田村民子

「伝統芸能の道具ラボ」主宰。ライター。道具復元コーディネーター。能楽や歌舞伎、文楽など…

田村民子

「伝統芸能の道具ラボ」主宰。ライター。道具復元コーディネーター。能楽や歌舞伎、文楽など伝統芸能の道具および裏方職方の研究、復元と執筆。東京新聞にて第四金曜「お道具箱」連載中。 https://www.dogulab.com

最近の記事

歌舞伎座、千穐楽

歌舞伎の関係者がこれほど、千穐楽の幕の写真をアップしたのを見たことがありません。歌舞伎座は関係者にとっては、おうちみたいなもの。少し前まで、幕のない寂しい建物の姿ばかりでしたからね…。大道具さんたちも、ほっとした様子でした。さあ、次は9月公演。

    • 文楽が待ち遠しい

      9月の文楽公演の駅貼広告。 『二人三番叟』は、肌色の「又平」のほうが、格が上だということを、首(かしら)担当の人から教えてもらいました。 文楽の首(かしら)を作る人は、いつも楽しそうに首と対話をしています。まるで、遠い昔の職人とお話をしているみたい。 コロナ禍で、なかなか取材に行けなくなりましたが、安心できる状況になったら、すぐにでも飛んでいきたいです。

      • 歌舞伎座、ようやくの再始動。

        長い眠りから、ようやく歌舞伎座が目覚めました。 八月花形歌舞伎、本日、初日。 第一部は「連獅子」。幕があがっただけで、われんばかりの拍手。役者が出てくるたび、そしてひっこむたびに、拍手。客席数が減らされているので、人数は少ないはずなのに、こんなに熱気を帯びた拍手を久しぶりに聞きました。 みんな待ってた…。

      歌舞伎座、千穐楽