見出し画像

そうだ 親知らず 抜こ

9月某日 右下の親不知が腫れました。

意外と、親知らず抜こうか迷っているまま来てしまいましたという声が多かったので、誰かの役に立つやもと、親知らず記録でも書いてみるかと思い立ちました。


私10年近く前に左下の親知らずは抜いておりまして。

この時は調べに調べて、東京には親知らず専門の歯医者があるらしいと知り、そちらにお願いしました。
ほんっとに怖かったけど、椅子に座って麻酔してしばらくゴリゴリやられて、こわいー!でもまだ、これからきっと痛くなるんだから…と身構えていたら

「終わりました〜」

と言われて、なんともびっくり。
少し頭は出ていたけど、横に倒れて生えていたので、簡単ではなかったはずなのに。

麻酔が切れる前に痛み止めを飲み、次の日には痛み止めもいらないくらいでした。血はしばらく出てたので、次の日の朝枕に血ついてたけど。
腫れも、すこし膨らんでるなぁ、くらい。
3~4日目にはほとんど痛みも腫れも気にならなくなった気がします。


これなら、もう片方も頑張れるかもと思って、抜糸の時に右も抜いた方がいいですか?と聞いたところ

「うーん、右は特に痛みとかないんですよね?完全に埋没しているし、、、うーん、高橋さん耐えられないと思いますよ」


た、耐えられない!?

私処置中もとくに騒いだりしなかったのに・・・。

出ていたやる気を引っこ抜かれそこから10年、思い出す時もありつつ、埋めておいたのです。



そして冒頭に戻る。



とうとうこいつと向き合うときがきたかと。。。。


腫れて痛い上に、中学生でやっとの思いで矯正終わらせた歯並びもやや歪んできていたので、もうこれ、抜いたれと。

10年前の歯医者さんはまだあったのですが、口コミが悪化していたので今回は違うところにお世話になることに。

ほんとかな?と思いつつ、グーグルの口コミが良いところにしました。

初診でCTをとって抜いてくれるとのこと。
大体は15分以内に終わるらしいのですが、私のは完全に埋まっている上に、まっすぐ横向きに生えている(この記事のタイトル画みたいな感じ)、しかも太い神経のすぐそばなので、ちょっと時間かかりますと言われました。

やり方としては、
歯茎を切開してから、歯の頭の部分を切って、根本と分けて抜きますと。
そして高橋さんの場合、歯の根元が、あごの骨から外側に出ているので、
もし、その根元があごの外側に落っこちちゃったらすぐに大学病院いってもらいますね~☆と言われました。


アァ~~~、なんか怖いこと言ってるけどもういいです


どんな小さい危険でも言っておかないとあとでもめるからいってるあれでしょこれ~~~!
もうどうせいつどこで抜いても危ないんだから、
なんでもいいんで抜いちまってください~~~~


最初に表面麻酔して、
ちくちくっと何回か麻酔を注射されました。
この辺は痛いし気持ち悪いけど耐えられる程度。

そこからまた少しだけ麻酔効くまで時間おいてから処置開始です。

多分歯茎を切られて、たぶんそこから何かゴリゴリしてたので、たぶん歯を切ってました。

ほんっとに痛くない。なにか歯?あご??と硬いものがゴリゴリ擦られている感覚があるだけ。歯石とる時くらいのゴリゴリ。

しばらくしてもう終わったかな・・・。と思ったら先生から


「頭はとれましたからねー、あと下半分です。」


まだだった。

そこからまたごりごりやったあとに


「神経に麻酔追加しますね(プシュッ)」


アア~~~~!!

これは! これは!!

そんなに痛くないけど神経直はちょっと!!

すごく不快な気持ち悪さ!!!!

しかし何も言えないので、口と目を見開いて耐えるしかない!!!


麻酔直打ちに耐え、しばらくすると根っこも、外側に落ちず無事に抜けた様子。
神経の嫌な不快さ以外は、ほんっとに何も痛くなかった。

歯抜いたことあるひとは、あのペンチで掴まれてミシッ!って音がして抜かれた経験があると思うのですが、私あのミシミシが本当にトラウマで・・・。
今回ゴリゴリはしてたけど、ミシミシの音はなかったので、全く問題なしでした。

ハー、よかったよ~と思いつつ、そのまま先生が止血をしている様子・・・

「あれ??血が止まらないな・・・。ちょっと、電メスとって!」

で、電気メス!!??

「ちょっと焼いて血を止めますからね~」

アアアア~~~!マスタング大佐の血の止め方・・・

焼き肉のにおいするのかな、人肉って焼けるとくさいらしいけどどうなんだろう、と思ったんですが、無臭でした。

電気メス使ってもしばらく血が止まらなくて先生のてんぱり具合がやや伝わってきたのですが、ちゃんと止まったみたいです。


しかし怖かったのは、歯科助手さんが、先生が指示を2回強めにしないと動かない人で

「電気メスとって。・・・・・電気メス!とって!!」

「ここ吸ってくれる・・・?あの・・・???ここ!吸って?ここ!吸ってくれる????」

ってやり取りが何回かあり不安になりましたが、先生は恐らく優秀な方でした。

そこから、ガーゼを噛んでさらに止血して、終了。

台に通されて座って、降りるまで、かかった時間は全部で40分くらい。
麻酔や止血の時間もあったので、がっつり処置してたのは20分くらいだったと思います。

最後の説明にて

「こういうことあまりないんですけど・・・歯の頭の近くに太い血管が通っていて、なるべく傷つけないようにしたんですが、やはり少し傷がついて血が止まりにくくて」

と先生。

手術痛くなかっただけでもう全然OKですこちらは!

「今、顔の感覚に左右差があると思います。これは右側は麻酔が効いているからで、神経は傷つけていないずなのですが、もしこれが明日以降も続くようなら神経がいっちゃっているので、連絡くださいね~」


それは怖いわ!
廃業の未来が見えつつ、今から何しても仕方ないので傷ついていないことを祈るしかない。


私はとにかく、意識があり動けない見えない(見たくないけど)状態で、口の中を割かれて刺されて抜かれるのに苦痛が伴うのが怖すぎたので、とにかく、手術中痛くないというのが大事でした。

もう後が痛いのは仕方ないし、痛み止めで耐えるんで!

と、最後に感染予防の抗生物質と、痛み止めを処方していただいて帰宅です。
当日は熱いお風呂に浸かったりお酒飲んだり、運動しなければOK。
麻酔が切れたらごはんも食べて良し。(麻酔効いてると口の中噛んだり火傷しても気が付かないので。)

私は歯医者さんに行く前に夕飯用にあまり噛まずに済むおじやを作っておき、麻酔効いているうちに家帰って即シャワーを浴びて痛み止めを飲み、ご飯を食べて、夜寝る前にまた痛み止めを飲み寝ました。

次の日以降はまた次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?