ハードボイルド読書探偵

第3回 日影丈吉「角の家」平成怪奇小説傑作集

ハードボイルド読書探偵局
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<アフターディテクティブコラム>
「角の家」日影丈吉『ミステリマガジン』1990年7月号/『鳩』(1992)

「ある体験」~「光堂」まで絶妙なアーバンサッドネスで来ていたところ、じわりとサバービアに怪異の場所が移りましたね。この回は発表当時は不可能だった「キレッキレの松本人志以前/以後」の文脈でも読める快作で、不条理と笑いは紙一重というテーゼを、読み手側が通過しているバックボーンで証明してます。「テーゼ」って使うとコラムっぽいというか、まだ始めたばかりなので横文字を使いたくなってます。(胴元)

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