Pontoなひとびと⑤

すっかり間遠になってしまいましたが……こんにちは、Ⓢです。
最近、寝る前は白湯を飲んでいます。

さて、Ponto1号の見開きページを彩ってくださった上田風子さん、
グループ展「螺旋人間」の開催真只中です。
15日~22日まで、秋葉原のギャラリー「Lower Akihabara」にて。
http://homepage3.nifty.com/lowerakihabara/exhibition_TheSpiralMan_2014.html
私も実際の作品を見たことがないので、伺いたいなと思っています。

上田さんに一番初めにご連絡したのは、2011年の3月のことでした。
本紙「週刊読書人」に「ニュー・エイジ登場」というコーナーがあって、
作品集を刊行したばかりの上田さんに、ご自身について書いてもらおう、という心づもりでした。

が、3・11の直後、「今は書けない」とお断りされてしまいました。
あの時期は私自身も、何を記事にしていいのか迷いの中だったので、
お気持ちはよく分かりました。
そしてそれから数か月後、再度のアタックで執筆OKをいただきました♪

時を同じくして、
辻村深月さんの『オーダーメイド殺人クラブ』の表紙に、上田さんの作品が使われていることに気付いたときは、ちょっと興奮しました。
この作品、車中でついつい涙をこぼしてしまうほど、良くて。
(車中で泣いても、誰にも気づかれないようです笑)
そしてそして、この物語に合わせて描いたかと思うほどの、上田さんの作品。物語を読み終わったとき、再び表紙の装画に心が戻っていき、
「物語と作品」「作家と画家」の光の交換(?)のような、清浄なものを感じたのでした。

辻村さんにはその後、「オーダーメイド殺人クラブ」と「水底フェスタ」の二作について、インタビューさせていただきました。

Pontoと本紙の差異の一つに「ビジュアル」があります。
そんなこんなのご縁で、Pontoの見開きに上田風子さんの作品をお借りできたのは、心躍ることでした。

2号はどうなるか? どんな出会いがあるか? 
まだまだ、我々編集員にも未知で、楽しみです。



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