オンライン練習会について

昨今新型コロナウイルスの影響により、練習会やイベントの自粛がされていますが、オンラインでの練習会について知見を貯めようと思ったので、いろいろ参加した所感をまとめたい。基本的に媒体はZoom、1回はDiscord。

1.参加したオンライン練習会
①CJC
世界中のジャグラーが一同に会す場として、3月中旬ごろから定期的に開催されていた。
50人ほどが参加していて、ビデオやルーティンを見て感想を言ったり、アンケートでサイモンセッズやエンデュランスの提案を行っていた。
50人になると3人ほど進行役がいて、他の人は進行役の話を聞いたり適当にジャグリングをしたりといった感じ。練習会というよりは座談会がメインで手を動かしている人よりもPCの前でじっとしている人が多い。

②皿回し練習会
 ・自己紹介→座談会→ワークショップ
自己紹介からの座談会からのWSの流れは初対面の人の多い練習会では良かったと思う。座談会はうまい人の思考回路を探るような質問をしていて一気に馴染むことが出来たように思う。
12人程度の参加者だった。皿回しは3人圧倒的にうまくてその人たちが悩みを相談するような形でもしかするとほかの道具にはないコミュニティの特徴があるのかもしれない。
WSは10分間でコンパクトだった。オンラインではだらだらやるよりはこれくらいコンパクトなほうがいいのかもしれない。WSは質問が多いととてもやりやすい。ホワイトボードがあると説明しやすいかもしれない。若干画面が小さいので細かい説明が難しい。

③1vs1練習会
 しゃべりながらアイデア出しができる。自分自身を見ながらジャグリングできることはメリット。
他の練習会にくらべて話さなくても、そのまま人のまねをすることが出来るので良い。カメラから自分の距離をちょうど良い位置に置いているので何をやっているのかわかりやすく、真似がしやすい。

④少人数道具練習会(5人)
 自己紹介→練習(適宜面白そうな動きをしている人に話しかける)→フリートーク→動画鑑賞会
 1vs1練習会に比べると口数は減る。一画面で4人を見ながら練習ができるため、面白いことをやっている人を見つけるのが容易にできる。
最初細かい動きについて説明するのがオフラインは難しいと思っていたけれども、慣れてきたからか言葉を重ねて説明ができるようになってきた。
画面共有で動画の鑑賞会が出来たのは面白かった。

⑤個人発信の練習
(1)Zoom
ディアボロの人の突発の練習会に参加したが、ディアボロのカチャカチャする音が意外にも心地良い。オフラインでの練習会の聴覚的な心地よさがオンラインでも実現できていると言える。ディアボロの人の練習会なので時々技のコツについて聞いている場面が見受けられる。
(2)Discord
人と話しながら練習をする作業用の練習の感覚。特に映像をONにすることはなかった。練習後に飲み会を開くような感覚。情報交換の場がCOVID-19のせいでなくなっているため、人の声を重視する練習も良いと思われる。
(1)は道具の音で(2)は人の声。道具等関係のない練習会の聴覚的な役割が上手く作用しているのだと思われる。

2.今後の想定
(1)可能な練習会メニュー
JJF2019のスケジュールを見たときにZoomで可能そうなイベントとしては以下の通り。
・フリーパフォーマンス(ルーティン、JJS)
・エンデュランス
・エクストリームジャグリング
・サイモンセッズ(←通信のラグとかどうなんだろう…)
・座談会(FutureProject等)

(2)大人数練習会
練習会は実は小分けにされたものが流動的になっているもの。
自分の興味のある練習をしている人に声をかけに行くことが大体なのだが、Zoom練習であると話題が一つに集中するため、大人数での練習会には難しい。
Zoomの機能としてブレイクアウトルームというものがあって、人を勝手にグループ分けすることが出来るのだが、「動画鑑賞会」「シーケンス」とかルームを立てて自由に行き来することが出来れば面白いのではないかとか妄想はしている。(実際できるのかZoomの機能理解を進められていないので分からないけれども。)
自分勝手な願いとしてはWJDまでに一度何かやっておきたいと思っている。

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