（緊急寄稿）京アニ事件のきっかけが「涼宮ハルヒ」？「ＡＩＲ」？　だがその動機づけは間違っていると言いたい

《青葉被告は被告人質問で、京都アニメーションの存在は、同社がアニメ化した「AIR」という作品を通じて知った、と明らかにした》
と、以下の記事にある。

※参考記事
【京アニと青葉被告の最初の接点は「AIR」　知らなければ「小説も書いていなかった」京アニ公判速報】（京都新聞2023年9月7日）
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1104873

※参考
#京アニ #青葉被告 　がはまったというゲームはおそらくこのKeyシリーズ。
【今日は何の日？『AIR』が生まれた日（9月8日）。『Kanon』に続く第2作として発売され「Keyといえば泣きゲー」のイメージを不動にした恋愛アドベンチャーゲーム】（2022年9月8日）
https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/220908a

しかも、「ＡＩＲ」だけでなく、京アニのアニメ化で世界的にヒットした谷川流のライトノベル『涼宮ハルヒ』シリーズが、被告にとって小説を書こうとしたきっかけだとも言う。

※記事引用
《この作品を知らなければ、京アニの代表作「涼宮ハルヒ」シリーズを視聴することもなく、「小説も書いていなかっただろう」と振り返った。第2回公判の証拠調べでは、青葉被告が小説家を目指したのは、京アニの代表作「涼宮ハルヒ」シリーズの原作小説に感銘を受けたのがきっかけだったことが判明している》

もし、それが本当だったとしても、だからといって、これらの作品が事件の動機づけに利用される筋書きには、私は反対する。「涼宮ハルヒ」を読んだことが、京アニ事件と結びつけて語られるのは、非常に辛い。
アニメ版や原作「涼宮ハルヒ」をみたり読んだことが、大量殺人につながるというのは、あまりに短絡的。それならなぜジブリやガンダムやエヴァじゃなかったのか？
つまりは、青葉被告の逆恨み犯行は、京アニやハルヒが対象ではなくてもよかったはずなのだ。
彼は、単に有名になりたかっただけなのではないか？