投獄の日々と陽光の街と(和歌もどき 其の10)

画像1 朝陽刺す永遠の廊下を繋がれ歩く 時の流れを巻き戻しつつ
画像2 窓の外を踊る光りに心弾むこともなく目を瞑る
画像3 嘆き仰いでも癒やされることなき寂しき採光
画像4 あの階段を登り最後の陽光をみつめてみたい判決の前
画像5 冤罪の君も見つめただろうか丸き明かり滲ませて
画像6 木陰ゆれる午後の秋 時を貪る幸せしみじみ
画像7 昼下がりはバイオリン 見つめる少女の背惚けつつ
画像8 ブランドのウインドウに映されし 虚構の姿に憧れる君
画像9 昼下がりはバル 柔らかな陽とビールに戯れて流されて
画像10 祭りの脇の静寂を知るひともなき小徑 運河に揺らさることもなし
画像11 きっと大丈夫なんて誰がいえるのか階段のむこうの永遠は
画像12 希望にみちる日々もあったことを遺しておきたい午後の公園

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