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まったりM&A現場閑話★M&A大手アドバイザーマップ

M&Aを進めるためにはいろんなアドバイザーが必要です。
主には、FA、会計税務、法務です。

現場では、どんな方々に協力をもらっているか?
今日は、よくお願いしている大手さんたちを紹介しますね。
(長々書いていますが、トップ画見てもらえればそれで充分です💦)

①FA(財務アドバイザー)

FAは、M&Aや資金調達、IPOなどの全体をリードしてくれます。

基本的に、案件の提案から交渉窓口、DDアレンジ、手続きアレンジまで全般的にリードしてくれます。

基本的には成功報酬ベースで、その金額もかなり大きい(●億円~●●億円)ので、たくさんのプレイヤーさんがいます。
カテゴリーごとに簡単に紹介します。

メガバンク系列

日本のメガバンクは、商業銀行と投資銀行(日本では所謂証券会社)の両方を持っています。

商業銀行でも投資銀行部門(M&A推進)があったりしますが、大手企業の取り組みになるとグループ系列の証券会社(投資銀行本業)が出てくることが多いです。

・MUFJ系列:三菱UFJモルガン・スタンレー証券(通称MUMSS)
・みずほ系列 :みずほ証券(みずほ銀行子会社)
・三井住友系列:SMBC日興証券(元日興証券→Citi→三井住友子会社)

この中では、MUMSSが異例で、米大手投資銀行MS(モルガンスタンレー)との合弁会社です。なお、MUMSSは「マムス」と読みます。

外資系IB(投資銀行)

M&Aアドバイザーの花形です。就職先としても大人気。モテそうです。
グローバル投資銀行なのでクロスオーバーディールで活躍されています。
かなり大型案件が多く(数千億円~兆円クラスのディール)、成功報酬も高めです。

・ゴールドマン・サックス(GS)
・モルガン・スタンレー(MS)
・JPモルガン(JPM)
・Citiグループ
・バンク・オブ・アメリカ(BofA:バンカメと読みます)
・UBS(最近破綻したクレディスイス(CS)を買収)

もちろんこれ以外にもたくさんありますが(バークレイズとかドイツ銀行とかロスチャイルドとか)……キリがないのでこのくらいでw

国内独立証券会社

銀行系でも外資系でもない、国内独立投資銀行は、主に二社です。
いずれも国内企業のサポートが非常に手厚いです。

・野村証券
・大和証券

FAS系(会計事務所)

監査法人をメインとしていた会計事務所グループですが、FAS(
フィナンシャル・アドバイザリー・サービス)を展開。

その中で、FA業務も提供してくれます。

世界4大監査法人グループは、BIG4と呼ばれます。

・KPMG
・PwC(プライスウォーターハウスクーパース)
・EY(アーンスト・アンド・ヤング)
・デロイト トーマツ

ブティック型

投資銀行の中でも、M&Aアドバリ―業務に特化したアドバイザーをブティック型といいます。
以前は、GCAが日本で最も大きなブティックだったのですが、外資系IBであるフーリハン・ローキー(HL)に買収されてしまいましたので、今のところ該当する大手はいないです。

②会計税務DD

先ほども出てきました、世界4大監査法人グループBIG4が活躍します。
小さなディールでは、中堅以下の会計事務所や自社の経理で対応することもあります。

・PwC
・EY
・KPMG
・デロイト トーマツ

基本的は、時間給ベースです。
DD対応がメインですが、契約内容によっては交渉に協力をしてもらうことがあります。

あと、最近は法律事務所の領域にも進出を始めていて、FA~会計税務~法務まで一貫したサービスを構築しつつあります。

③法務DD・契約作成

日本では5大法律事務所がありますので、そこにお願いすることが多いです。
但し、海外とのクロスオーバーディールの場合や、海外競争法対応が必要な場合などは、現地法律がわかる現地法律事務所とも連携することになります。

・西村あさひ法律事務所
・森・濱田松本法律事務所
・アンダーソン・毛利・友常法律事務所
・長島・大野・常松法律事務所
・TMI総合法律事務所

まとめ

ということで、トップ画見てもらえれば十分な内容を1600字以上使って書いてしまいました。
読んでくださってありがとうございました🎵

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