2億2500万年後】
大陸が衝突した。北側ではニューファンドランド(※)が北アフリカだった部分に、南側ではブラジルとかつての南アフリカが衝突する。

1:55~
【現在から2億5000万年後】
アメリカ大陸とアフロ・ユーラシア大陸は一つとなった。大西洋はもはや小さな湖となっている。ニューヨークは衝突によってできた新たな山脈の上にある。

2:07~
南アメリカ大陸がインド洋を閉じこみ、もはや海はたった一つ、プロパンタラシック海があるだけだ。そこにはドーナツ状の大陸が浮かんでいる。
パンゲア・プロキシマだ。

※ニューファンドランドとは、カナダの州の名前。
※最後の一文は、動画をループ再生させるためのものであるため省略。