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【キャンピングカー】車中泊を快適にする為の重要事項「冷暖房」のお話。

スキー場も続々とオープンしはじめております。
長野県もようやくインバウンドで溢れかえるような時期になってきました。

前回のお話はコチラ↓

さて今回は「冷暖房」のお話。

いろいろ記事にしているうちに、これがいちばん「最重要事項」だと気づきはじめました。

どれだけ設備が充実しても暑けりゃ、寒けりゃ、苦痛でしかないですものね。

というわけで今日は「温度管理」について。

1.FFヒーターとは

「FFヒーター」とはエンジンを掛けずにキャンピングカー内を温めるための装置です。

車を動かす為のガソリンやディーゼルタンクから燃料を拝借しそれを燃焼して生み出される熱を利用し温める仕様となっております。

・優れた機能性

まず快適な室内温度を維持できる点。
FFヒーターには室内温度管理センサーが搭載されているので温度の調節は基本オートです。
さらに、タイマー機能も備わっているので燃費の向上にも繋がっています。

その肝心の燃費ですが、ほんのわずかな燃料と電気使用量ですので燃料不足で車が動かなくなった。なんて心配も皆無。

とくに寒冷地にお住まいの方は必須アイテムになりそうです。
さらに冬の車中泊旅、冬キャンプ、ウインタースポーツをする方なども非常に便利ですね。

・注意点

適切な換気が必要となる点です。燃焼によって生成される一酸化炭素などの有害ガスを排出するため、十分な換気が必要です。
不適切な換気を行うと、一酸化炭素中毒や火災のリスクが発生するため注意が必要です。

基本的には車のマフラーのように一酸化炭素を排出する金属ホースが外に伸びてますが、それが雪などで詰まると「一生目覚めることがない」状況などもあり得なくないので注意は必要です。

・以上を踏まえて

FFヒーターの現実的な使い方は起きてる時間帯に効率よく温めて、夜寝る前はOFF。
タイマーを寒くなる日の出前にSETする事が良さそうです。

しかしそこは人間。「つけっぱなし」などもあり得るかと思います。
一応どこかの窓を1cmほど開けたりして常に新鮮な空気を取り込んでみたり。

一酸化炭素チェッカーなども車に常備させておきたいですね。(金額も安いですし)

これさえ注意していれば快適な車内空間になる事間違いないですね。
外はマイナス気温でも車内はインナーで過ごせる程暖かくできるみたいですよ。

2.エアコン(冷房)

キャンピングカーに取り付けされているほとんどは家庭用エアコンです。
本体と室外機が別途になっているごく普通のタイプ。

最近は車載用の家庭用エアコンより一回り小さなモデルもチラホラ。

・メリット

一年のうち一番厄介なのがやはり夏の猛暑かもしれません。
車内にエアコンがあれば夏場の車中泊も快適ですよね。
狭い車内なのでめちゃくちゃ冷えます。
さらにペットを飼っていらっしゃる家庭においてはお留守番中でも安心材料。っていうか必須アイテムですね。
もちろん温度調節や風量、タイマーなども付いております。

・デメリット

問題はいくつかありまして…。
ひとつは「消費電力」問題。
サブバッテリー1個で2〜3時間。
トイファクトリーの場合3個まで増設できるのでMAXでも9時間。

この数値はあくまでもエアコンのみを使った場合。
そのほかに照明やらスマホなどの充電、テレビつけたりレンチンしたり。
そう考えると使えるのはおおよそ5時間程度かなと。

もう一つの問題は室外機問題。

これです↓

ベランダや庭に置いてあるアレです


この室外機をハイエースの場合は腹下のスペアタイヤを外して装着するようになっております。
事実上スペースを考えるとこの場所一択だと思います。
※トラックをベースとしたキャンピングカーですと、横や後ろに配置可能。

コチラは車載用の小型エアコンの室外機。
家庭用の場合は更に大きくなります。

地面までの高さはおよそ15〜18cmほど。
そもそも豪雪地帯では20cmを超える雪の段差など日常とまでは言わないがよくある話。
ましてや釣りなどのゴツゴツした荒地や、泥地も行く我が家にとっては「完全にアウト」ですね…。泣

取り付け場所が場所なだけに街乗り限定の方でも、故障の話をよく耳にするのでちょっと厄介モノですね。

我が家は「付けたいけど付けられない」という判断に至りました。

3.空気循環を駆使する

エアコンが使えないとなると夏場の車中泊は諦めムードが漂いますが、いろいろ方法があるのでなんとかなります。
今現在所有しているハイエースで使っている方法をいくつか。

さて、夏場は日中の車内温度は40℃、50℃なんかも。夜間は外気温にプラス5℃くらい高くなります。
しかしこの数値は窓やドアなどを締め切った場合の話。

上手く空気を循環させる事により外気温に近づける事は可能です。

換気の方法で重要なのは窓やドアなどを最低2ヶ所空ける事。
風さえ吹いていれば1ヶ所から外の空気が入り込みもう一方の開けた箇所から空気が自然に抜けていきます。

風がない場合は窓の近くにサーキュレーターや小型扇風機などで、吸気でも排気でも構わないので風を人工的に作り出せば空気は流れていきます。

この方法で車内はだいたい外気温と同じ温度までは下がります。
あとはちょっと扇風機などを自分に向けて当てるだけでなんとかなるレベルまではいけますね。

我が家のハイエースの場合はフロントの窓を半分くらい開けて窓から新鮮な空気を取り入れる為のサーキュレーター。後ろのバックドア(リアハッチ)を10cmほど開けて空気を逃すようにしてます。

この際必要なのが虫除け対策の網戸とリアゲートストッパー。

リアはこんな感じ。

これに後ろを少しだけ開けられる便利アイテムが「リアゲートストッパー」と呼ばれるもの。
こちらの良いところは車のロックを掛ければ外から開ける事もできないし隙間も狭いので侵入できない点。
防犯上もちゃんと考えられてます。

先程説明した網戸を付ければ虫の侵入も防げて風だけ通す事が可能
取り付けはいたって簡単。カラビナで引っ掛けてロックボタンをポチればOK

4.ポータブルエアコン

どうしても室温を下げたい場合はポータブルエアコンを使う手もあります。

最近のものはわりとよく冷える製品も出てきましたが、物によってはあまりよろしくない物も…。
ここでは割愛しますがYouTubeなどで「ポータブルクーラー 車中泊」などで検索すると大量に検証された動画がでてきますので参考にしてみては。

自分はEcoFlowのポータブルエアコンが気になっております。
安く買えるタイミング見計らって買おうか検討中です。

5.最後に

冷暖房の重要性は住んでいる地域や使用場所によってそれぞれ。

我が家は暖房システムだけという選択肢になりました。
暑さも耐えきれませんが寒さの方が辛いかなと。
寒けりゃ寝具も着るものも増やせばなんとかなると思いがちですが、あまり物を増やさずにミニマムでいきたいところが正直なところ。

今後もっと進化したポータブルエアコンが発売されることを祈ってとりあえずは凌いでみようと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

次回はキャンピングカーにTVって必要かな?についてです。

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