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音大受験まで 走り続ける覚悟

(第7回、楽器持ち 満員電車でも できる・・からの 続き↑)

前回から ずいぶん間があいてしまったな~(反省)。

♪ 遅ーく🎻 violin という楽器を始めた私、どらみが、音大教授(当時)女史の門下生になり、
無謀ともいえる 実質4年半で 音大教育学科(violin専攻🎻)に
何とか 現役合格できたのは なぜなのか?

♪その後、どうして ハンガリーという国に 奨学金いただいて(1年間)
音楽留学したのか? 

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♪ 波乱万丈の人生を 歩いてきた私

今、振り返りながら、

ほんの少しでも、 

何か参考になる、お役にたてたら、 もーれつ しあわせ!

そんな思いで 早くハンガリー時代のこと 書きたいな、、と 気も急くけれど、記憶している中で これは・・ということは書いてみたいと思います。

高1の秋、門下生の会後、一度やめよう・・と先生に告げるも、この2楽章を聴いて、
まだ辞めるのは もったいない・・と 励ましていただいたMozart 🎻協奏曲5番(2楽章)



音大女史、一気にギアを上げる (高2)



♪ 高1秋に、どうしても これ以上は無理・・辞めようと告げるも、

 音大女史は 初見に近い Mozart Violin協奏曲5番 2楽章を途中まで聴くと、まだ 辞めるのは もったいない・・・可能性はある。
一緒に もう少しがんばってみよう・・・女史の言葉に頷いた私。


♪ 月~土 は 遠距離通学の高校で授業、月曜夜は 都内の英語私塾で別な学校仲間5人(ひとりの男子、途中から🏉ラグビー部 忙しくて来ないことも多くなった)。
志望校はみんな違うけど、受験英語に特化したF女史のレッスン。

♪ 土曜午後は、ちょっとだけ息抜き。
高校3年間同じクラスにいた親友、私の乗換駅、新宿で付き合ってもらうことも多かった。友人おすすめの
安くて美味しい パフェが食べられるところとか
小さくて食べやすくお手頃な 立食の🍕pizzaとか・・
ぺこぺこお腹をちょっと満たし、雑貨やファッションなど いかーにも女子の好きなものを ちらちら見たり・・・(笑)
長時間はお互い その後、差障りがあるので せいぜい1時間位でお別れ。
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♪ 自宅に戻ると、翌日レッスンの 🎹、🎻の準備(練習)が待っている。

 高2になって、🎹ピアノのレッスンも 徐々に本腰をいれて取り組み始めた。というか、気合を入れて練習しないと・・という状況になった。

♪ violin🎻 専攻を目指すといっても、
私は 肝心の「専攻」予定の 🎻violinに 一番自信がなかった!
(なんてこった!^^;)


♪ 音大受験(当時)は、ひじょーに受験科目が多く、多岐にわたる。

♪ 専攻楽器(声楽、音楽学科や作曲科は 論文や作曲試験)の
 演奏重視されるといっても、同列くらいだったら、
「総力戦=全ての科目の 合計点数」で 合否判定されるのではないか?

♪ そうすると、副科(にしては良い、と言われていた)ピアノは、私にとって大切な得点源。 

♪ 音大受験するとなると、
🎻violin 以外で 得点を稼げそうな 音楽理論や、初見視唱、聴音など、ほかの科目も がんばる必要があった。
そう、🎻violinのハンディを補うという意味で・・。



副科ピアノも 大切だった♪



音大女史、門下生の会 (高2)




♪ 高2も 夏休み前に、秋(10月)の門下生の会で弾く曲を
 女史から 「これに挑戦しましょう」 と 先生がご自分の楽譜を

私に見せてくださったのだけれど・・

 恥ずかしながら 最初 

「へ?」  という リアクションしてしまった^^;

最初、思わず へ!? となった ベルギーの作曲家・ヴァイオリニスト
アンリ・ヴュータン(フランス語読み)の楽譜。左、高2で弾いた
ファンタジア・アパッショナータ。右、受験、自由曲で弾いた 🎻violin協奏曲第4番


ヴュータン!? めっちゃ フランス語読み、
ベルギー人 作曲家、ヴァイオリニスト🎻やぁん!

♪ 恥ずかしい・・・とは思ったけど、知ったかぶりもできず・・(^^;)

♪ 幸い、私が質問する前に、女史が詳しく説明してくださり助かった。

 ヴュータン(1920ー1981)なる作曲家は、自身が優れたヴァイオリニスト。

♪ 譜面を見ると、黒々した細かい音符が びっしり並んでいるし、

 「ロマン派」の作曲家、といっても、シューベルトなど 他の作曲家のように 「わかりやすい、覚えやすい」メロディ、曲とはいえない。

♪ 「でもね、自分がヴァイオリン弾きだったから、こういう真っ黒な楽譜でも、意外と 弾きやすいところもあるのよ」 と女史は続ける。

♪  それまで 名前さえ知らなかった(お恥ずかしい^^;) ヴュータンの

 「Fantasia Appassionata  ファンタジア・アパッショナータ」

 という、協奏曲ではないけれど、難しそう(いや、めっちゃ難しかった)な曲に4~5か月かけて挑むことになった。

♪  ↓ 興味のある方は、楽譜を載せながら プロ🎻演奏している
    動画をみつけたので ご参考までに・・・
   3ページ目くらいの、G-major (# 1つ、ト長調)の ゆったりフレーズのあたり、ホッとする~^^  


♪ 当時 どうやって これを弾いていたのか あまり記憶がない・・。


https://www.youtube.com/watch?v=LgdP2HwDERE


♪ 門下生の会(10月)で 母が客席に聴きにきたら・・・

プログラムを見ながら、やはり 門下生の(誰かはわからなかった由)
別の母上に

「あら、お宅のお嬢さん、今年は こんなに難しい曲を弾かれるのね。
 すごいですね」


声をかけられたそうな~^^;

♪ その方のお子さん(男子か女子かもわからないが)も、

 門下生ということは、毎年この会に参加して、親御さんも

 見に(聴きに)来ておられるのでしょう。

♪ 私の 音大女史門下生の会参加も4回目。
入門直後、 中2「スコットランドのつりがね草変奏曲」,中3「ヴィヴァルディ 🎻協奏曲 g-minor ト短調 1楽章,ボロボロ泣いた 高1「モーツァルト 🎻協奏曲 5番 1楽章」→
そして 高2「ヴュータン、ファンタジア・アパッショナータ」


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♪ 確かに 階段を1段抜かし、いや、時には2,3段抜かしで
 飛び上がるように 駆け上がる・・・そんな風にも感じていた。

♪ 思い通りに弾けない、イメージする プロ演奏のような 美しい表現が
 ままならない・・・
 重圧もハンパなかったけれど、ここまで来て 今さら「後戻り」する 気分でもなかった。

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♪ 合格、不合格は 時の運もある。

 ものすごく🎻演奏が上手でも、

 ほかの学科や理論系が苦手な人もいるし・・・


♪ 今から 幼児の年齢に戻れるわけでもなく。 音大不合格だったら、

 (やっぱり本音は悔しいけれど)、好きな古代史も学べるかもしれない
 大学の「史学科」に進学できるんじゃないか。 とにかく ネガティブな考えにならないよう、やることは山のようにあるけれど、目の前のことに集中することにした。
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♪ 付属高校で、弦楽部はなかったけれど、先輩に誘われて 

 3月の音楽会、高1では「アルルの女」(ビゼー)から、抜粋で

 何曲か 美しい作品を室内楽で演奏できたし、

 高2の3月音楽会では、高校の音楽教諭から ぜひオーディションを受けて、オーディション合格者コーナーで 🎻を弾くといい。

 せっかく弾くなら、サン・サーンスの「ロンド・カプリチオーソ」(業界では、略して ロンカプ、と呼ばれたりする^^;  やってみて、 と。

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♪ またしても大きな壁に挑むことに。🎹は やはり高校受験して
 2年から同じクラスになった Sちゃんが引き受けてくれることになり、
 地方出身で、学校の寮生活していた彼女は、冬休み帰省する前に、
 東京の我が家(実家)で寝泊まりして、数日間「ロンカプの特訓合宿」もした。→ 途中で🎄の銀座に ちらっと遊びに行ったり(SONYプラザで またもや 可愛い雑貨を ちょっと買う程度)、母も一緒にご飯作ったり
楽しいこともあったな。

♪ 「ロンカプ」も難しく、最終ページの 猛烈早い アルペジオ(分散和音)の山を昇降するのも大変で、ついに最後のアルペジオは 一部だけ音を自分で低くして 何とか「それらしく」聴こえるように工夫(改ざんじゃないの~?) 

♪ さあ、これで 私の高校2年生活も終わり。
 いよいよ 高校3年➡ 受験 に突き進むことになる。

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♪ 何かひとつ、「世界でも通用するようなレベル」で
 
 突出した 素晴らしい能力、技能を持っている「Gifted ギフティッド」

 と呼ばれる人たちがいる。いわゆる「天才」


♪ 何か 得意、好き、というものごとがあったら・・・

 他人と比較しないこと ➡ 必ず、どの分野にも 自分よりすぐれている(すぐれて見える)人たちがいる。

♪ よく言われることだけれど・・・ 

 

他人と比較しない。

 自分自身の成長、向上には、
 他人との競争ではなく 過去の自分、
 なんなら 「昨日の自分」よりコンマ1㎜ でも 前進したい、と思って
 目の前のことに 心をこめて全力集中・・・


  人生の長い道のりを歩いてきた今、

  これだけは 確信を持っていえるようになった。

  人生のデコボコ道で いろんなことに出会い、
  つまづいても、転んでも、

  助けが必要な時は、堂々と助けを求めよう・・・(昔 できなかったこと^^;) 

         大丈夫、大丈夫、大丈夫・・・ しあわせになろうね💗

(続く)




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