知らないふり

私は最近、とても辛い。なぜなら、毒親の元に生まれたことを知ってしまったからだ。

私は今でも親のことを愛してるんだと思う。愛してたいんだと思う。けど、その本能は私を苦しめている。素直な愛を裏切った彼らの罪は重い。

けれど、彼らを罰してくれる人はいるだろうか?否、いないのだ。彼らを愛するのも罰するのも私なのだ。

けれど、私は彼らを裁こうとは思わない。そもそも、彼らにそんな労力を使いたくない。

だから、彼らを罰するより、愛していこうと思う。心のどこかで哀れみながら。

知ることは残酷だ。もっと言えば、生きることは残酷だ。私にとっては。

どうか、この文章を読まれた方は、他人事だと思わず、想像力を働かしてほしいと思う。

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