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シン・フラノ観光⑤占冠村 田中正治村長

新型コロナウイルス感染症の拡大で観光が停滞したこの数年は、地域に課題を見つめ直す時間を与えた。富良野地区では観光人材の不足や夏季に偏る観光客、観光インフラ整備の財源確保など、それぞれが課題を乗り越えようと〝アフターコロナ〟に向き合う。富良野の5市町村長に観光の課題と展望を聞いた。(千葉 有羽太記者)

宿泊税導入で観光インフラ整備に対応

占冠村は星野リゾート・トマムを中心とした郊外型リゾートが人気だ。村としての課題は、観光地運営におけるインフラ整備などの財政負担が大きいことにある。田中正治村長は、2024年度以降に宿泊税を導入することで、インフラの充実と財源確保に対応する考えだ。

リゾート人気がコロナ禍前の水準に回復

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