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影を見つめる。

ユバル・ノラ・ハラリ ‘ #21世紀における21の提言 (英語版の日本語要約) ’

第14の提言 #世俗化  P212~214

‘Acknowleding the #shadow ’ ‘ #影を知る  ’

(著者の考え)

「我々は、 #生命の歴史  の中で、最も重要な決定を下す時に来ている。」

「みずからの #宗教  、 #イデオロギー  、 #世界の見識  の過ちを指摘できる人のみが信用しうる。」

(本題)

それぞれの  #宗教  、 #イデオロギー  、 #教え  には、 #その影  がある。

どの #教え  に従おうとも、 #影の部分  を知るべきであり、

#それは私には関係ない  ’と考えることを避けなければならない。

#非宗教的科学  は、ほとんどの #伝統的宗教  に対して、少なくとも一つの点で大きく勝っている。

つまり、

#科学  は、 #その影の部分  を恐れることがない。

また、 #科学  は原則的に、誤謬と #影の部分  をすすんで認める。

もしも、超越した力によって明らかにされた #絶対的真実  を信じるならば、どんな過ちも認めることは許されない。

なぜなら、過ちを認めると、教義全体が #価値を失う  からである。

しかし、

もしも、失敗する可能性のある人間が #真実の探求  をすると捉えると、過ちを認めることは、この行為にとって自然な成り行きである。

このように考えると、 #ドグマを口にしない  世俗的な運動が、温厚な約束をする理由が分かる。

彼らは、自分たちは完璧ではないと気付いているので、漸進的な変化を望む。

例えば、最低賃金を数ドル上げることであり。

幼児死亡を数パーセント下げることである。

一方で、 #ドグマを口にする #理想主義者  は、自信過剰により、日常的に不可能なことを約束する。

これは、 #ドグマ的な #イデオロギー  の特徴である。

これらのリーダーは、‘ #永遠  ’‘ #純粋  ’‘ #解放  ’といった言葉を、あまりに軽く発言する。

まるで、 #法律を制定し  、 #寺院を建立し  、 #領域を占領する  ことによって、彼らが世界中を手中に収められるかのように。

我々は、 #生命の歴史  の中で、最も重要な決定を下す時に来ている。

個人的に私は、失敗しないことを口にする人たちよりも、無知であることを認める人たちのことを信用する。

もしも、 #宗教  、 #イデオロギー  、 #世界の見識  に、世界を導いてもらいたいならば、私の第一の質問がある。

‘あなたの #宗教  、 #イデオロギー  、 #世界の見識  が侵した最も大きな過ちは何でしたか?’

‘それは、何が間違っていましたか?’

もしも、あなたがきちんと答えられなかったら、

私は、個人的にあなたを信用しない。

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