雑記:Helckアニメ化するってよ
マンガ好きを自認しているのだが、最近は高評価を固めているマンガしか読めていない。時間が限られていて、無名のマンガを発掘して応援するようなことは全くできていないのだ。
そんな自分だが、一時期は熱心にweb漫画を読み込みピンときた作品を推していた。その頃の一番の収穫は、商業デビュー前の七尾ナナキ先生を見つけ、いち早く応援できたことだろう。
彼の商業デビュー作である『Helck』は投稿トーナメントという企画を勝ち残った作品だ。だが実は、2回戦の内容が地味すぎて危うく落選するところだった。当時Helckに投票していた人たちは、みな自慢に思っているのではないだろうか。
最終的にHelckは、トーナメントで2位につけ、連載を勝ち取った。そして何度か「神回」を生み出しながら、最高の読後感を残しつつ、全12巻で完結したのである。
しかし、マンガ界における位置づけとしては、「知る人ぞ知る作品」という水準にとどまったのではないだろうか。少なくとも、一般的な知名度はあまり高くなかったと思う。もっと評価されるべきという思いから、自分も『Helck』を推す記事を書いたりもした。知名度の低さがじれったかった。
新連載の『異剣戦記ヴェルンディオ』も、期待通りの面白さではあるものの、隔週更新ということもあり、これまたブレイクは遠そうな感じであった。
七尾ナナキ先生が世間に広く知られる日は遠いのだろうか…
そんなモヤモヤを抱えていたところ、2月14日、バレンタインデーに最高にうれしい情報がインターネットを駆け巡っていた。なんとHelckがアニメ化されるというのだ。
このニュースを見た瞬間、自分はPCの前で短く奇声を発した。次に、公式の発信を隅々までチェックし始めた。それだけでは興奮がなかなか収まらず、次にtwitterで「Helck」の文字列が入ったツイートを検索し、ニヤニヤしながら30分ほど見つめていた。
…前置きが長くなったが、今回のアニメ化がうまくいくことを心から願っている。「Helckのアニメがこうなると良いなぁ」という内容をポツポツ書くなどしてみたい。
2クールで最後までやってほしい
ボリューム的に、1クールならヘルクの過去話までになるだろう。そこで終わるのは微妙なので、アニオリとかで盛り上げて終わりになるだろうか。ちょっと嫌だ。
Helckをアニメ化するなら、ぜひとも後半にある重要な回が世間に届いてほしい。簡単に期待できることではないのだが、2クールで最後まで放送されるといいなぁと思っている。
独特のギャグをアニメにおこせるか
心配なのが七尾ナナキ先生の独特のギャグである。マンガのコマ割りとして表現されているのだが、無言のコマとかちょっとしたセリフとかでニヤニヤさせるのがうまい作家なのである。
これがアニメでどう表現されるのか。楽しみでもあり、不安でもある。
間の取り方がイマイチだったり、アニメ向けに昇華されていなかったりすると、妙なことになってしまいそうで怖い。演出に期待したい。
同じくマンガワンの『ケンガンアシュラ』や『灼熱カバディ』は、アニメ化としてはイマイチだったらしい。制作会社に恵まれてほしいものだが…
同じマンガワンだし、担当編集も同じである。大丈夫だろうか。
ヴァミリオの声優は?
アニメがヒットする可能性も十分にあると思っている。序盤のツカミが強いことと、ヴァミリオのキャラクターが良すぎるためだ。
だからこそ、ヴァミリオの声優が誰になるのか気になる。いや、声優詳しくないんだけど、いいキャストが当たってほしいものだ。
要するに
良いマンガだから良いアニメになってくれ。タノム!