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いかに「このまま頑張れば本当に合格できるかもしれない!」と信じ込めるか。大学受験で"自己効力感"を感じながら自分史上最高レベルの努力を維持する具体的方法

「大学受験は我慢して耐えるものだ」
「大学受験は辛いことの連続」
「市販の参考書をとにかく進めていれば、MARCHくらいなら合格できる」

こんな思い込みをしていませんか?

今日は大学受験と「自己効力感」の関係をテーマにお伝えします。

自己効力感とは?
「自分ならできる!やってやる!」と自分を信じられる状態です。志望校合格までまだまだハードルが高くても、一歩ずつ努力して超えていくエネルギーを持ちポジティブな精神状態でいることです。

大学受験の一部ではひたすら授業や参考書をこなすことばかりに着目してしまい、勉強する主体である自分自身の状態にフォーカスできていないんですね。
毎日8-12時間もの長い間を本気で努力し続けるためには、自分の外部環境である学校や予備校、教材に加えて自分の内面についての環境も整えなければなりません。

大学受験では環境を整えれば楽しく、継続的に自己効力感を感じながら勉強することができます。
自己効力感を高いレベルで維持しながら勉強し続けることが、難関大学合格にとって、大事なことなんですね。


自己効力感を感じたことがない原因のサイクルは?

では、なぜ自己効力感を持てていないのか。
それは、
自分の努力で自分の期待通りの結果が出たと感じたことがない
からです。
実際に結果が出ているか出ていないかは重要ではなくて、自分で期待通りに結果が出たと感じていないことがポイントです。成功体験が無いとも言い換えられます。

ここから「なぜ、なぜ」を繰り返していきますよ。

では、なぜ期待通りの結果が出たと感じたことがないのか?
それは、
「本気を出したことがない」
からです。

では、なぜ本気を出したことがないのか。
本気で目指したい、本当に実現できると思えるゴールを持ったことがなかった
からです。
自分が本当に望んでおり、かつ頑張れば本当に実現できるかもしれないし頑張り方も分かっているゴールが無かったからこそ、回り回って自己効力感を感じる機会を持てていなかったのです。

自己効力感と志望校合格までのサイクル

自己効力感を感じながら大学受験を進めることができれば、以下のような精神状態と勉強の環境で受験勉強を進めることができます。

  1. 自分は達成できるはずだ、と思えると毎日の努力がいつも以上の頑張りになる

  2. 正しい作戦のもとで毎日全力で頑張ることができれば、実際に成績が上がる

  3. 成績の伸びを確認することができれば、このまま進めば本当に合格できるかもしれないという自己イメージを持てる

  4. 本当に合格できると思えれば、努力することが自然になる

このようなサイクルで勉強を進めることができます。

このまま進めば本当に合格できるかもしれない」という自己イメージを持つためには、強い気持ちだけではなく正しい数字的フィードバックが必要です。

強い気持ちと共に実際の自分の課題に基づいた科目ごとの作戦が必要で、自分にとっての正しい課題を把握するためには、課題が明確にするためにテストを受ける必要があります。

正しい数字的フィードバックを得る2つの方法

自分の客観的な立ち位置や合格の可能性を把握するためには、2つの方法があります。

1つ目は旧センター試験過去問の得点率、2つ目は志望校の過去問の得点率で客観的な自分の立ち位置を測ります。

旧センター試験過去問の得点率と有名大学の過去問での得点率に高い相関性があることはあまり知られていません。
定期的に一定レベルのテストを受けることで、自分の立ち位置を客観的に分析することができます。こうした指針が無いまま受験勉強を進めようとしても、授業や参考書を進めていてもどこへ向かえばいいのかが分からなくなってしまうことがあるのです。

目の前の参考書を完成させればいいのは分かっているものの、参考書を終わらせることだけが目標になっていると量が膨大すぎてやる気が出ませんよね。
だからこそ、旧センター試験のようなレベルの問題で目標点数を取るためには、この参考書をいつまでにどうやって完成させればいいのか、と逆算することが必要なのです。

「志望校と時期ごとの旧センター試験目標得点率」


各志望校、各時期に上記のような点数を取ることができれば、自分が目標ラインに届いているかを判断することができます。もし点数が足りていないければ、どのような要素が足りないのか、どうやったらその差を埋めることができるかを整理してその後の勉強計画に反映させます。

過去の自分に囚われるな!

大学受験勉強を始めても、「成績が伸びないような気がする」「本当に伸びるのか不安」「勉強法は合っているのだろうか」と足踏みすることはありませんか?

その悩みは過去の自分に囚われているからこそ出てくる悩みなんです。これまで本当に望んでいるゴール、かつ頑張れば本当に実現できるかもしれないと思えることに出会っていなかっただけで、最高のゴールさえ見つけることができれば、これまでの自分とは全くレベルの成果を出すことができます!

後ろ向きの感情をそのままにしても良いことはありません。
「人生で初めて最高のゴールが見つかったから、人生で初めて、最高の努力を続けることができるんだ」と信じてください!

志望校を否定してくる親や学校の先生には、本当のことを言わなくていい

自己効力感を妨げる要因

自己効力感を高く持ち続けることがとても重要なのですが、それを妨げる要素があります。
親・学校の先生・友人など、自分の志望校を伝えても否定してきそうな周りの人はいませんか?

否定されそう、ネガティブな反応をしそうな人には志望校は言わないで大丈夫。志望校を伝えなければならない場面では、反論されなさそう志望校を適当に言っておきましょう。

イクスタコーチの過去の受験生でも、学校の先生から「うちの高校でその成績ではMARCHに合格するのは絶対に無理」、予備校のスタッフから「その志望校はありえない」と言われたり、クラスの雰囲気が真面目に勉強することに対して冷笑するような感じだったりと、頑張ろうとする自分に対して足を引っ張るような人たちは居ます。毎年必ず聞く話なので、日本にはこうした人々はたくさんいるのでしょう。

こういう人たちには、なるべく秘密にしておきましょう。自分の本当の志望校を伝えるのは、どんな志望校であったとしても手放しで応援してくれそうな人だけに言えば大丈夫です。

10月の過去問で志望校を絞る

とはいえ、出願のための調査書は学校に発行してもらう必要がありますし、出願する際には保護者の方に受験料を出してもら必要がありますから、いずれかのタイミングで自分の志望校は自分に見合っていることを証明する必要があります。

そのためには、10月以降にいくつかの大学の過去問を何度も解いてその得点率と合格最低点を見比べることで本番で合格最低点が取れる可能性があるかを見極めながら決めます。
10月の時点で50-55%程度得点できていれば、2月の本番では合格最低点である65%前後を取れる可能性があります。

この基準をもとに、親や先生に伝えながらどこを出願すべきかを決めていきます。

だからこそ、10〜11月には周りに納得してもらえるレベルの成績を取っておく必要があり、この時期での成績に本気でこだわるためには今から本気で勉強し続ける必要があります。

"印象"ではなく"事実"から志望校の合格可能性を探る

多くの受験生や、学校の先生や予備校のスタッフでさえも大学の合格の基準が曖昧です。中には数ヶ月に一度の模試の結果だけで実力を判断してしまいます。でももっと正確に予測する方法があるのです。

正確に予測できるのも関わらず、その方法を知らないばかりに、模試や過去の定期テストの成績などのざっくりとした印象だけで「合格できない」などのジャッジをしてしまいます。
そうではなく、過去問の得点率や旧センター試験の得点率を使って、志望校の入試問題と直接的に関係のあるものを使って細かく診断してみると、どの大学に合格できるか、ある程度高い確率で予測できることができます。

まとめ:"自己効力感"を感じながら自分史上最高レベルの努力を維持する方法

ここまで、大学受験と自己効力感の関係についてお伝えしてきました。
自己効力感を持ちながら勉強を進めることができれば、これまでの自分とは全く違うレベルの頑張りを維持することができます

大学受験を始めるまで頑張れたことがない理由は、以下の2つ。

自分の実力と努力で期待通りの結果が出たと感じたことがない
本当に実現できると思えるゴールが無かったから本気になっていなかった

このような背景を理解し、以下のような環境を作ることで臨場感を持って頑張り続けることができます。
頑張れば本当に実現できるかもしれないと思える志望校を見つける
このまま頑張れば本当に志望校に合格できそうだと思える勉強法を知る」「定期的に数値的フィードバックを得て、何が足りないかを整理する

このサイクルに入ることができれば、毎日のやる気を維持しながらポジティブに努力し続けることができ、その結果定期的なフィードバックで伸びを実感することができるのです!

◯ 志望校と今の成績に合った科目ごとの正しいロードマップ
◯ 旧センター試験での定期的な自己採点
◯ 10月から志望校の過去問を解いて採点する

ちなみに、イクスタコーチでは、ここまでご紹介してきたものを基本的な考え方として大学受験生をサポートしています。
今回の記事はPRのために書いたわけではありませんが、もしご興味がありましたら以下のリンクかTwitterのDMからお問い合わせください!

https://www.ikstudie.com/articles/2450

イクスタ/イクスタコーチ 土井万智(どいまさと)

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