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妖怪『給料日の待ち人』はあなたのそばに

あなたにはその存在に気づいていただろうか。

いや、見ないふりをしていたかもしれない。
本能的にわかるはずだ、
アレに関わってはいけない

あなたの職場にもいるはずの
【給料日の待ち人】
に。


***

僕らサラリーマンには『給料日』がある。
月に1度、みなさんも大好きだろう。
毎年の査定や毎月の残業具合で多少の増減はあれど、
出世とかしない限りは僕らの収入は誤差の範囲だ。

特に基本給は僕らの成果や会社の業績に関わらず基本的に振り込まれるものであり、それが急激に減ることもない。
職を失わない限りもらえるものだ。

そしてある時、気づいてしまう人が現れる。

『頑張っても頑張らなくても給料変わらないじゃん』

と。


さして出世も望めず、向上心もなく、
会社に入るまでと目先のお金だけが目的だった彼らは

『給料日の待ち人』へと変態していく。


***

『給料日の待ち人』は
いわゆる窓際族眷属にあたる。
その違いは、

窓際族は『仕事を与えられない』という道を外された外道なモノたちであるのに対して、
給料日の待ち人は『意図的に仕事を避ける』という邪道に生きる者たちである。

仕事をしないと言う意味では同じであるが、
給料日の待ち人は『仕事を受け取ることからも逃げる』のが特徴だ。

ボールを捕らない
打席に立たない

何をしているかというと、

給料日までの暇つぶし


給料日から次の給料日を渡り歩き、暇を持て余す存在。
それが『給料日の待ち人』なのだ。

***


給料日の待ち人は、疲れた顔をしている。


もう少し正確に言うと、
誰よりも仕事をしていないのに、
誰よりも疲労感をかもしだしている

彼らは、逆らわない
その代わり言うことは聞かないしやらない
口では「ハイ」と言うが、時間切れを待っている

彼らは手を挙げない
余計な仕事が増えるから
言い出しっぺが割を食うことをよく知っている

彼らはすぐ音を上げる
守られていることがさも当たり前のように

彼らは言われた作業はやる、
責任ある仕事はやらない

気持ちがいつもプライベートに向いている
彼らが嫌うのは『月曜日』

常に『仕事がつまらない』といっている。
仕事をしていないに。

「言われていないからやらない」
と平気で言う。

会議が大好物だ。
1番時間を潰せるからだ
Web会議なら尚更だ
かと言って発言は皆無
求められても『ご説明ありがとうございました』以外の感想は無さそうだ

彼らは決して不真面目ではない、
彼らは会社から見れば『中途半端に従順』で
『悪いことをしない』だけの存在。
そうすることでクビにならないことを知っている。

旧来の真面目さを装う』ことが得意
それは邪悪ではないだけで、
もはや『真面目』ではない


うろうろしているから1日の歩数はちょっと多いかもしれない。


***

仕事してないのに残業する

残業代で稼ごうとする

この点は会社にとってもお客様にとっても『極悪』だと言っていい

「帰りにくくて、、」なんて言い訳をする

彼らそのものがコストだ
そのコストは会社の業績に悪影響を与えて、お客様へ提供するサービスや製品に響く


ちなみに、必要な残業は『ある』
作業量と納期の兼ね合いでどうしても時間が足りない事はあるし、
会社側も残業になる事をわかって仕事を与えている事もある
それが常時でなければ問題ない(たぶん)

だから残業が悪ではなく「無駄な残業をする」ことが"極悪"なのだ


『給料日の待ち人』の属性は「テイカー」である

テイカー(Taker)は、常に自分の利益を優先させ、多くを受け取ろうとする人のことです。 相手が何を望んでいるのかを考えるよりも、自分の利益を優先的に考えます。 そのため、他人よりも上にいたいという気持ちが強くマウントを取ろうとします。

属性はテイカーでも
真正テイカーとはとはちがって、マウントはあまり取らず
できるだけ波風立てない
目立ちたくないのだ。

彼らは無意識に奪う


普通に考えて要らない存在


僕なら雇わないし、
熱意のないやつとは一緒に仕事をしたくない
リストラになりにくい日本ならではで存在する妖怪である



***

会社の中で存在を忘れられ、給料日にすがるだけの存在になるな

そうならないために僕らは与える存在になろう

部下に仕事を与える
上司に自分らを使ってもらうメリットを与える
会社に成果を与える
お客様にときめきを与える

そのために自己を高める
問題・課題を解決するチカラを身につけよう

そして『お客様』とは、
僕の仕事上のアウトプットを受け取る全てのヒトを指す。

お客様の幸せの先に、
僕らに給料が正当に与えられるはずだから


僕のミッションは『幸せの量産』だ




【あとがき】


「あの人、会社で何してるんだろう」

って思ったことが何度もある。
自分も思われたこともあるかもしれない。

それって会社内で自分という存在を正しく知ってもらえていないからだろうと思う。
誰かわからない
だから何してるかわからない
そもそも興味がない
そんなやつに仕事は来ない。

今後、社内でも仕事の奪い合いが始まる。
誰が、何をするか

なので目立ってなんぼなのである
これは手を挙げて仕事を拾い、
どんな球でも捕りにいける体勢を整えて
自らの意見を発信し
成果をあげ
数字を出し
僕を覚えてもらうしかない


「また、お前か!?」


って言われる、良い成果と報告をあげていこう。


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