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haruhi様@アートのチカラ(2023.1.4〜1.10)

haruhi様(TwitterID:@haruhi_dolls)が出展されていると見に行きたくなってしまう。


新宿伊勢丹6階での「アートのチカラ」を拝見した。

百貨店での展示は華やかだ。出展作家様も多ければお客さんも多い。2023年兎年に合わせて、たくさんのかわいいうさぎさんたちで賑わっており、始まりの時期に見るのにぴったりな展示だった。

まっすぐharuhi様のお人形さんに向かっていくと、「haruhiさんは人気で、作品もすぐに売れてしまいました。」などと店員さんが声をかけてくれた。そんな私もharuhi様のお人形さん目当てで来ました…ともじもじ言葉を返した。かわいいですよね〜と言ってくれて嬉しかった。


haruhi様のお人形さんの好きなところは、脆そうなピンクの着色と大きなリボン。細かい三つ編み。神聖な安らぎを感じるお顔。けばけば?もふもふ?の何かが貼られて質感に変化をつけてあるものも好き。手足の爪の先までつくりが丁寧で、haruhi様のお人形さんだー!とすぐにわかる手足の表情がすごく素敵。タイトルのつけ方にも物語性を感じて好きです。

今回目に留まったのは「円環の天使」さん。ふたりの間の大胆な空洞にいくらでも想いを馳せてしまう。この空間の意味って?とか、十字架もある…とか、ふたりの関係性とか、私とお人形さんの関係性とか、お人形さんって何なんだろう、とか。

haruhi様はお人形さんに「欠け」を表現されている。それは「物理的なものではなく、世界と身体と精神、それぞれの境界の曖昧さ、揺らぎ、の表現です。月の満ち欠けのようなもの(ご本人のツイートより)」とのことで、私はこのツイートを見て一気にharuhi様の世界に惹かれたのだった。

今回出展されていた「円環の天使」さんの空洞もしかり(こちらの作品はそういうことではないのかもしれないけれど)、haruhi様のお人形さんに「欠け」を見つけるたびにその素敵な世界にぐるぐる惹き込まれていく。

それが心地よくて何度でも会いたいお人形さんなのだろうな、と思っている。

白蛇の「幸福」さんの鱗もかわいかったなあ…。みんな体に巻かれた三つ編みの先にパールが光っていて、そのキラキラを見つけると嬉しい気持ちになる。


haruhi様のお人形さんにはなんだか神様っぽさがあるので(うまく説明できない)、心がすっと穏やかになる。気持ちを新たにしようという時期に見られて嬉しかった。

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