植颯

短歌

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最近の記事

    • 短歌について/言葉について その2 -穂村弘、千種創一の短歌を読む-

      ※これは以前書いたやつの続きです。 以前、言葉の持つ属性とか言葉同士の相性について書いた。「なんか良い」感みたいな。 短歌のために書いたから、今回は短歌だけに焦点を当てて、いい短歌には相性のいい言葉たちが含まれていることを示していけたらと思う。 ということで、大好きな歌人2名の短歌の美しい結び目を解いていく。 (あくまで自分の読解として、こう感じたというだけで、公的に文芸批評で言われてるとかではないから、つまり価値観の押し付けになりますと前置きした上で。) 一首評×6

      • NHK短歌2023.12.24 岡野大嗣さん選 テーマ(着る/脱ぐ)

        選者:岡野大嗣さん テーマ:着る/脱ぐ

        • 熱くて、面白くて、頭の良い人間になりたい

          ・真に冷静であるためには一回取り乱す必要がある。と思っています! ・M-1、カベポスター優勝まじ応援している。 令和ロマンか真空ジェシカでもいい! ・ログマロープ良すぎる ・INTJ、一行目から悪いこと書いてて、総じて良いこと書いてない ・仕事を頑張りたい。短歌を頑張りたい。 ・笹井賞ってM-1ならぬT-1感がある。歴史としては若い賞だけど、50首連作で構成勝負な面もあるのがM-1ぽいし、盛り上がり方というか応募数の増え方含めて、みんなが目指す賞になっていて、現代短

        • 短歌について/言葉について その2 -穂村弘、千種創一の短歌を読む-

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        • 熱くて、面白くて、頭の良い人間になりたい

          10選(音楽・本・映画)

          今から 音楽と本と映画のマイベスト10選!みたいな、煩悩ワナビーの手垢塗れくそったれ野暮なテーマでnoteを書く。 なぜならば、今することが無いし、いやあるけど寝転んじゃったし、冷蔵庫に食べるものもないし、学生最後の夏は気づいたら終わっていたし、親知らずの抜歯後が痛いし、普通にちょっと疲れたし、もうすぐ社会人になる予定だし、そうすると感性や趣向はこれまでとは違うものになるだろうし、これを機に本棚を漁っていたら罪と罰が上と下で微妙に値段が違うことがなんか良かったし、地球って広い

          10選(音楽・本・映画)

          眠れないので暇で書いたもの

           終電を降りて、駅を出ると小雨が降っている。律羽は傘を持ち合わせていないため、駅から家までの850mを走って帰ることに決めた。駅前の商店街から住宅街へと続くアスファルトを全力で駆けていく。肉体の振動が背負っているリュックサックに伝わり、リュックサックに入ったクロレッツのボトルガムがマラカスのように何度も音を鳴らす。その音と同じリズムで、しかし少しだけ先を行くタイミングで地面は蹴り続けられ、その結果、何とか雨足が強まる前に家に辿り着くことができた。  律羽は、玄関で乱暴に靴を脱

          眠れないので暇で書いたもの

          怠惰を乗り切るための夏休みlog

          ______________________ 7/31(月) 大学の期末テストを受け、無事に概念としての夏休みが始まる。12時。 そして13時よりオンラインにて面接を受ける。 という珍しい質問がきた。がダブルバインド法を用いた良回答を瞬時に閃き、応対した。手応えはあった。 ______________________ 8/1(火) 16時より面接を受けた。こちらの拙い逆質問に最高の答えが返ってきて、ここ以外で働きたくないなあと思ってしまった。こういう思いは抱いてはいけ

          怠惰を乗り切るための夏休みlog

          『君たちはどう生きるか』を見ての感想【虚無主義あり】【米を糊として使うシーンあり】

          単純に、 この作品は、宮崎駿が82年生きてきた中で感じていた人生観を忖度なしに映像化した結果だと思った。見終わった後の感想はまずそれだった。宣伝ゼロ、製作委員会なし、ジブリ単独出資という自主制作スタイルで、本来映画制作において必要な各方面への配慮や出資者の意見を抜きに制作できる環境が整えられていた。画家が絵を描いてそれに後から価値がつくみたいな状態で作れたからこそ、最期に相応しい作品ができていた。読後感は強かった。 宮崎駿は子供を楽しませるために映画を作ってきた。が、例えば親

          『君たちはどう生きるか』を見ての感想【虚無主義あり】【米を糊として使うシーンあり】

          ラッキーオールドサンのライブに行ってきた。

          ラッキーオールドサンのライブに行ってきた。 場所は大阪の世界館という小劇場。物流倉庫、汚い川、チャリが多すぎて自転車の路面表示だけ剥がれてる街。 一人だし、ちょっと遠いし、就活中だし、正直こんなことしてていいのだろうかと迷いながら、モヤモヤしながら会場に来た。 けど、開演して、 一音目の、あの少し掠れた声がマイクに拾われた瞬間、「あ、来て良かった」ってなった。風邪も治せそうな、世界中の雨水を全部飲める水に変えてくれそうな、そんな全てを包み込んでくれる優しい声で泣きそうになっ

          ラッキーオールドサンのライブに行ってきた。