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エベレスト街道旅行記19日目(2022/05/06) ルクラ→カトマンズ

朝トイレに入ってたら、そのタイミングでラケシュが来ました。間が悪いw 飛行機の時間が変わったことを告げにきたみたいです。
トイレの通気口、というか壁に穴が空いてるだけなので、トイレに入ってても会話可能です。トイレの音も多分ダダ漏れてますが

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パッキングを済ませて、カーテンを開けてみると辺りは雨。しかもめっちゃガスってる。果たして今日は飛ぶのだろうか。

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不安になりながらも朝ご飯は最近の定番のチベタンブレッドとコーヒー。チベタンブレッドはなんかパンケーキみたいでふわふわしてた。

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しかし天気は全然良くならない。朝の真っ白な状態は脱したけど雲がすごい。最悪の場合ヘリコプターを提案される。もちろんコストはかかってしまうけれども・・・。乗るなら値段次第だよね、という話をしました。

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滑走路は見えるけど、雲がかかってる。ここは有視界飛行しかできないはず。

結局10時まで待つことに。暇なのでエンジン音みたいなのが聞こえるたびに外に様子を見に行ってしまう。雨も降ったり止んだりです。どの便に乗れるのか?と聞いたら3番目の便と言われました。

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10時を過ぎた頃、雲の合間から飛行機が何台か飛んできました。飛行機が飛んでくるということは乗れるんじゃないか?すごい喜んで食堂を飛び出していったグループもいます。

こりゃもう乗れるんじゃんと。3機きてるから

大丈夫じゃない?ときいたら「3番目の便とは、SITA AIRという航空会社の3往復目」という意味だと。そんなんわからんわwww

もう飛んできたのは11時だし、往復したら2時間ぐらいはかかります。午後になると雲がかかることが多いし厳しそうだなぁ。今日は無理かも、という気持ちで絶望的になりました。

次の日になる場合は再予約になるので、1便になるかもわからないっぽい。待ってた人順じゃなくなってしまうんです。なんやねんそのシステム。この天候は数日続くのでこれじゃいつ帰れるかわかりません。

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ヤキモキしながらとりあえずモモを食べました。これはうまい。

朝方提案されたヘリですが、これに乗ると400ドルかかるらしい。流石に高すぎる。値段がわからないので保留にしてたんですが、なんか他の人とは俺が乗ることになってたみたいで微妙に揉めてました。
ギリギリまで帰れないか、大金はたいてヘリに乗るかのチキンレースですわ・・・

そしたら、「ルクラに着いたぜ!!イェーイ!!」みたいなテンション高い人たちがダイニングルームに入ってきてこちらのテンションダダ下がりとにかくうるさい。イラッとしたのでとりあえず散歩に出て頭を冷やす。

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ルクラの一直線の道を歩いていろいろみていると、思ったより早く飛行機の到着する音が。SITA AIRじゃないけど結構飛んでるっぽい。

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さらにSITA AIRの青い機体も止まっていて、飛行準備を始めています。思ったより早くくるんじゃないか?と思い宿に戻っていると、先ほどのテンション高い集団が。なるほど、こいつらは今からトレッキングするのか・・・だからあれだけ元気だったのか・・・と。帰ってきたら「ルクラか・・・何もかも、みな懐かしい・・・」ってテンションですからね。

ちょうど空港の前でラケシュとすれ違い、今からチェックインの時間を確認しにいくよ、と。
それで部屋でゴロゴロしていたら、チェックインの時間が決まったと。そして慌ただしく出発準備をして空港へ。と言っても空港徒歩1分なんですけどね・・・。空港の場所が田舎の駅よりも近い。

チェックインも代わりにやってもらい、荷物預け。滑り台みたいなので荷物を運んでて扱いが乱雑・・・。

プラスチックトランペットは機内持ち込みにしましたが、セキュリティチェックはゲロ甘でスルーでした。これマジで銃と間違えられたらどうしよう、という気持ちに毎回なる。

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待合室は駅みたいでした。

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飛行機はドルニエです。基本的には左右2席しかなくて狭いです。

空港の駐機場自体がマジで田舎のコンビニの駐車場ぐらいしかないので、一瞬で滑走路へ、そして離陸!!!

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パラグライダーってか、スキージャンプみたいな要領であっという間に空中へ。そしてヒマラヤの低山(と言っても3000m級)の隙間を縫って飛行機が飛びます。どんどんヒマラヤが遠くなっていきます。

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下を見ると丘陵地帯が広がっており、そこに家がへばり付いているのがわかります。

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家の密度がどんどん高くなっていき、トリブバン空港に40分位で到着しました。あっという間。

それでも少し上空で待ってたらしいらしいです。トリブバン空港は需要が高いのに規模の小さな空港なので、飛行機が上空で待つことが日常茶飯事だそうです。完全にインフラが追いついてない国です。

相変わらず人だらけのタクシー乗り場に行き、そこから30分ほどで最初に泊まったホテルに帰還!!!

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壁の薄くないちゃんとしたホテルだ!!水も出るし水回りも綺麗!!テレビもある!!電源もあるしWi-Fiも切れない!!文明!!

元の予定よりも早く帰ってきてしまったので、若干暇を持て余し気味にはなるのと、プラスの滞在費がかかってしまいましたが、山の生活にも疲れてきたころだったのでまぁよかったなと。

ちゃんとお湯の出るシャワーでまずは体を清める。そして少し腹も減ったので早めのディナーへ向かいます。

まずダルバートとチョウミンとモモ生活しかしてなかったので流石の自分も他のものが食いたい!!ということで、

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カツカレーを食べました。これは和食です。
ロータスという店です。メニューはめっちゃ日本語かいてました。店員が山本KIDみたいな感じで日本人か迷いましたが、ネパール語を話していたので英語風発音で注文しました。

宿に帰って、旅行会社のオーナーさんと話し、今後の予定を決めました。普段だと予定詰め詰めにしますがそこまでやりたいこともないので、比較的ゆるめで、1日だけチャーター車で観光することにしました。

とりあえず山の疲れを癒したいのでマッサージをしました。ホテルに併設されてるやつならヤラシいのでもないし、宿泊者は割引が効くのでとりあえずここでいいかなと。値段もまぁ許せる範囲。

とりあえずトレッキングをしてきたので、ノールックでトレッキングマッサージを選択。

そしたらこれだけになってください、って渡されたのが使い捨ての布パンツ1枚wwwww
よく見たらオイルマッサージだったっぽいです。上半身だけのオイルマッサージはやったことあるけど下半身だとこうなるんかwww

これ履いて寝てろ、っていわれたのでほぼ全裸で横たわるがめっちゃ恥ずかしい。マッサージのお姉さんには「こんなの初めて?」って言われる始末。
全身ぬるぬるにされて、その日は眠りについたのでした。

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