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PASSAGE日記

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神保町のシェア型書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」で「いつか読書する日」の書棚の紹介。 https://passage.allreviews.jp/store/… もっと読む
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記事一覧

藁にもすがる思いで本屋になる PASSAGE日記 #9

本屋になってもうすぐ一年になる。 本屋とは少し言い過ぎかもしれない。正確には神保町の共同…

選書サービスをやってみた PASSAGE日記 #8

選書サービス。 多くの本の中からひとりひとりの好みやリクエストに応じて、選書人が本を選ぶ…

PASSAGEのシオランたち PASSAGE日記 #7

エマニエル・シオランというルーマニアの哲学者がいる。 デカルト、カント、ハイデガー、デリ…

「書く」ということ PASSAGE日記 #6

Wordの空白の画面を見つめて呆然とした。 書けない。書きたいことが全くない。 幼稚園生の時に…

味わうように読む PASSAGE日記 #5

学生の頃、自由だった。 読みたい本を、好きなだけ時間をかけて読んだ。 夜更けまで読み耽って…

売るために読むという本末転倒 PASSAGE日記 #4

締切がなければ小説を書き上げることなんてないだろうという作家の話を聞いたことがある。締切…

本を手放すということ PASSAGE日記 #3

引越しの回数はまあまあ多い方だと思う。 予定したわけでも、意図したわけでもないけれど、なぜか引っ越す羽目になる。 天井までの可動式本棚をどこに置くかで部屋のレイアウトは自動的に決定する。窓の多い部屋は困る。そこに本棚を並べるしかないので、模様替えなどできようはずもない。 幼い頃はいつか書斎の部屋が持ちたいと思ったものだが、掃除が面倒すぎて部屋を増やせる自信がない。なぜ掃除をしているのに塵は毎週たまるのだ。 油断すると増殖し、本棚に入りきらなくなるため、床に積み上がる本。 定

人生に本の居場所がある PASSAGE日記 #2

先日、PASSAGEに伺った際に「そろそろ一周年ですか?」と聞いたら、「いえいえ、まだそんなに…

働きながら本屋になる PASSAGE日記 #1

物心ついた時から本を読んでいた。 幼少期、思春期、大学時代、就職してから。どの過去を振り…