以前公開したビートルズのアルバム＆各アルバム好きな曲ランキングにて、そういえばパスト・マスターズやってない…と気づき、アルバム未収録曲ランキングとして別で書くことにしました。

では早速やっていきましょう
マジカルミステリーツアーは今回アルバムとしてカウントします。

10位 Bad Boy
ジョン・レノンの声は最強ということを再確認出来ますね。しゃがれという訳でもなく、透き通ってるという訳でも無い絶妙で最高の声。その癖彼は表現力の天才。もう無敵です。
間奏のエレピが好き。

9位 I Feel Fine
イントロのフィードバックはハプニングによるもので、本当にあらゆる出来事からインスピレーションを得てるのだと感心しっぱなしです。
ギターリフもキャッチーでつい口ずさみたくなります。

8位 Lady Madonna
"See how they run"のコーラスは絶品。分かりやすくノれる曲で、ポールの黒人ロックンローラーへのリスペクトを感じる野太い声もイントロのピアノも渋いブラスソロも大好き。

7位 Revolution
初めて聴いた時は衝撃でしたね。劈くようなギターと共に放たれる思想の強い歌詞。
これが許されるのはビートルズだけ。

"JOHN'S MIC IS SHIT!!"

（本当に言ってたら面白いけどそう言ってるようにしか見えない。）

6位 Paperback Writer
個人的に「I Feel Fine」→「Day Tripper」→「Paperback Writer」で1つの流れというイメージがあります。実際にジョンはこの曲を「Day Tripperの息子」と発言してるのであながち間違いでは無いのかなと。
｢Revolver」の先行シングルとして申し分ないヘビーなギターとレベルの上がったレコーディング技術を楽しめる一曲。何よりバースに入る時のﾃﾞﾚﾃﾞﾚﾃﾞｰﾝというベースが本当に好きなんですよね。これを聴くためにこの曲聴くまであります。

5位 Rain
大暴れしてるリンゴ、ポールと淡々と歌ってるジョンの対比が素晴らしい曲。
サビのハモリもとても綺麗で最高。

4位 Day Tripper
最高のギターリフはもちろんですが、僕はジョンのリズムギターにも注目したい。特にサビと間奏の部分。めちゃくちゃかっこいい。
本当に彼らは静と動を使い分けるのが上手いと感じる一曲で、リンゴの素晴らしいドラムがそれを引き立てています。

3位 She Loves You
今になってこの曲の良さに気づくのはまさに一周まわって来た感じがします。
サビで裏拍を刻むドラムと最後の6thが印象的。単純そうで技巧まみれの名曲です。
ロックな勢いで放たれるちょっと捻った歌詞。アイラブユーじゃない。シーラブズユーなんですよね。

2位 We Can Work It Out
ビートルズ聴き始めた頃からずっと好き。ポールのある種楽観的な歌詞とジョンのリアリズム溢れる歌詞が共存している貴重な曲。
この曲の一番好きな音はジョンのハーモニクス（だと思います、鍵盤楽器全然詳しくないので違ったらすみません）で、鳴っている音はシンプルでも、曲に少し切なさというか、悲しさというか、そういう素晴らしいエッセンスを加えています。

1位 Hey Jude
なんだなんだ大名曲。この一言に尽きます。
覚えやすいメロディ、力強く心に響く歌詞。本当に最高です。
特に好きな歌詞はジョンもお気に入りとしている‘“The movement you need is on your shoulder”というフレーズ。意味がわかるようで分からないこのもどかしさがいい。ポールはしっくり来なくて変えようとしたらしいですがジョンが「そこが一番いい」と一喝。変えなくてよかったと思います。
そして最後のリフレイン。ジョンに愛されない息子、ジュリアンへの熱いエール。そして好きなのがポールの発狂とも言える節々の奇声。これがあるから飽きずに聴くことが出来ます。素晴らしい工夫です。

あと、これはずっと思ってるんですけどこの大名曲が「アルバム未収録」なのが本当におかしい。
ホワイトアルバムにこの曲が入っていた世界線があったとしてもホワイトアルバムは後世に残る素晴らしいアルバムになっていたと思いますし、実際アビーロードはシングル曲が結構入っていますが名盤という扱いを受けています。
彼らはこの大名曲を新アルバムに入れることを「逃げ」と判断し、新たに30曲をレコーディングし結果大ヒットさせてるんですもんね。それもバンドの雰囲気が悪くなってきてる時期に。伝説としか言いようがありません。

まとめ
アルバム未収録曲でここまで名曲に溢れているバンドがビートルズ以外に存在するでしょうか。
やはり彼らは最高の存在なのです。

では、よいビートルズライフを。