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書きたいことが思い出せないから無いアイスティー頼んじゃった話するね


■朝、歯磨きしながらnoteに書きたいことを思いついていた。

■思いついてたんだってば~~~~~ねえ~~~~~~


■完っっっ全に忘れたけど!!!!!


■マジで思い出せない。記憶の糸をいくら手繰り寄せても、ちょっとの引っ掛かりもない。

■ほんの少しでも綻んでいる部分があったら、ツピーっと引っ張ってそこからつるんと中身が出てきそうなのに。そうなりそうな感覚だけがずっとあってキモチワルイ!!!親知らず抜いたあと歯茎に糸だけ残ってる状態みたい。やだこの感じ!そういうのやめなよ!

■「風呂あがりに全裸で歯磨きしていてすぐメモできる状態じゃなかったから、忘れないようキーワードを声に出して言って忘れないようにした」というところまでは覚えている。

■なかなかいい作戦だと思ったんだけどな。

■結果はこのザマ。中途半端な記憶だけが残ったせいで、口の中の糸を舌で延々といじっている。

■人間の記憶力を過信してはいけない。文明の発展は、印刷技術の進化とともにある。ものを記録することで、人類はその叡智を後世に伝えることができたのだ。思いついたことはどんどん記録していくクセをつけ



■うるさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!



■ドトールの店内、うるさすぎて話の途中なのに叫んじゃった。イヤホンして割とデカめの音量でショパンのピアノ曲流してるのに全然うるさい。後ろのテーブル席のおばさん4人組の声量すごい。シャラポワくらい声量ある。誤って線路に落っこちてホームの下の空間に避難して電車が通り過ぎたときくらいの音量だと思う。

■カフェにいるおばさん4人組ってなんであんなに楽しそうなんだろうな。カフェおばさん4人組の声が4人とも小さかったことは、人類の長い歴史の中で未だかつて一度もないらしい。


■閉店間際のドトールで、この日記を書いている。1~3階まである縦長のドトール。

■ぼちぼち店内の掃除も始まっている中、アイスティーを頼んだら「はい」と言われてから変な間があった。「少々お待ちください」と言って、店員さんはカウンターの奥で掃除をしていた店長っぽい人のところに行った。顔を近づけ、何事か囁いている。


■店長っぽい人は私の顔をチラっと見て、掃除の手を止め、こっちに来た。そしてカウンターの下にある冷蔵庫を開けて、閉じた。さらに別の冷蔵庫を開け、閉じた。


■完全にアイスティーの補充切れてる空気だった。


■私は昔カフェでバイトしていたからなんとなくわかるんだけど、アイスティーの提供に時間を要することは基本的にない。でかめの容器でたくさん作っておいて、それをグラスに注ぐだけで提供できるので、提供が滞るとすれば補充が切れたときだ。

■特に、閉店間際は忙しさのピークも過ぎてそろそろ明日の分つくろかな、という切れ目のタイミングなので、アイスティーの在庫がついつい無くなりがちだ。残りあと1杯分作れるか作れないか、いやちょっと足りないな。補充しよ。って気付いた瞬間に言われる「アイスティーください」は地獄なのである。この時間にアイスティーなんか頼むなよカッペが!って心の中で逆ギレしたいくらい嫌な汗が出るのである。


■店員さんはもう一度「少々お待ちください」と言った。沈黙が流れた。


■私はたまらず「違うのにします」と言った。早くこの空気から全員解放されたかった。無いもん。どう考えても無いもん。そして私は無いアイスティーを今すぐ作って飲ませろとゴネるほど社会不適合者ではない。そもそもそんなにアイスティー熱望してない。アイスティーごときで大人が3人とも不幸になるなんて間違ってる。早くみんな一緒に楽になろ?ね?


■すると店長は「いや!待ってください!あります!アイスティーはあります!」と言った。


■そのままキッチンの奥に消えたかと思うと、あの競馬のゲートみたいな扉をバーンと押し開けて戻ってきた。手にした四角い透明のボトルには、紅色に輝くアイスティーが入っていた。


■バイト店員は素でありがとうございます!って言ってた。つられて私もありがとうございますって言った。

■店長は鮮やかな手つきでアイスティーを注ぎ、「ありがとうございます」と言ってレシートとともにアイスティーを渡してくれた。何も無いところからめっちゃありがとう生まれるじゃんって思った。悪くないじゃないの…。


■そういえば私のバイト先では、一日で消費しきれなかった分をバイトのみんなでまかないとして飲む制度があった。ひょっとしたら店長が持ってきたのはみんなで飲む用のアイスティーだったのかもしれない。お茶会にお邪魔した気分だ。なんでもない日万歳。


■ダメだ~これ書きながら思い出すかなって思ったけど、歯磨きしながら思いついた内容は完全に忘れた!!!さよなら!!!!!


■や~~~~ん。


■ご縁があったらまた戻ってくるよね~~~~~。




お先に失礼します。







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